【明慧日本2022年4月10日】山東省の五蓮県検察庁は、孫仕芬さんが法輪功の資料を配布したという公安局の主張を退け、不起訴処分とした。しかし、警官らは70代の孫さんに対する嫌がらせを続けている。
法輪大法は法輪功とも呼ばれ世界の人々に親しまれる精神修養法であるが、1999年以来、中国共産党政権によって迫害されている。
孫さんは2019年6月19日、莒県果庄鎮の電柱に「法輪大法は素晴らしい、真・善・忍は素晴らしい」と書いた2枚のステッカーを貼ったことで果庄派出所の警官に連行された。孫さんの年齢が高いため、拘留は強制ではなかった。
2020年11月4日、果庄派出所の警官らは再び孫さんの自宅を家宅捜索し、孫さんの法輪功の本、法輪功の内容が入ったパソコンのメモリーカード、ポスター8枚を押収した。
翌日、警官らは再び訪れ、さらに多くの書類に指紋を押させた。11月10日、警官は再び来て、法輪功の資料をどこで入手したかを問いつめた。孫さんの長女は同日、果庄派出所に連行され、罰金を科すと脅された。
11月11日、警官は孫さんを保釈するようにと通達を出した。
2021年1月7日、五蓮県検察庁は証拠不十分として、孫さんの案件を警察に戻した。2021年6月、検察は孫さんの案件を不起訴処分とし、保釈条件も解除することを決定した。
しかし、警察は孫さんを標的にすることを諦めなかった。9月27日、再び嫌がらせをし、孫さんの家の「法輪大法は素晴らしい、真・善・忍は素晴らしい」と書かれた飾りを取り払った。また、孫さんの音楽プレーヤーを取り上げようとした。
2021年10月13日、別の警官のグループが孫さんにもう一度嫌がらせをし、法輪功を放棄する文章を書かせようとした。
2017年6月7日にも孫さんは嫌がらせを受けている。警官の集団が孫さんの家に押し入り、法輪功の本やその他の資料、法輪功の創始者の写真などを押収された。彼らは孫さんの写真を強制的に撮影し、ビデオ撮影し、指紋を採取した。また、青島市の大学に通っている孫娘を脅して、大学の受験をさせないようにした(孫娘がすでに大学に通っていることを知らなかったと思われる)。
2019年6月18日の朝、警官の一団はまず自宅で孫さんに嫌がらせをした。警官らが去った後、孫さんは近くの村にある婿の家に避難したが、そこにも警官が追いかけてきた。
6月19日、3人の警官が孫さんの家を家宅捜索し、雑誌、カレンダー、ポスターなどの法輪功関連資料を持ち去った。孫さんは果庄派出所に連行され、いくつかの事件の書類に指紋を押すよう強要され、当日の午後に自宅に帰された。