【明慧日本2022年7月19日】遼寧省本渓市に住む2人の法輪功学習者・任桂娥さん、任桂芬さん姉妹は、法輪功を実践しているとして6月22日に裁判にかけられた。任桂芬さんの夫である法輪功学習者・李洪軍さんも、拘留中に危険な高血圧を発症しつつ審理に臨んでいる。
法輪功は法輪大法とも呼ばれ、心身を健康にする伝統的な修煉法である。しかし中国共産党は1999年7月以来、この修煉法を迫害している。
任桂娥さんは2021年12月8日夜、警官に騙されてコロナウイルス検査のために臥龍派出所に赴いたところを連行された。その後、警官らは任さんの家を家宅捜索し、法輪功の本や資料、プリンターを押収した。任さんの夫は二度にわたって派出所に連行されて尋問を受けたが、いかなる質問にも答えることを拒んだ。
同日、任さんの妹の任桂芬さんとその夫の李さんも連行され、拘留された。
6月22日、南芬区裁判所で2人の姉妹の審理が行われる前、任桂芬さんの家族は警察から地元の法輪功学習者と接触しないように圧力をかけられた。家族は、任さんを無罪にするために弁護士を雇ったが、任さんはその弁護士を拒否した。
任さんは自ら弁護し、無罪を主張した。彼女は、中国には法輪功を犯罪とする法律もなければ、カルトと認定したこともないと主張した。
一方、李さんは本渓市留置場で重篤な高血圧を発症し、本渓市中医病院に運ばれた。南芬区裁判所は同病院で李さんの事件のオンライン審理を計画している。
任桂芬さんと夫の李さんが迫害の対象になるのは今回が初めてではない。任さんは懲役12年、李さんは懲役10年の不当判決を言い渡されたことがある。
(注:法輪功学習者を迫害している主要な責任者らの情報は、中国語のページを参照)