【明慧日本2022年8月6日】韓国の法輪功学習者(以下、学習者)は7月20日、ソウル市内で反迫害23周年の集会とパレードを行った。
集会はソウル市庁舎前のソウル広場で開かれた。広場の左側には徳寿宮、右側には有名な明洞通りがある。そして、広場の横にはソウル図書館があり、それも市民の憩い、集い、文化イベントの場として、最も重要な場所の一つである。
午前7時、全国から学習者が続々とソウル広場に到着し始めた。活動は午前8時30分に始まり、学習者たちが法輪功の五式の動作を実演した。濃い緑の芝生の上で、白いズボンと黄色のシャツを身につけて学習者たちはひときわ目立っていた。通勤途中の多くの市民が、エネルギーに包まれている穏やかな煉功風景を見ていた。
煉功を行う学習者たち |
学習者による反迫害23周年集会とパレード |
パレードの隊列は天国楽団を先頭に、法輪大法チーム、煉功実演チーム、オンラインレッスンチーム、脱退チーム、真相を伝えるチーム、腰太鼓チームなど8つの隊列が続いた。
パレードは2車線を使うため、歩行者や通行車両に影響する恐れがある。韓国法輪大法学会は、できる限り市民に迷惑をかけないように、横断歩道や交差点を通過する際、隊列を分けてもらうことを事前に警察署に交通支援を申請した。警察署は韓国法輪大法学会の提案を評価し、採用した。
昼休みの時間帯に合わせてパレードを行ったため、勤めている会社員も壮観なパレードを見ることができた。昼食後、人々はのんびりとパレードを見たり、携帯電話で録画したりして、そして資料を受け取り、法輪功とは何かを尋ねた。
韓国市民「迫害はやめるべき」
学習者たちは「法輪大法は素晴らしい」、「真善忍は素晴らしい」、「法輪功への迫害を停止させよう」など様々な旗や横断幕を掲げ、ソウルの市街地を練り歩き、法輪図形と『轉法輪』の大型模型もゆっくりと進行し、その後に煉功実演チームと腰太鼓隊が続いた。
多くの市民が足を止めてパレードを見ていた。隊列について歩いた人もいれば、静かに立って横断幕の内容を読んだ人もいた。
ソウル市民の金在正さん |
金在正さん(74)は、「パレードは『迫害はやめるべき』というメッセージを発信しています。皆さんは自由のためにパレードを行っており、非常に素晴らしいと思います。私たち大韓民国は自由民主の国ですから、法輪功が世界中に広まることを願っています」と語った。法輪功の説明を聞いた金在正さんは、法輪功を体験して見てみたいと言った。
ソウル市民の崔鐘天さん |
建設現場で働く68歳の崔鐘天さんはパレードを見ながら、「学習者は心身を鍛錬しているだけであり、中国共産党(以下、中共)は法輪功の人数が多いという理由で迫害するのは通用せず、共産主義だからといって勝手に迫害してはいけません」と語った。以前から法輪功に興味を持っている崔さんは、法輪功についてもっと知りたいと言った。
学習者たちは、なぜ迫害に反対し、迫害の実態を伝えるのか
翻訳家の金正淑さん(64)は、法輪大法を学んでから13年になる。知人の紹介で『轉法輪』を読んだ彼女は、法輪功が健康を得るためだけのものではなく、修煉することによって高いレベルの法理を身につけることができることを知った。
中国で法輪大法が迫害されていると聞いて、彼女は驚いた。「当時は、法輪功が迫害される理由がないのに、一つの政府としてなぜこのようなことをするのかと思い、びっくりしました。中共は政党ではなく、邪悪な集団であることが、後になって分かりました」と金正淑さんは話した。
金正淑さん |
64歳の金煜漢さんは、13年前に直腸がんの手術を受けたあと、非常に弱っていた時に法輪功を学び始めたという。当時の金煜漢さんは五十肩や糖尿病も患っており、自分の体調に対して非常に不安だったが、法輪功を学んで数カ月後、これらの病気はすべて消え、健康への心配もなくなったという。
金煜漢さんは、「迫害を受けた学習者の写真を見て、あまりにも残酷で、中共がどれほど邪悪で残酷であることを人々に伝えなければならないと思いました。ですから、迫害の実態を伝える活動があるときは、積極的に参加しています」と語った。
金煜漢さん |
61歳の李相淑さんは、16年前に修煉を始めたという。当時の李さんは仕事が忙しくて、体調が思わしくなかったため、健康増進の運動法を探していた。法輪功の動作を見て、とても美しいと思ったので、勉強し始めたという。
李相淑さん |
李さんは、「中国で迫害を受けた学習者は、迫害に加担した警官を恨むことなく、慈悲の心をもって迫害の実態を伝えています。これに対して、警官も感心しました。中国国内の学習者は23年間も迫害されていますが、残酷な弾圧は学習者の意志を動揺させることができませんでした。それどころか、世界中のより多くの人々が迫害の実態を理解し、学習者の正義行動を支持するようになりました」と語った。
51歳の金到亨さんは22年間修煉しており、寺に出家する前に法輪功と出会ったという。当時、法輪功は中国で迫害され始めたばかりだった。金到亨さんは次のように自分の心境を語った。「修煉というのは、誰が修煉してもいいし、あるいは修煉するなと言ったからといって、それに従うという問題ではありません。修煉の本質を悟れば、他人が許さなくても決して修煉をやめることはないはずです。長年の迫害の中で、法輪大法を支持し、法輪大法を実践する人がますます増えてきたのは、法輪大法の素晴らしさを目にしたからです」
金到亨さん |