【明慧日本2022年3月9日】(明慧記者・章韵)「私には家も車もお金もあり、お手伝いさんも運転手さんもいますが、人生に絶望し、落胆し、強い自殺願望がありました。しかし、どうしても死ぬことができず、法輪功を修煉するために生かされていることがわかりました」。 これは、ある企業の会長夫人であるメアリー・リーさんが、自身の中国での体験を振り返ったときに語った言葉です。
中国の億万長者の夫人が、自殺寸前まで追い込まれたのは何だったのでしょうか? また、 彼女はどんな思いで法輪功修煉の道を歩み始めたのでしょうか! 彼女が修煉したあとの変化は、周囲の人に何をもたらしたでしょうか! 彼女の物語を聞いてみましょう。
一、夫の堕落が原因で不安障害を患う
メアリーさんの夫は田舎から大学に進学し、努力の末に起業家になりました。メアリーさんは「しかし、中国のような人々を腐敗堕落させる環境の中で、彼は実直な人間から、徐々に堕落した人間になっていったのです。昼間は寝ていて、夜は仕事のコネクションを作るために、毎晩、運転手に一箱の現金(賄賂用)を持たせてナイトクラブに出かけ、酔っ払っては朝早く帰ってきて大声で騒ぐのです。 彼に苦しめられ、私は重いうつ病になり、何度も自殺を試みましたが、失敗に終わりました」と振り返りました。
その後、彼は外で複数の女性を作り、その女性たちがお金の不平等な分配をめぐって喧嘩になり、メアリーさん親子を脅したそうです。「彼女たちは、私が離婚して自分たちに夫を譲るよう求めました。 時には腹が立ち怒りにまかせて夫と口論になることもありました。 当時まだ幼かった息子も、私たちの言い争いに心を痛め、劣等感を抱き、よく頭を抱えて泣いていました」
また、彼女はこうも回想しています。「当時、夫が帰宅すると口論が続き、それらが私を苛立たせて、よく頭痛で死にそうになったものです。冬のとても寒い日に、私は大きなボウルに入った冷たい水を頭からかぶって、苦しんで死ねばいいと思いました。 薬も効かず、医者に行ったら 、うつ病の症状だと言われました」
二、友人が「風水占い師」を見つけてくれた
メアリーさんは自殺しようと考えるたびに、息子のことを思い出していました。 2008年になると、苦しんで生きている彼女を見ていた友人は、私に風水占い師(以下、A先生)を紹介してくれ、周易や八卦などを学ばせ、何か手助けになればと思ったようです。
ある日、A先生が 「今日は講義をやめましょう、私が本を読んで聞かせます」と言いました。
メアリーさんはそこで静かに聞きながら、「彼が話したことはなんと正しいのだろう! 人間は死にたい時に死ねるのではなく、人間が生きているのは人間になるためでもなく、人間はもっとよいところに行ける、人間の体を持つことはなんと幸運なことだろう」と思いました。
「A先生は何の本か言わず、ただ読み続け、わたしは聞き続けました。その当時の私は頭痛症がありましたので、A先生はしばらく読み、私は寝させて下さいと頼み、そして読んでは寝て起きてまた読み、何時間も読み続けました」
その日、本読みが終わったとき、メアリーさんが何という本かと聞くと、A先生は「ああ、『轉法輪』? 法輪功です!」と答えました。
この時、A先生は彼女に、「私は東北地区で法輪功を修煉していたのですが、会社に解雇されました。私には生活の基盤がなくなったので、南方に来ました。 南方の人たちは周易と八卦を信じており、私はこれを教えて生活の設計を立てています」
メアリーさんは緊張した様子で、「あなたは知っていますか? 私たちの会社は、『天安門焼身自殺事件』を社員に見せているのですよ、それはすべて変な宗教のもので、それをやれば精神的におかしくなります」と言いました。
メアリーさんは話したあと、しばらく考えて、A先生に聞きました。「どうして、あなたが読んだことと、彼らが言ったことと違うのでしょうか?」
三、頭痛が奇跡的に消え、修煉の同修が見つかる
メアリーさんは重い頭痛を患っていましたが、不思議なことに『轉法輪』を聴き始めると眠くなるのです。
彼女は、「A先生が本を読み聞かせてくれているとき、私は少し寝ると言いました。その時、まるで自分の体が大きなゆりかごに寝ているようで、揺れているような感じがして、体がとても心地よく、本当に不思議だったのです」
「読み聞かせをしてもらった日から、頭痛を感じたことがなく、自殺という願望もなくなりました。 人間になるのは、とても素晴らしいことだと思うようになり、人間は良いところに行くことができ、因果がある事も知りました」
メアリーさんの友人は、同郷人のおばさんとある日、何気なく法輪功について話していました。そのおばさんは「あら、あなたも法輪功のことをご存じですか?」 と彼女に言ったそうです。その後、彼女はこのおばさんを私に紹介してくれました。おばさんは月に2回ほど来てくれ、そのたびに一緒に学法をして交流しています。
「このおばさんは古い大法弟子であり、中国のあのような環境では同修が見つからず、私が修煉を頑張りたいと見た師父が、私を励ますために、修煉の環境があるように、わざわざ同修と出会えるようにして下さったのだ、と思いました」とメアリーさんは言いました。
四、株式投資への執着を放棄する
修煉前のメアリーさんは、株式への投資が好きで、大金を手にすることができました。彼女は 「ずっと儲かっていましたので、完全に手を引くことができませんでした。 2015年、株の暴落で儲けたお金をすべて失いました。そのとき9割の人がすべての財産を失い破産しました。しかし、計算してみたところ、私にはまだ少しは儲かっていて、儲かったのは利子分だけで、元金は残っていました。この衝撃で私は目が覚めました」 と言いました。
その時、法輪功学習者のA先生は、彼女に「言っておきますが、私たちの法門は株の投資は禁止されています。これですべてを失い、あなたも安心したでしょう、今後はこのような投資をしないで下さい」言ったそうです。
同時に、彼女は師父の慈悲を感じ、「儲けた金こそ全部失いましたが、元金と利子分は全部残っていました。 もちろん、修煉者は投資で金儲けをしてはならないことを、分からせて下さったのです」とメアリーさんは言いました。
五、修煉を始めてすぐ、師父は私の業力を浄化して下さった
写真はメアリーさんが舌の裏にあったできもの、修煉後のある日、奇跡的に吐き出した
メアリーさんは若い頃、舌の裏にできものがあり、医者から頬に何かあると言われ、医学的には三角部と言い手術はできず、自然消滅を待つしかないと言われました。「修煉を始める前に一度腫れたことがあり、死ぬほど痛みを伴い、半月ほど注射や薬を飲みましたが治りませんでした。 修煉後に一度、急に腫れと痛みが出ましたが、今回はさらに痛みがひどかったのです」
その時、年配の同修たちが、メアリーさんと一緒に法を学び、発正念をしていました。「同修たちが帰った後、我が家でベビーシッターのアルバイトをしている、おばさんが来て、私の苦痛を見て、病院に連れて行ってくれると言いました。 私は、心配しないでください、師父が私の体を浄化して下さっていますと言いました。 彼女は私の話を信じず、家には帰らない、一晩一緒にいる、そうしないと私が気絶しても誰もわからないからと言いました」
メアリーさんは師父の説法を聞き続け、夜中に突然、見えない手が自分の頬をつかんでいるように感じ、咳き込んで口から何かが出てきたのでコップに吐き出すと、それは黒い膿と血の塊だったのです。
おばさんがコップをきれいにしようと洗いに行きましたが、とても驚いて、「わあ、舌の裏にあったできものを咳払いをして出したのですね、見てください、この白い粒状のものがそうです。 あなたの師父は本当の神様です!」と言いました。
ベビーシッターのおばさんは、それを見て不思議に思い、そして法輪大法の修煉を始めたのです。 「私が彼女に法輪功迫害の実態を伝えたとき、彼女は信じていましたので、今はもっと信じるようになりました。 そして、彼女は他の場所で仕事をするとき、行く先々でその体験を話しています。 後に、彼女は私と一緒に修煉を始めました」とメアリーさんは言いました。
六、私の変化に夫は驚く
修煉を始めたメアリーさんは、夫と口論をしなくなりました。時々、女性から電話がかかり騒がれることがあっても、メアリーさんは冷静になって彼女たちに、「それはあなた自身の事だから、どう対処するかは自分で考えて、我が家に持ち込まないで下さい。自分自身をしっかり守って下さい」と言い聞かせました。
「夫は、私の変化を不思議に思い、あちこちに私のことを尋ね、友達に私が株で損をしたのではないか? 精神的におかしくなったのではないか? と聞いていました。 後日、私は夫に、私は法輪大法の修煉を始め、この功法は人々に善に向かうことを教えており、だから、あなたと喧嘩しなくなりました、と告げました。夫は、私が修煉した後あらゆる面でよくなったのを見ると、家にいたくなりました。私は彼に法輪功の話をよくしているので、彼はよく理解しています。そして夫は、あなたたちの師父に本当に感謝しています! 」と言ってくれました。
七、周囲の人々が法輪功の真実を理解し始める
メアリーさんは修煉後、周囲に法を広め、法輪功迫害の実態を伝えています。「息子の家庭教師が私の変化を見て、真実を理解した後、三退をしました。 その後、この先生も法輪功と接触するようになりました」
息子さんはメアリーさんの変化を見て、一緒に法を学ぶようになりました。 当時、息子は学校でも『道徳礼節の精神賞』を受賞し、以前からクラスメートと和気あいあいとしていて、頭の回転も速かったのです。 その当時、ある親が私に言いました。「私の息子はあなたの息子さんの言うことをよく聞いており、あなたの息子さんの言うことを何でも信じています」と言っていました。
もう一人、私には幼なじみの友人がいます。 ある時、彼女が私と出会って言いました。「以前、あなたと出会ったとき、あなたはやせこけていて見る影もなく、抜け殻のように見えました。今は全く別人のように見えますが、どうしてでしょうか?」と聞かれました。 私は彼女に、法輪大法を修煉して、私の心身が恩恵を受けたからだ、と伝えました」とメアリーさんは言いました。
その当時、この友人の彼女は他の功法を練っていましたので、メアリーさんは彼女に法輪大法を紹介しました。その彼女は「これほど素晴らしい功法だから、あなたは大きな変化があったのですね」と言いました。 その後、この友人も大法の本を手に入れ、その本の中身に感動し、メアリーさんと一緒に修煉を始めました。そして、しばらくすると、もともと持っていた病気もすべて消えました。
2008年に法輪大法の修煉を始めた富豪の夫人は、人生観を変えただけでなく、健康な体と前向きの人生を得て、家族、友人、周囲の人々に法輪大法の素晴らしさを見てもらいました。
2019年、メアリーさんと家族は海外に移住しました。メアリーさんは 「師父は、私に法を得させて下さり、より多くの人々を修煉に導く機会を与えてくださいました、ありがとうございます 」と締めくくりました。