文/遼寧省の大法弟子
【明慧日本2022年7月6日】留置所を出た後、私は生活のために住み込みの家政婦として働いています。私がこの仕事を申し込んだ最初の日、この家族に、私は法輪功を修煉していることを伝えました。私の条件は、「仕事の合間に法を学び、煉功する環境があれば良いです」と言うことでした。彼らはこれまで十数人もの家政婦を解雇していました。 彼らは「法輪功を修煉する人が、どのような仕事をするのか見てみましょう」と言って私を雇いました。
私が世話をする老人は、短気で怒りっぽくて、とてもせっかちで、何か間違っていることを指摘すると、すぐに怒鳴りました。彼の家で仕事を始めてすぐに、窓ガラス、ストーブ、電子レンジ、錆びた鍋などをきれいに磨き、部屋をきれいに掃除し、寝具を数回洗い、栄養バランスの良い食事を作りました。毎回買い物から帰った後は、きっちりと清算しました。その老人は、物が盗まれるのを恐れて、毎晩寝るときにも聞き耳を立てていました。
しばらくの試用期間が過ぎた後、老人はだんだんと私を信頼し始めました。私は、最初の試用期間中に叱られて押し倒されても怒ることなく、修煉者の基準に従って善をもって接しました。老人の息子と嫁は、私が罵られて家に帰ることを恐れており、家の金銭や銀行の通帳、鍵、宝石などの貴重品を私に預けました。そして老人は娘に、「貪欲でなく、物を盗まない、誠実で信頼できる法輪功学習者しか信じないよ」と言いました。3年以上経った時でも、老人は私に心性を向上させる多くの機会を与えてくれました。
その日は老人の90歳の誕生日だったのですが、娘は彼を恐れて誕生日のお祝いをしませんでした。私は、老人が残念に思わないように、私が代わりに食べ物やケーキを注文して、彼の誕生日を祝うことにしました。すると彼はすぐに娘に電話をしました。管理職を務める娘と、警察署長である彼女の夫が駆けつけました。私が買ったバースデーケーキを見て、老人は泣きました。
私は台所で誕生日のための料理を作っていましたが、彼の家族全員が、私と一緒に食べようとして待ってくれていました。しかし、この時老人は突然食べ始め、「塩辛い!」と食べながら怒鳴りました。彼は来客が多いと、テーブルをひっくり返したり、怒鳴り散らしたりするなどの悪い癖が出たのでした。90歳と言う高齢者に、誰も彼に意見を言う人はいませんでした。
ちょうどその時、私が料理を持って行ったので、彼は「料理が塩辛いじゃないか!(実際は塩辛くなく、私の心性の向上のためだった)」と言って激怒しました。すると警察署長である娘の夫はこう言いました。「お義父さん、もうやめましょう。こんなに素敵な人があなたに仕えているのは、なんと幸せなことでしょう!」、私はこの時、老人の口に食べ物を運びました。これは私がここで経験した中で、彼が初めて机をひっくり返さなかったことでした。この時、家族全員が私に親指を立てました。その後、家族は私に、感謝の気持ちを表して1万元をくれましたが、私は受け取りませんでした。
その後、老人が高齢で重病になったとき、家族全員が集まってきました。私はその状況を利用して、彼らに法輪功迫害の実態を伝えて三退を勧め、縁のある人を済度しました。彼らは口を揃えて、「法輪功を修煉する人は道徳心があり、素質が良い」と言いました。
警察署長の母親が私に深々とお辞儀をした
老人が亡くなった後、警察署長である義理の息子は、私が良い人であると言って彼の母親の面倒を見てほしいと私に頼みました。家事があまり多くなかったため、私は空いた時間を利用して、彼の両親に大法の素晴らしさや神伝文化について話し、そして「天安門焼身自殺事件」は中共のでっち上げであること、『三退』すれば平安が保たれることを伝えました。そして、公安部長が彼の職権の範囲内で大法弟子を保護することができることは、彼の大きな功徳であるということ等について話しました。彼の母親は、心から真相を理解した後、繰り返し「ありがとう、ありがとう」と言って私に深々とお辞儀をしました。
外国企業の上司の家の変化
2017年、私は家政婦として新たに外国企業に務める人の家に来ました。彼は法輪功学習者であれば、安心して雇うことができると言って、私の親戚を直接訪ねていました。仕事は簡単で、私は食事を一食作るだけで、毎月彼は外国の親戚を訪ねるために帰ってくるのですが、彼は私の給料を決して間違えることはありませんでした。
この新しいリラックスした環境は、私にとって新しい形の試練でした。名声、利益、情に誘惑されることなく、大法の素晴らしさを伝える必要があります。彼の家に初めて来たとき、彼との交流を通して彼が無神論者であることが分かりました。彼はよく私にこう言いました。「あなた達は政治に関わっており、『中国共産党が滅亡するべきだ』などと言って、政府と対立しています」。彼は幹部であり、いつも自分の意見を押し通そうとしました。「神はどこにいますか? もしあなたが彼を呼んでくることが出来れば、私は信じます」と言いました。
私は数日間非常に
師父は私の心を知っておられたのです。師父は私に、ある同修の家に行くように手配をされたのでした。同修は私に、蓮の花を持っている少女の絵をくれました。少女の隣には「真・善・忍」の三文字が書かれていました。私は壁に絵を貼り付けながら、「人々に希望を伝え、真・善・忍の普遍的な価値を示し、創世主が世界を救って天国に戻るのを待っておられるのです」、その時、私に正気が戻りました。異なる心の窓を開ければ、異なる風景が見え、異なるビジョンを持ち、異なる心境を得ることができるのです。
師父は私に、真相の手紙を書くように啓発され、知恵を与えて下さいました。そして彼が手紙を読んだ後、彼の口調は以前ほど極端ではなくなりました。私は夕食時に彼に新唐人テレビの内容を話すと、彼は非常に興味を持ちました。私は彼に真相の情報を受け取ることができるように、衛星放送を設置しました。しかし、彼はコミュニティの監視カメラを非常に恐れていたので、私は彼にこう言いました。「あなたは自分の家でテレビを見ていて、誰かに迷惑をかけましたか? あなたは見たいものを見れば良いのです!」。翌日、奇跡が起きました。仕事から帰った彼は、両手を合わせて私に「今日、三退してきました。法輪大法は素晴らしい、真・善・忍は素晴らしい、李先生は素晴らしい」と言いました。同時に彼は、他の人たちにも真相を伝えていたのです。
正しい道を歩むということは、それは我々が修煉をしてきたこの歴史の風景なのです。試練は我々人生の永遠の豊かな泉となるでしょう。真・善・忍は人々を天へと導く道なのです。ここでもう一度師父に拝礼いたします!