　【明慧日本2022年10月5日】遼寧省丹東市の法輪功学習者・畢桂英さん（73歳女性）が、2021年12月14日、丹東市公安局の警官らに連行され、その後、丹東市拘置所に拘禁された。2022年8月に法輪功を実践していることを理由に振安区裁判所に１年６カ月の不当判決を言い渡された。これは２度目の不当判決だった。

　法輪功は世界の人々に親しまれる精神修養法であるが、1999以来、中国共産党によって迫害されている。畢さんは1997年から法輪功を習い始め、「真・善・忍」に従い、より良い人になることを目指してきた。畢さんは法輪功を学んでから心身ともに元気になった。畢さんは小売店を経営しており、質の高い食品と適正な価格で良い経営をしている。畢さんは、法輪功のおかげで健康が保たれ、70代になっても25kgの米袋を5階までラクラクと運ぶことができる。

畢桂英さん

　しかし、中国共産党による法輪功への迫害が始まって以来、畢さん宅の電話は盗聴され、1999年の秋、畢さん一家は鶏西市から実家のある丹東市に引っ越した。

　2016年６月14日、畢さんは人に法輪功迫害の事実に関する資料を配布した時、興東派出所の警官らに連行され、丹東市拘置所に拘禁された。

　2016年9月28日に元宝裁判所に懲役1年の判決と5000元の罰金を言い渡された。畢さんは上訴したが、中級裁判所に却下された。

　2017年2月14日、畢さんは遼寧省女子刑務所に連行された。畢さんは2人の受刑者に24時間体制で監視され、睡眠を奪われていた。畢さんは、全身性浮腫を経験し、特に両足がすごく腫れていた。

拷問のイメージ図：熬鷹（日本語では「疲弊した鷹」のことをいい、睡眠剥奪の拷問のことをいう）

　2021年12月14日、畢さんは振興区分局国内安全保衛部門の警官らと永昌派出所の警官らに連行された。警官らは、畢さんが法輪功に関する情報資料を配布している監視ビデオを畢さんに見せた。畢さんのタブレット、携帯電話、法輪功関連の資料は、警官らに押収された。

　畢さんは翌日、丹東拘置所に連行された。警察は2022年1月に畢さんの事件を振安区検察庁に提出した。その後、畢さんは起訴され、事件は振安区裁判所に移された。

　畢さんの最初の審理で、裁判所はパンデミックを言い訳に畢さんの家族に傍聴について通知しなかった。畢さんは2022年8月17日に2回目の出廷をし、振安区裁判所に懲役1年6カ月の不当判決を言い渡された。