【明慧日本2022年8月10日】米国バージニア州最大の町リーズバーグ市議会は7月12日、中国共産党(以下、中共)による法輪功学習者への迫害、特に良心の囚人からの生体臓器収奪の犯罪を非難する声明を全会一致で採択した。
リーズバーグ市のケリー・バーク市長は、中共による法輪功学習者への迫害を非難する声明を出した |
この声明は、中共による法輪功学習者への迫害が深刻であることを表明し、当地で広く注目されている。リーズバーグ市は、中国本土との国際線が発着するダレス国際空港に近いため、この地域で非倫理的な行為(中共による生体臓器収奪を指す)が行われる機会を提供している、と考えている。この宣言は、リーズバーグの住民は臓器移植のために中国本土に渡航する前に臓器の出所について十分に情報を得るべきであり、リーズバーグ市議会はこの問題に対する住民の意識向上を支援したいとしている。
地元の法輪功学習者に声明決議書を渡した後、市議会議員のスザンヌ・フォックス氏は、市政府を代表して地元の連邦議員に法輪功学習者のために発言すべきだと市長に提案した。翌日、ケリー・バーク市長は手紙を出しただけでなく、自ら選挙区の連邦議員の事務所に電話をかけてこの問題を実行に移した。
ラウドン郡、中共との姉妹都市提携を解消
法輪功への迫害に関する情報や関心が高まるにつれ、バージニア州の地方政府は、人権という普遍的価値を守るために、経済発展の利点を失ってでも、中共および中共政権との関係を再評価し、調整し始めている。
リーズバーグ市に属するラウドン郡は、その代表的な例である。昨年3月、ラウドン郡は地元の法輪功学習者を通じて中共による法輪功への迫害、特に生体から臓器収奪を知り、この犯罪は人間として耐え難いものであり、この迫害に対して地元の法輪功学習者と共に立ち上がるとする決議を即座に行った。
昨年7月、ラウドン郡長は議会に、北京郊外の順義市との姉妹都市関係を解消することを提案した。 会議では、郡長のフィリス・J・ランドール氏は、「順義市との姉妹都市関係は地元経済にとって良いことだが、中共の劣悪な人権記録は、人権を断固として守るという地元の規範から大きく外れているため、非常に難しい決断だ」と厳粛に語った。道義的な観点から、ラウドン郡は順義市との姉妹都市関係を断ち切らざるを得なかった。ランドール郡長の提案は、すべての郡議会議員に支持された。また、会議の前に、同市長は中共の人権の低さを示す具体的な証拠、つまり法輪功に関するニュースを実際に報道しているウェブサイトを郡議会議員に提供した。
信頼できる情報筋によると、法輪功についてを知る前、米国の一部の地方自治体は、中国関連の情報を中国の姉妹都市に頼っていたという。しかし、法輪功の素晴らしさが社会に広まり、人々が中共の劣悪な本質を知るにつれ、この現象は少なくなり、むしろ中共から離れ、さらには法輪功のために立ち上がろうという正しい気風が高まってきている。