【明慧日本2022年6月3日】山東省泰安市の法輪功学習者・程桂鳳さん(80歳女性)と李発珍さん(80代女性)は、中国共産党当局の裁判所にそれぞれ判決を言い渡された。
程さんは2021年10月22日、街で法輪功の文言が書かれた新年のカレンダーを配布しているとき、泰安市岱岳区粥店派出所の警官に連行された。警官は程さんの家を家宅捜索した。その後、程さんの息子が保証人となって、程さんは「保釈」され帰宅した。しかし、2021年末、程さんは肥城市検察庁から不当な逮捕状を発付された。2022年の年明け、検察庁は程さんを肥城市裁判所に起訴した。
2022年3月18日、肥城市裁判所は程さんに対して不当な裁判を開廷した。そして、2022年5月6日、同裁判所は程さんに懲役6カ月執行猶予1年、罰金5000元(約9万7000円)の判決を宣告した。程さんは毎週1回、司法所に顔を出すことと、1日2回、自宅にいるかどうかを確認するためにビデオ通話をすることを要求された。
李さんは程さんと同じ団地に住んでいる。2020年の夏、李さんは法輪功が迫害されている事実が書かれた資料を配る際、中国共産党による法輪功への誹謗中傷を信じている人に通報された。そのため、泰安市泰山区三里派出所の警官は李さんを連行したが、李さんはその後、自ら派出所から出て行った。しかし、派出所の警官は李さんの娘を訪ね、李さんの住所を聞き出した。
そして、一年以上、李さんは繰り返し家宅捜索され、連行された。2021年末、泰安市泰山区裁判所は李さんに(務所外での服役)懲役2年、罰金2000元(約3万9000円)の判決を下した。
現在、程さんも李さんもほかの法輪功学習者と接触しないように、自分の子供たちに監視されている状態である。