【明慧日本2022年5月26日】(貴州省=明慧記者)貴州省貴陽市南明区の法輪功学習者・饒継鈺さん(92)は、法輪功を放棄しないという理由で、2020年3月から住居監視を宣告された。数日前、検察庁の関係者が家にまでやってきて「裁判所はすでに召喚状を出した、数日後に家に来て裁判を開廷する」と言い、弁護士を雇うように告げた。
2020年3月から5月にかけて、貴州省の全域では罪のない学習者に対する「ゼロ行動」が行われた。各警察署、コミュニティ、住民委員会および町内事務所の関係者らが、直接自宅に行きあるいは電話で学習者に対する嫌がらせを行い、不当な家宅捜索や連行も広範囲にわたり発生し、90代の高齢者も見逃がさなかった。当局の関係者は学習者に「三書」に署名するように強要し、学習者と家族を脅迫した。
2020年3月7日朝、当時、饒継鈺さん(90)は、スーパーで北京路派出所の警官らにより連行され、太慈橋派出所に連れて行かれて採血を受けた。その後、警官は饒さんの自宅に行き、法輪功の書籍および真相紙幣(法輪功の文言が書かれている紙幣)8000元(約15万円)以上を押収した。饒さんは病院に送られて身体検査を受けたが、入所の基準に満たないため、夜中の12時に解放された。
帰宅した饒さんは、公安局南明支局から住居監視および「保証人を立てて尋問を待つ」を下された。
数日前、検察庁の関係者が饒さんの家にやってきて、弁護士を雇うようにと言った。饒さんは「私は何の罪も犯していないので、弁護士を雇うつもりはありません」と言うと、関係者は「裁判所はすでに召喚状を出した、数日後に家に来て裁判を開廷する」と告げた。
饒さんは字の読み書きができず、今非常に不安である。