文/河北省の大法弟子
【明慧日本2022年9月6日】ある日、真相を伝えるために出かけて、庭園を通りかかった時、庭園の階段に座っているおじいさんを見かけました。おじいさんは体調があまり良くない様子で、顔色は青白く、目もぼんやりしていました。
私はおじいさんの隣に座って話かけました。おじいさんは「わしはすでに84歳で、健康状態が良くないし、あと1年も生きられないと思う」と言ったので、私は「おじいさん、お守りをあげますから、お守りに書いてある心からの九文字『法輪大法好、真言忍好』(法輪大法は素晴らしい、真善忍は素晴らしい)を心込めて念じれば、元気になりますよ」と教えました。おじいさんは、「それは本当かい?」と聞きました。私は、「はい、本当です。 私は法輪功を学び、心からの九文字を心込めて唱えたから元気になりました」と言いました。 おじいさんは、「よし、それならお守りをもらおう」と受け取りました。
私はおじいさんに、「おじいさんは、三退のことを聞いたことがありますか?」と尋ねました。おじいさんは「いいえ、三退とはどういうことですか」と聞きました。私は「私たち中国人は、若いときから中国共産党(以下、中共)の組織である少先隊・共青団・党に入り、共産主義のために一生を捧げると誓ったことがあります。中共は理想社会を実現するどころか、非常に腐敗した社会、たくさんの悪いことをし、様々な政治運動の中で多くの人を殺しました。中共は必ず天から懲罰を受け、天によって滅ぼされるでしょう。中共の組織に入った人たちは、巻き添えにされるのです。党・団・隊から脱退すれば、神佛が人々に与えた機会です」と説明しました。
私は、「おじいさん、あなたが今日この話を聞くことができたのは、縁によるものです。私が手伝ってあげるから、脱退しましょうか?」と言いました。おじいさんは 「脱退する! 党員、団員、少先隊みんな脱退する!」と賛同し、そして、自分の名前を教えてくれました。私は「おじいさん、あなたは救われました」と言った時、おじいさんは半信半疑の表情で、「お嬢さん、こう約束してもいいかい? 旧正月の15日の午後2時に、この場所で会うことにしよう、もし私がここにいれば、私がまだ生きている証拠になる、もしいなければ、私が亡くなったということだ」と言ったのです。私はおじいさんに 「約束します」と言いました。また、おじいさんに、このお守りを大切にし、その上に書いてある「法輪大法は素晴らしい、真善忍は素晴らしい」を必ず誠心誠意に唱えるようにと伝えました。
この約束がずっと気になっていましたが、正月の15日、新型コロナ感染拡大のため庭園は閉鎖されましたので、おじいさんは庭園に行かないだろうと思い、行くことを諦めました。
禁止令が解除された後のある日、真相を伝えるために再び庭園に行くと、偶然におじいさんに出会いました。おじいさんは私に会うと感激した様子で、「お嬢さん、やっと会えたな! 約束通り正月の15日にここに来たが、見つからなかった」と握手してくれました。私は恥ずかしくなり、「おじいさん、本当に申し訳ないです! 庭園は閉鎖されたので、おじいさんは来ないと思って、約束の時間に行きませんでした」と言いました。
おじいさんは「あなたがくれたお守りは本当に効果がある。毎日心を込めて「法輪大法は素晴らしい、真善忍は素晴らしい」と唱えたら、本当に元気になった。これだけを伝えたかった」と言いました。
おじいさんはとても元気そうで、顔に赤みがさしており、爽やかな表情でした。 私はおじいさんに、「おじいさんが元気になって、私も安心しました」と言いました。おじいさんは「ありがとう」と言った時、私は、「私に感謝するのではなく、慈悲深い師父に感謝すべきです。おじいさんの命を救われたのは私の師父です」と教えました。おじいさんは、「それなら、慈悲深い師父に感謝だ」と言いました。
帰る途中で、「この小さなお守りはすごいものだ、おじいさんの命を救ったのだ」と思い、とても嬉しくなりました。この全ては師父のおかげだと知っており、慈悲深い師父に感謝しました。