　【明慧日本2022年4月30日】（明慧記者＝高思羽）神韻芸術団の7つの団は4月12日から15日まで、オーストラリアのシドニーから始まり、米ニューヨーク州の州都アルバニー、テキサス州のダラス、ワシントン州のスポケーン、「石油の都」と呼ばれるオクラホマ州のタルサ、カナダのカルガリー、モントリオール、フランスのルーベ、ドイツのルートヴィヒ、ブレーメンなどの10都市で約40公演を行った。

　観客は、舞台の鮮やかな色彩、アーティストたちの明るく誠実な笑顔、伸びやかな踊り、透き通るような歌声、舞台との絶妙な繋がりで奥行きを引き伸ばす3Dバックスクリーン映像などと共に、東洋と西洋の楽器が織りなす音楽などが心に響き、中国の伝統的な古の文化を垣間見ることができた。彼らはそれらに敬意を表し、「これこそ神の芸術だ」と絶賛する人、「正しい信仰は希望をもたらす」と感じた人、「私たちは最終的に天国に戻り、神佛のもとへ帰るのです」と話す人がいた。

4月13日から17日まで、神韻ニューヨーク芸術団は、フランス・ルーべにあるル・コロッセオ劇場（Le Colisée de Roubaix）で6公演を開催。写真は、超満員の観客が鑑賞に訪れた4月17日午後の最終公演の様子（写真提供：大紀元時報）

4月6日から4月17日まで、神韻国際芸術団は、シドニーのリリック・シアターで12公演を開催。写真は、4月15日の最終公演で、超満員の観客から拍手を送られ、出演者が2回のカーテンコールに応じる様子（写真提供：大紀元時報）

4月15日から17日まで、神韻巡回芸術団はカナダ・カルガリーのゴールデン・ジュビリー・シアターで4回の公演を開催。写真は15日夜の初回公演で、公演終了時には観客からスタンディングオベーションと拍手喝采を送られる様子（写真提供：大紀元時報）

4月15日と16日、神韻北米芸術団は、ニューヨーク州スケネクタディのプロクターズ劇場で3公演を開催。写真は15日夜の初回公演で、観客の大きな拍手に包まれてカーテンコールに応じる出演者たち（写真提供：大紀元時報）

4月13日から17日まで、神韻環球芸術団は、カナダのモントリオール芸術センターのメスカリン劇場で6公演を開催、ほとんどの公演が完売した。写真は、4月15日の第3公演終了後、観客から感謝の拍手を送られる様子（写真提供：大紀元時報）

4月15日から17日まで、神韻新世紀芸術団は、ダラスのAT&Tパフォーミング・アーツ・センターオペラハウスで4公演が行われ、満席となった。写真は、劇場の外観（写真提供：大紀元時報）

　アルバータ州の政界要人は、神韻の多大な励ましに感謝する

神韻巡回芸術団は4月15日から17日までと、23日から24日までカナダ・アルバータ州2都市での公演を前に、政界要人から祝辞が贈られる（大紀元時報の合成写真）

　神韻巡回芸術団は、4月15日からカナダ・アルバータ州カルガリー市とエドモントン市で合わせて7公演を行い、アルバータ州首相、カルガリー市長、複数の国・州・市の議員から祝辞が届いた。そして「神韻芸術団が共産主義文化のない中国を紹介してくれることを歓迎いたします」と述べるとともに、「誠実、優しさ、勇気というテーマを伝え」、「観客に感動的な美しさ」を届けてくれる神韻芸術団に感謝の意を表した。

　アルバータ州首相ジェイソン・ケニー氏は、「神韻の芸術は、他に類を見ない方法で私たちを一つに結びつけてくれました。そして、美を通して私たちに感動を与え、人生の意義を語り、そして私たちの文化を世代を超えて伝える手助けをしています。神韻の芸術は、私たちの異なる歴史と伝統を共有する機会を与えてくれました」と述べた。そして、神韻の来訪に感謝し、「才能溢れる神韻のアーティストたちは、創造性のある色彩豊かな舞踊と音楽を用いて文化遺産を賛美しています。そして、神韻公演をアルバータ州に届けてくれました。あなたたちの芸術的才能と奉仕に感謝いたします」と祝辞で述べた。

　同州のロブ・オア文化大臣は、神韻の公演は特に重要であるという。「歴史を理解することは、未来への発展の指針となります。だからこそ、神韻は重要なのです。神韻の公演は、古代の伝統を守りながら、文明を越えて存在する普遍的な価値観や美徳、それはアルバータ州を含む世界中で共有すべき価値観なのです」と語った。

　国会議員のパット・ケリー氏は、神韻が最も必要とされている時期にカナダに戻ってくることを「温かく歓迎」するという。「カナダ人はこの2年間大変な思いをしてきましたが、神韻はカナダ人が最も必要としているときに戻ってくれました。神韻の高揚感と前向きなメッセージが、カナダ人に大きな励ましになることを期待しています」と祝辞で述べた。

　国会議員のグレッグ・マクレーン氏は、「神韻には、優しさ、勇気、希望という重要なテーマが含まれています。観客は豪華な衣装、バックスクリーン、踊りなどに魅了させられます。事実上、神韻という意味は神の舞の美しさなのです」と称賛した。

　同議員は、「神韻は観客にインスピレーションとモチベーションを与え、疫病から脱した今、神韻がもたらすこの楽観的で前向きな姿勢は、これまで以上に重要です」と語った。

　舞踊学校校長「神韻のアーティストたちは、空を飛ぶように軽やかに踊る」

4月15日夜、オーストラリア・シドニーのリリック・シアターで行われた神韻国際芸術団の第9公演を鑑賞した、舞踊学校のエドワード・リプスキー校長（左）と、舞踊教師のパトリシア・ピエトラシクさん（写真提供：新唐人テレビ）

　「ダンサーたちの軽やかな踊りには本当に感心します。まるで重力から解放されたように、舞台を動き回るだけでなく、まるで空を飛ぶかのように跳躍していました。一つひとつの動作があのように揃い一致しており、目を見張るものがありました。このような高水準のダンスを披露するために、彼らがどれほどの努力をしたのかを想像できます」と、エドワード・リプスキー校長が話す。

　40年近く舞踊学校の校長を務めたエドワード・リプスキー氏は、4月15日にオーストラリアのシドニーで行われた神韻国際芸術団の公演を観て、「（神韻は）私の人生で観た最高の公演の一つで、心身ともに楽しめる夜でした」と語った。

　トランペット奏者「神韻は最高レベルの存在で、心を癒す効果がある」

4月17日夜、神韻公演を鑑賞したルネ・デザート氏（写真提供：新唐人テレビ）

　17日の公演には、ベルギーやルクセンブルグから、フランス・ルーべにあるル・コロッセオ劇場（Le Colisée de Roubaix）での神韻公演を観に来た観客もいた。

　フランス交響楽団のトランペット奏者ルネ・デサート氏は、神韻を称賛し続け、彼が今まで観た公演の中では最も美しく素晴らしい公演だという。そして「10点満点の出来栄えで感動しました。このように感じたのは初めてです。このような素晴らしい公演を観たことも聞いたこともなく、本当に心が洗われるようでした」と語った。

　彼は特に、アーティスト達の渾身の演技を称賛した。「私は、アーティスト一人ひとりの全身全霊の演技を感じ、すべてのダンサーの間に感情の流れがあり、それに深く感動しました。みんな全力で自分が伝えたいことを表現し、私は虜になりました。すべてのダンサー、振り付け師、音楽家の素晴らしさに圧倒されました！」

　同氏は、神韻には心を癒やす効果があるという。「神韻は心を癒やす効果があり、是非、皆さんに観に来てもらいたい。特に心が落ち込んでいる人は神韻を必ず観に来て下さい。私たちは神韻によって心が昇華させられ、大きな変化があるのです。私たちはある種のエネルギーに引き寄せられ、そのエネルギーが私たちを率い、私たちがどのレベルの生命体であっても、同じように畏敬の念を抱き、感動を共有することができるのです。私たちは公演、音楽などすべてに惹きつけられました。そのバックスクリーンはあまりにも美しく、とても精緻で少しのズレもなく、言葉で表現し難いのですが、ただただ素晴らしいと思いました」と語った。

　保険代理店オーナー「神韻は英雄の叙事詩のように壮大で、神の祝福のメッセージを伝えている」

4月15日夜、ニューヨーク州のプロクターズ劇場で神韻北米芸術団の初回公演を観賞した保険代理店のオーナー、ジョン・ゲリン氏は、「神韻は英雄の叙事詩のように壮大で素晴らしく、とても感動的だ」と述べた（新唐人テレビスクリーンショット）

　75年の歴史を持つ保険代理店のオーナーであるジョン・ゲリン氏は、 4月15日、ニューヨーク州スケネクタディのプロクターズ劇場の神韻北米芸術団の初回公演を鑑賞した後、神韻のアーティストたちの類まれな勇敢さを繰り返し称賛した。「神韻のアーティストたちが行っていることは、本当に非常に稀有な勇敢さだと思います。とてつもないプレッシャーの中、完璧な演技で、自分たちの（伝統的な）文化を表現しています。これは、今の世界では珍しい、本当に珍しいことです。リラックスして自由自在のように見えますが、そう簡単にできることではありません」

　神韻の公演から、ジョン・ゲリン氏が感じたことは、「神は存在しています。神の意向はどの国でも守られなければなりません。神の指示と神の助けがなければ、人は迷い、幸せな結末を迎えられないのです」と語った。

　（続く）