【明慧日本2022年3月5日】黒竜江省大慶市の法輪功学習者・孫文忠さん、戴志東さん、張立国さん、孫徳国さんの4人は2022年1月8日、林甸公安分局の警官によって連行された。その後、プレッシャーと脅迫を受けた戴さんは、2月11日に死亡した。享年60歳。
連行されてから、文忠さんが泰康留置場に拘禁されたが、他の3人は「保釈」された。その後、文忠さんと張さんは警官の違法行為を訴え、告訴状をすでに大慶市検察庁などの関連部門に送った。
2022年1月8日午前11時ごろ、徳国さんと戴さんは配達のため、林甸方面へ向かった。2人は大慶市林甸のガソリンスタンドで人に法輪功の内容の小冊子を配ったが、当局が法輪功への誹謗中傷の宣伝を信じた人に通報された。それで、2人はその途中で交通警官に止められ、4、5人の警官によって連行され、林甸公安局に送られた。
午後4時ごろ、法治科の警官は徳国さんと戴さんの家の鍵を押収した。そして、警官は徳国さんの家に行き、何の証明も提示せず、捜索令状もなく、家宅捜索を行った。徳国さんの家にあるパソコンや現金、法輪功書籍などの私財を押収したうえ、徳国さんの家を訪ねていた文忠さんと張さんの2人も連行した。
その後、文忠さんはパソコン、プリンター、法輪功の書籍、法輪功の資料など、全部自分のものだと主張したとして、『刑法』の第300条を犯したという罪に問われ、泰康留置場に拘禁された。そのほかの学習者3人は1万元の保証金を強制的に取られて「保釈」された。
文忠さんの家族は文忠さんの解放を求めたが、許可されなかった。
戴さんの家にあった現金5000元と徳国さんの家にあった2万数千元の現金を警官に押収され、保証金も取られたとして、徳さんと戴さんは警官の違法行為を告訴した。
しかし、2022年2月11日、戴さんは亡くなった。戴さんは1月8日に連行された後、警官に家宅捜索され、家にあったなけなしの現金5000元を押収された。その後、保証金として1万元を強制的に取られて、戴さんは1月9日に帰宅したが、妻が亡くなって1年足らずで、妻の治療のための借金をまだ返せなかったことと、今回の保証金を息子が支払ったことで、プレッシャーを感じた。さらに、警官から、「今回のことを明慧ネットに発表して暴露するな」と脅迫され、戴さんは連行され、35日目に死亡したという。
(注:法輪功学習者を迫害している主要な責任者らの情報は、中国語のページを参照)