【明慧日本2022年7月14日】寧夏回族自治区霊武市の法輪功学習者・厳英さん(59)と夫は、2022年6月7日、自宅から呉忠市利通区国内安全保衛部門(法輪功迫害の実行機関)の警官に連行された。厳さんの夫は翌日に帰宅したが、厳さんは塩池県留置場に送られた。情報筋によると、厳さんは告訴状を郵送したとして、身柄を拘束されたという。
厳さんはポリオウィルスの感染による重い後遺症がある障がい者で、1989年に子供を産んだ後、水に触ると手が麻痺し、痙攣する奇病を患った。その後もさらに、心臓病、胃炎、婦人病、アレルギー性鼻炎、三叉神経痛などを発症し、多方で治療しても効果はなかった。
1997年5月、厳さんは心身ともに鍛える気功「法輪功」を学び始め、3カ月後、すべての病状が消えた。
しかし、1999年7.20、中国共産党当局が法輪功迫害を開始した。そのため、厳さんは連行、拘禁、強制洗脳などの迫害を受けた。2001年9月、労働教養処分3年を言い渡され、厳さんは寧夏女子労働教養所に収容された。
2021年2月21日、厳さんは嫁が経営している店で呉忠市利通区高閘派出所の所長によって連行され、同市留置場に送られた。
2021年9月14日、呉忠市利通区裁判所は学習者・厳さん、鄭亜栄さん、鄭鳳英さん、馬雄徳さんの4人に対して不当に裁判を行った。厳さんは懲役2年、罰金5000元の判決を下された。留置場に拘禁されている間、拷問を加えられた末、厳さんは乳腺癌末期、肝嚢胞、胆石などの病状が現れた。同年11月、警官は厳さんを病院に連れて行き、乳癌手術を受けさせた。その後、「保釈」として、厳さんは帰宅したが、2022年5月、保釈期間が終了した。
厳さんは帰宅した後、不当に連行され冤罪を受けた事実を書き、告訴状として、関係部門に郵送した。そのため、6月に再度警官に連行されたという。