【明慧日本2022年6月18日】法輪功学習者(以下、学習者)は5月15日、「人権の街」ドイツのニュルンベルクで情報ブースを設置し、ドイツ語版の『明慧20周年報告書:中国で起きている20年間にもおよぶ法輪功への迫害』(以下「明慧報告」)の宣伝と署名を呼びかけた。中国共産党(以下、中共)による法輪功への迫害や、学習者の生体臓器収奪という犯罪まで暴露し、世間の注目を浴びた。
この日は、ニュルンベルク市政府が2年に一度開催するニュルンベルク国際人権賞の授賞式と重なり、平和や寛容、人権の重要性に多くの人が関心を寄せることを願い、伝統的な野外イベント「Friedenstafel(平和の集い)」が開催された。公式情報によると、当日の「平和の集い」には約4,000人が参加し、全員がイベントに参加した学習者の情報ブースを見たという。
ブースで迫害反対の署名をする人たち |
情報ブースでは、学習者がドイツ語版の『明慧報告』を展示した。本報告書は、過去20年間の中共による学習者への残酷な迫害に関する資料を体系的かつ効果的にまとめ、海外での法輪大法の人気と、海外の学習者による迫害反対活動も記録し、極めて重要かつ貴重な歴史記録である。
一方、学習者は5月5日、欧州議会が中国の拘禁者、特に法輪功学習者からの継続的、組織的、非人道的、国家公認の生体臓器狩りの報告について重大な懸念を表明する決議を採択したことを伝えている。
「平和の集い」の参加者の多くは、さまざまな人権団体、教会、国際慈善団体などから来た人たちである。彼らは一般的に、中共による悪名高い中国人への迫害を含む、世界中の人権侵害を懸念している。今年のニュルンベルク国際人権賞の受賞者は、新疆の強制収容所を体験し、本を書いたカザフ族の女性、セイラグル・サウイツバイさん(Sayragul Sauytbay)である。
その結果、学習者のブースの前を通りかかった人の多くが、「すでに情報を得ていた」「ドイツ連邦政府への反迫害の署名に喜んで参加する」と言った。多くの人が学習者の貢献に感謝し、また『明慧報告』に関心を示し、関連するチラシを手に取った。
ある女性は、すでに生体臓器収奪という犯罪を知っていたため、すぐに学習者を支援する署名活動を行ったという。
また、学習者から生きたまま臓器を摘出する中共の犯罪を知らなかった人は、それを知ってショックを受け、「人体は交換される商品ではない!」と述べた。
ある男性は、ブースの情報を読んで、若い人がどんどん刑務所で死んでいく一方で、年配の人は生き延びていることを知った。この方が(生きたままの臓器摘出業者にとって)理にかなっていると思ったのだ。
ブースに来た人の中には、その日の午前中に行われた授賞式に参加した人もいた。ある男性は、式典でのスピーチが特に心に響いたと語って、「中共が普通の政党ではないこと、中国共産党と一緒に善意の政策を実行することは不可能であることを人々は理解するようになった」「他の独立した信仰を持つ者であろうと、他の政治的見解を持つ者であろうと、政権は中国国内だけの異端者に寛容でない」と述べた。
人権賞を受賞したサウティバイ氏と共同執筆したドイツ人ジャーナリストのアレクサンドラ・カベリウス氏(Alexandra Cavelius:左3、サングラスとブルーを着用)は、法輪功学習者や別の人権団体のメンバーらと記念写真を撮った |
ドイツ人ジャーナリストのアレクサンドラ・カベリウス氏は、人権賞を受賞したサウティバイ氏と共同で新疆強制収容所の暴露本をドイツ語版で執筆した。また、参加者のブースにやってきて、法輪功学習者と一緒に写真撮影をした。