文/中国の大法弟子
【明慧日本2022年3月19日】私は1995年に修煉を始めた高齢の大法弟子で、今年78歳になりました。私は何十年も医療の現場で働いており、仕事の中で、真・善・忍に基づいて自分を律してきました。大法は道徳を向上させ、身体を健康にし、知恵を与えてくださいました。
医師としての仕事をこなすために、私は自分の条件に基づいて技術面の習得や治療の幅を広げるために努力し、漢方療法もマスターしました。
私は私を訪ねてくるすべての患者に思いやりを持って接しました。師父は「心に真善忍を懐き 己を修し、民に利す」[1]と説かれました。一見深刻な病気の人もおり、三級甲等医院(訳注:中国における最高等級の病院)でも治らず、私のところに来ると奇跡的に治り、私は患者たちに大法の真相を伝え、大法の福音を広め、ある人は真相を理解し、ある人たちは「三退」し、ある人たちは大法の修煉を始めました。
患者が真相を知り中共を見捨てる
私は小さな病院で内科の医師をしており、中国の整体や鍼灸の治療もある程度マスターしていました。私は主に病院の診療所や薬局で働いているので、私の検査機器は聴診器と血圧計だけです。少し条件のいい診療所でも簡単な検査室での検査しかなく、三級甲等医院の先生たちにはかなわず、三級甲等医院には検査機器がたくさんあり、MRI、CT、超音波、放射線など、各種検査が行われていました。
ある日、鉄嶺市の患者が「私の息子があなたの病気治療は非常に効果があると聞き、腰痛の症状を治していただきたいと思って来ました」と言いました。その患者は素晴らしいと感じていました。私自身も驚くべきことだと思いましたが、驚くことではなく、なぜなら師父は「放出されたエネルギーによって、まわりにいる人々も恩恵を受けることがあります。佛家は、己を済度するとともに人を済度し、衆生を済度することを重んじ、自分が修煉するだけでなく、衆生も済度しなければなりません。そこで他の人にも恩恵を与え、知らないうちに、他人の身体を調整し、病気を治してしまうことがあります」[2]と説かれたからでした。
その日に1人の人がやってきて「テタニー(訳注:手足などの痺れが発作的に起きる症状)は治りますか?」と尋ねました。私は「治すことができます」と言いました。そしてその人は「私の義理の娘は第二病院に入院してまだ治らず、すでに死亡通知書が発行されました」と言いました。その意味は「義理の娘はこうなっているが、あなたは治すことができるか?」ということでした。私が見たところその患者はとても深刻で、危険な状態であり、首が曲がっていて、酸素吸入をしており、点滴注射をしており、目を閉じて意識を失っていました。
私はその人の義理の娘を起こして、曲がった首をまっすぐにし、その娘の家族に耳元で「法輪大法は素晴らしい、真善忍は素晴らしい」と念じてもらいました。その人は私に「義理の娘はもともと法輪大法の修煉者でもあり、健康状態はとても良好でした。その後共産党が法輪功を弾圧し、息子は義理の娘を脅して法輪功の修煉をさせず、今は病気でこのような状態になりました」と言いました。私は「あなたはとても混乱していますね!」と言いました。私はその人に「あなたは彼女に死んで欲しいのですか、それとも生きて欲しいのですか?」と尋ねました。その人は「もちろん生きて欲しいです!」と言いました。私は「それなら彼女の耳元で『法輪大法はすばらしい、真善忍はすばらしい』と念じ、彼女に自由に法輪大法を修煉させてあげてください」と言いました。その人は、義理の娘が元気になったら法輪功を修煉することを支持すると約束しました。
このようにして、患者(訳注:その人の義理の娘)は診療所で1日「大法は素晴らしい」と念じたところ、翌日には治ってしまいました。その人は義理の娘を退院させるために第二病院に行きました。その人は感動して私に「病院の処置に基づいていたら、私は骨壷を持って帰らなければなりませんでした!」と言いました。
利益心を放下 ただ人を救うために
現在の社会は物質主義社会で、すべてがお金のために動いており、社会的なモラルが日に日に低下し、患者に高額な料金を請求して患者のお金を潰してしまう医者がいたり、ある医者は病気でもないのに病気があると嘘をつき、小さな病気を大きな病気であると話したりして、みな金をだまし取るためでした。大法修煉者としては決してこの流れに身を任せず、流れに逆らい、世の気風が低下するのを食い止めなければなりませんでした。
私は現在(訳注:2019年5月)80歳になろうとしていますが、大法を修煉して以来、健康であるだけでなく、思考が明確、聡明であり、特に医療技術の向上がとても速く、病気治療の効果がとてもよく、いつも奇跡が起きていました。
2000年、私は市内の薬局で診療していました。ある日、心臓病の患者が私のところにやってきて、中心医院(市内最高の三級甲等医院)にすでに1カ月以上入院しており、まだよくなっておらず、人に紹介されて私のところに診察に来ました。その人の病気を診た後、私はどのような治療計画が効果的かがわかりました。私が治療したところ、この患者は短期間で心臓の状態が回復しました。
また脳血栓や言語障害の人も、私が治療した後に良くなり、2カ月間寝たきりだった人のめまいも1回で治りました。このような患者たちはみな私にとても感謝していました。
私は患者に献身的で、料金も非常に安く、多くの難病や大病院では治らない病気を治し、患者の好評を受け、その評判は口コミで広がり、来院する患者が多く、ピーク時には1日80人を超えるほどになり、私は高齢にもかかわらず、あまり疲れを感じませんでした。
周辺の診療所や薬局から多くの患者が私のところに来て、他の診療所の嫉妬を買い「○○薬局はもはや薬局ではなく、今は病院になってしまっている!」と言って衛生局に訴えました。どこで病院を経営しようと、ただ私が座っているだけで、こんなにたくさんの患者が来てくれるとは思いませんでした。常に周りの薬局が訴えるため、役所から薬局に3日連続で「このようにすることは許されない」と電話がかかってきました。薬局の店主は我慢できずに私に「どうすればいいか?」と尋ねました。私は「私がここにいる限り、治療すべき患者がたくさん来るから、それなら私は出て行った方がいい!」と思いました。店主は私を手放すことを嫌がりましたが、どうにもなりませんでした。また店主は医学部に行っていた医師を私のところに来させて医術を学ばせました。
その薬局で働いていた間、血圧検査で得たお金は私自身のところへ戻り、1日の収入は400元に達し、私の患者がその薬局で薬を買ったお金から、店長は私に10パーセントの手数料をくれました。薬局の他のスタッフが一日中夜まで仕事をしていて大変なのを見て、私は店長に「薬の手数料のお金はいらないので、他のスタッフにボーナスとして渡してください」と言いました。
薬局を出てから私は「病院も診療所も薬局もみな行かず、このように続けるのはよくなく、私は真相を伝え、人を救わなければならない! 今の人はとてもかわいそうで、中国共産党(以下、中共)の無神論の洗脳を受け、神佛を信じず、善悪が報われるという天理も信じず、何がよいことで何が悪いことなのかもわからず、お金のためなら何でもしてしまい、招いた業が多すぎて、多くの病気になってしまった!」と思いました。私は自分の医療行為を金儲けのために利用するのではなく、病気を治療する縁を利用して法輪大法の真相を人々に伝えようと思っていました。
そこで私は人通りの多い公園内の道端を選んで、無料で血圧測定をし、漢方カイロプラクティック(訳注:脊椎を中心に身体部位を調整する手技療法)で治療し、1回の料金はたったの10元でした。血圧を測ったある患者はお金を払うと言い、私は「それなら5毛で」と言い、中には1元払おうとする人もいました。
ある心臓病の患者を治療した後、私は10元を受け取りました。その患者は「先生、なんでそんな少額のお金を請求するんですか? 去年、省の漢方医院で同じような治療を受けたら、漢方医院は私に3000元を要求しましたよ!」と言いました。私は「私は真・善・忍を修煉しており、すべては人のために行っています。今は、多くの人がリストラされ、お金がないので、少しお金をもらえればそれで大丈夫です」と言いました。
ある病院から月に1万元のオファーがありましたが、私は行かず、私は人を救いたいと思っていたからでした。
年配のある女性は、治療の過程で、私はその女性に法輪大法の素晴らしさを伝え、大法が迫害されている実態を伝え、共産党の邪悪な本質を伝え、その女性は共産党の党、共青団、少年先鋒隊を脱退しました。その女性は真相を理解し、とても喜び、治療費として1000元を出しました。私はそのお金を資料拠点に渡しました。その女性は現在(訳注:2019年5月)大法の新しい修煉者になりました。
私はとてもうれしくなり、衆生が救われれば、他のことはどうでもよかったのでした。
警官が私を守った
私が公園で治療をしていると、しばらくの間いつもある人がそばに立って私の治療を見守り、私がその人に真相を伝えると、その人も続いて聞いていました。ある時ある人が私に不遜に不快な言葉を話し、私をどうこうしなければならないと言い出しました。私の横に立っていた人がその人に「少し落ち着いてください!」と言いました。そう言いながら警察手帳を見せました。
私は驚きました! その人は私に「怖がらないでください、私はあなたを守ります」と言いました。その人はさらに「私の親戚は大法を学んでおり、ある銀行の支店長をしています。彼は清廉潔白な人物で、一銭も国のお金を横領しませんでした。他の後を引き継いだ3人の支店長はすべて汚職で逮捕されました。共産党は腐敗しすぎていますが、法輪功はすばらしい!」と言いました。
その後は公園で私を見かけるたびに、その人は「法輪大法はすばらしい!」と言いました。その人の目覚めを聞いて私はとても嬉く思いました。
公園内の公衆トイレにトイレットペーパーがなく、多くの客が苦労していました。私は公衆トイレにトイレットペーパーを置きました。するとある人が私に「そこに置かないでください、紙をどこにでも捨てる人がいますから、もったいないですよ」と言いました。そこで私は診察テーブルにトイレットペーパーを置き、欲しい人にはあげ、無料で渡しました。
私は公園で人を治療しながら、大法の福音を広め、公園の人々に「法輪大法はすばらしい、真善忍はすばらしい」と念じてもらい、多くの人が恩恵を受け、さらにある人は大法を修煉したいと思い、中共の邪悪さを認める人もおり、党、共青団、少年先鋒隊の組織を脱退しました。高齢者の中には、自宅で修煉する手段を持たない人もおり、私は家を借り、学法場所を設立し、みんなで一緒に法を学び煉功しました。
私がこの人生で大法を修煉できたことは、比類ない幸福でした! 師父の慈悲なる救い済度に感謝申し上げます!
注:
[1] 李洪志師父の詩:『洪吟』「圓明」
[2] 李洪志師父の著作:『轉法輪』