【明慧日本2022年10月18日】真に大法を修煉しているのに、時々、なぜか「気が緩み、精進できない」ということがあります。それは主に安逸な気持ちの現れで、苦労を恐れ、意志が弱く、外から妨害されやすい側面があります。
2020年の前半、ある時、私は第五式功法をしたり、正念を発するとき、足を組んだとたん、膝のところが裂けるかと思うほど痛くなりました。
師父は「修煉者の理は常人の理とは相反するものです。人間は気持ちよくいられることが良いことだと思っているのに対し、大法弟子はこれが向上にとって良くはなく、気持ちよくないことが向上にとって良いことだと思っています。(拍手) この根本的な観念を変えたのでしょうか?」と言われました [1]
痛みは心性をもっと高める良い機会であり、難儀の通過と試練です。観念を変えなければなりません。しばらく続けてから、静功と発正念のとき、頭は比較的静かになり、特に正念を発するとき、何も見えませんが、強いエネルギーを感じ、全身が熱くなり汗もかきました。
実は2020年の正月から、右足のふくらはぎの左右両側が赤く腫れて痒くなり、いつも我慢できず掻きたくなっていました。特に、左側の赤く腫れた部分はだんだんと広がっていきました。しかし、私はそれを病気とは見ていません。それはただ仮の現象で、体を浄化する現象、すでに体の表面の見えるところまで浄化してきたのだと見ていました。
私は教師です。その頃は、オンラインの授業で、家にいる時間が多かったため、学法をすることを強化し、師父の説法ビデオを何度も見ました。しばらくすると、ふくらはぎの腫れがおさまって痒みもなくなり、腫れた部分の皮膚が硬くなって色が濃くなりました。その後は赤く腫れた部分の輪郭の跡が1つだけ見られる程度で、最後にはすべて正常になり、周りと変わらず弾力性も回復しました。
このことは、普通の人から見れば疱疹(ほうしん)のように見えるかもしれませんが、修煉者から見れば、体を清め、業を消去したのです。これは本当に「観念転ず 腐敗物は滅され」 [2] です。
最近、世界全体の情勢が急速に変化しています。大法弟子として、私の悟りは「きちんと自分を修める」ことです。大法弟子こそ人間社会の主役です。情勢の変化は芝居の音楽のようなものです。私たちはどのような時も、もっと「三つのこと」をよく行い、もっと多くの衆生を救うことを胆に銘ずるべきです。
中共邪党は支配している「大外宣」システム(プロパガンダ)を利用して、世の中の善悪を混同しています。全人類を危険にさらすほどの邪悪さをあらゆる手段で隠蔽し、いたるところで自画自賛します。したがって、多くの人がまだ共産邪霊の邪悪な本質を見抜くことができません。海外ではまだ、様々な政党や団体、あるいは機関などが中共側に立っています。中国大陸の民衆が、読んだり聞いたりしている情報はすべて中共が作ったフェイクニュースですので、彼らに真相を伝える大法弟子が目の前にいても、多くの人は排除しています。
武漢肺炎(新型コロナウイルス)による被害がどんなに甚大でも、中国国内の多くの人を目覚めさせることができませんでした。大陸の民衆は中共のデマに毒され、中共当局がうまく統治していると信じている現象すらあります。これらの要素はすべて大法弟子たちの衆生済度することの妨害になっています。旧勢力はこの複雑な環境を利用して、衆生を救うことを阻止しようとしています。そして「共産邪霊」の悪魔は全世界を支配し、全人類を破壊しようとしているのです。
このような事態に直面しても、大法弟子は困難の中、退いてはならないのです。師と法を信じ、大法弟子は皆、この真理を理解しているのです。それは私たちが修煉の道をしっかりと歩んでいくための基本的な保証となるものです。では、どうすれば100パーセントを達成できるのでしょうか? やはり法をよく学ぶことや法を多く学ぶことがあってこそ、法を師として照らし合わせることができるので、修煉の道を正しく歩めるのです。
最近、私は法の勉強がいい加減で、社会情勢に気を取られすぎて、本筋から逸れていました。常人に頼って社会情勢を変え、法を正すことを推し進めようとする考えが生じていたようです。今はその考えを取り除き、大きくさせません。また、気の緩みや安逸な気持ちも時折顔を出し、お金への執着が強まります。少し気を抜くと、多くの執着が顔を出し、そして深く重なると、修煉者として歩む方向性すら見失ってしまいます。
常人の社会環境の中で、今の人はお金を稼ぐこと、幸せな生活を追求することばかり口にします。2020年5月下旬、中共ウイルス(新型コロナウイルス)の流行は多少落ち着き、各地で次々と学校も始まりました。人々は世界が平和になったと思い、普段通りの生活を送り始めました。世の中の人々は危機に瀕していることを知らず、大法弟子が伝えた真相を受け入れるのが遅いように思います。大法弟子が人を救うのはやはり難しいことですが、続けて行うべきです。しかし今の世の中の人々は、みんな単純な人間ではありません。だからこそどんな魔難があっても、世の中が混乱してどのように変化しても、大法弟子は師と大法に対する堅い信念に基づき、慈悲心をもってすべての衆生を救うのです。
現在、学校が始まって一週間になります。この学校の高校二年生は、クラスを分け直しました。授業中に何人かの生徒が居眠りをし、何度も繰り返し注意しても直らないので怒ることがあります。それは私の心が十分に穏やかで安定していないこと、また都合のいい話が好きで、悪い話が聞きたくないという気持ちを示しています。すべてきちんと直す必要があります。師父は修煉者が出会ったすべてのことは偶然ではないとおっしゃいました。十分な正念があれば、物事は悪い方向には行かないのです。
もし、法に合わないことがあれば、慈悲深く訂正をお願いします。
注:
[1] 李洪志師父の著作:『二〇〇五年サンフランシスコ法会での説法』
[2] 李洪志師父の著作:『洪吟』「新生」