文/中国の大法弟子
【明慧日本2022年4月21日】法輪功(中国伝統の気功)迫害の実態を語り、衆生を救う過程で、幾度も危険に遭遇しました。その都度、私は師と法を信じていたので、危機の中で師は大法の威徳を現し、私を危機から救い出し、恐怖心を払拭し、衆生を救うことに専念できるようにしてくださいました。
2008年、地元で1人の同修が迫害され亡くなりました。 悪を抑止し衆生を救うため、同修達が悪人の悪行を暴くステッカーを作り、亡くなった同修の遺影を貼っていたのです。しかし、ステッカーができた後、外に貼るのを怖がる同修も多く、大きなA3ステッカーが200枚以上積まれて残ることになりました。このような状況を見たとき、「同修が迫害されて亡くなったのに、何を恐れているのか!」と思い、日中に自分で貼りに行ってみました。通りの端から端まで、一面びっしりと貼りました。群衆が集まるところならどこにでも貼りに行きます。心に恐れはなく、監視カメラがあるかどうかも考えず、他人に見られることも恐れません。
でも、昔は知らない人に迫害の実態を言うのが怖くて、いつも何にも言わずに一回りして帰ってきて、帰ってきてから後悔することがよくありました。そして今回、正念が出たことで恐怖心がなくなり、2日がかりで200枚ほどのステッカー貼りを無事に終えることができたのです。夜、静功をしていると、一つの山を師父が取り上げられるのが見えてきました。それが異次元の山であるこの恐怖という執着心だと分かったのです。それ以来、恐怖心を抱くことはなくなりました。
2011年か2012年ごろのある日、私は法輪大法の真相資料を手にして、面と向かって迫害の実態を伝えていました。そこにある40代前後の男性が近づいきたので、真相資料を差し出すと彼は受け取らず、いきなり私の手をつかんで「ついて来て」といって離さないのです。「行かない、私は人を救いに行かなければならない」と言いました。彼はまだ私の手を握りしめて離さず、私を引きずってコミュニティーの事務所まで行かされ、そこで彼がコミュニティーの責任者であることが判明したのです。
それから彼が公安局に電話すると、パトカーが来て私は連行されました。公安局では全く怖くもなく、調査にも協力せず、ずっと発正念をして、法輪功迫害の実態を語りました。そして、心の中で師父に頼み続けた結果、夕方には解放されて家に帰ることができたのです。
翌朝、再び法輪功迫害の実態を語ろうと外に出たところ、偶然にも、私を悪者扱いしたコミュニティーの責任者と遭遇したのです。彼は驚いたように私を見て、「なぜ、まだここにいるのですか?」と聞いてきました。 私は「人を救うために来たので、ここにいなければどこへ行きますか」と言いました。それ以来、彼の態度も変わり、私は法輪功紹介についての真実を説き、迫害の真相資料を配っても、彼はそれらを見ても気にせず、率先して法輪大法の真相資料を求めてくるようになったのです。誰も欲しがらないものでも、彼は欲しがるのです。彼の変化を本当に嬉しく思います。
またある時は、街頭で「三退」(中共組織を退くこと)をすすめ、人を救うために、迫害の実態を掲載したパンフレットを受け取ってくれた50代前後の男性もいました。私は真実を告げ、「三退」を勧めると、彼は喜んでそれを受け入れ、「三退」に同意してくれました。そして、職員証を取り出して見せながら、「私の職業を知っていますか? 私は公安局の警察官です。安全に気をつけてね」そう言うと、彼は立ち去ったのです。この乱世の瀬戸際に立つ命が救われたことに、心から嬉しく思いました。
2016年、迫害の実態資料を配っていたとき、ある青年に手渡したのです。 彼はそれを手に取り、「私は何をしている者かわかりますか? 公安局の者です!」と言いました。私は「公安局の人でも救われるべきです!」と言いました。彼はついて来るように言いましたが、私はすぐに逆方向へ走り出すと、彼もすぐに私を追いかけて来ました。彼に追い着かれそうなのを見て、「私はあなたの制約を受けません」という考えが頭をよぎりました。すると彼は足を止め、私を追いかけるのをやめました。またしても、大法がその威力を発揮したのです。師父、ありがとうございました。
数年前、市役所の前の庭園に、政府官僚の定年退職のOB(悪党)がたくさん集まっているのを見つけても、同修たちはそこに行って迫害の実態を語ろうとはしなかったのです。人を救うには、空白を作ってはいけないと思いました。初めは真相資料を背負い、手渡しをしようとしましたが、しかし、彼らは皆、手を振って受け取るのを拒否し、さらに法輪功の悪口を言い出しました。結局、1冊も渡せずにそのまま持ち帰りました。帰ってきてから、「あきらめてはいけない、また行かなくてはいけない」と思いました。
翌日も行きました。到着するや否や、事前に知らされていた十数人の警官に囲まれ、待ち伏せをされました。パトカーに押し込まれましたが、すぐに警官に迫害の実態を伝えました。私は「法輪大法は素晴らしい、真・善・忍は素晴らしいと覚えれば、福が訪れるでしょう」と言ったのです。パトカーが途中で止まり、「降りてよい」と言われました。冗談で言っているのかと思いましたが、彼らは何度も「降りて、降りて 」と言いました。そのままパトカーを降りて、無事家に帰りました。
翌日、私は彼らを救いたいと思い、また行きました。そこにいた人たちは、私が警察に連行されるのを見ていたので、みんな不思議そうな目で私を見ていました。私が真相パンフレットを取り出して渡したところ、中にはパンフレットを手に取る人が出てきました。配られたのはただの数冊でしたが、これが良いきっかけになりました。
再び、翌日も真相パンフレットを配布し続けたところ、前日よりも多くの人が受け取りました。数日後、また配布しに行き、今回はパンフレットを受け取った人が前回よりも明らかに多くなり、持参した資料は全部配り終えました。
それからは「共産党九評」、「共産主義の究極の目的」などの真相資料と、毎号更新されるパンフレットやミニ放送を持って、週に一度は通いました。それが何年も続いたのです。
「(法輪功迫害の実態の真相資料は)素晴らしい!」と、彼らが話しているのが聞こえてきました。時々、私が来るのを見つけると、遠くから「遅いではないか、半日も待っていましたよ」と挨拶してくれました。彼らが皆、大法の真相を受け入れ、機が熟したのを見て、私は「三退」するよう説得したのです。その結果、説得した人はみんな無事に三退に同意し、そのほとんどが悪党のメンバーでした。
たくさんの人が真実を理解し救われ、彼らが去ったあと、またもや新たな人に入れ替わり、そしてまた人が去り、また新たな人がやって来て、彼らはみな真実を理解して、救われることになったのです。ある人が私に「私は入党し、すでに35年も経つのです。まさかあなたが私を三退させるなんて」と言いました。
法輪功および迫害の真実を語り、衆生を救うこの数年間、何度も誘拐されましたが、そのたびに師父の保護のもと、無事に家に帰ることができました。師父、ありがとうございました。