【明慧日本2022年7月15日】貴州省の威寧県裁判所を定年退職した裁判官・周琳さんは2020年7月、法輪功について人に伝えたという理由で警官に不当に連行された。2021年末、貴陽市の南明区裁判所に懲役6年の実刑判決を言い渡された。周琳さんは不服として控訴したが、貴陽中級裁判所は原判決を維持するとした。現在、周琳さんはどこで拘禁されているのか分かっておらず、親戚や友人が非常に心配しているという。
今年63歳の周琳さんは定年する前は威寧県裁判所の裁判官であり、貴陽市観山湖区にある「美的林城」という団地に住んでいた。2020年7月30日、周琳さんは自宅の団地で法輪功について人に伝えた時、警備員に阻止され、警察に通報された。観山湖区の会展公安分局の警官らは周琳さんを連行し、不当に家財を押収し、その後、周琳さんを貴陽市三江留置場に拘禁した。
関係者によると、連行されて3日目に、地元の派出所の警官が「拘束通知書」に署名するよう周さんの家族に連絡した。しかし当時、家族は衣料などを周さんに送ることはできなかった。南明区検察院はニセの証拠を作ることに加担し、2ヶ月後、裁判が開かれると言った。
2021年末、南明区裁判所は周さんに対して懲役6年の実刑判決を言い渡した。周さんは不服として控訴したが、中級裁判所に原判決維持とされた。
現在、周さんは連行されてから2年近くが経った。当局はいろいろな理由で周さんを家族に会わせないという。