　【明慧日本2022年10月31日】（台湾台北＝明慧記者・李佳）10月22日午後、1000人以上の法輪功学習者（以下、学習者）が台北の市庁広場に集まり、中国共産党（以下、中共）の党、団、隊の組織から脱退した4億人の中国人を声援する「全世界4億人の脱退を祝う」活動を行った。多くの要人が出席し、支持を表明した。

10月22日午後、「全世界4億人の脱退を祝う」活動に参加する要人たち

　2004年末に大紀元社説シリーズ『共産党についての九つの論評』が発表された後、中国本土で中共の組織から脱退するブームが引き起こされた。現在に至るまで、4億人以上の中国人が大紀元ウェブサイトで、中国人を迫害するこの邪悪な組織から離れ「三退」を声明した。

　今までニューヨーク、サンフランシスコ、シドニー、メルボルン、アイルランド、韓国、バンクーバーなど、少なくとも数十の都市で、4億人の三退を祝う活動が開催された。

　台湾法輪大法学会「迫害の実態を知り、迫害に加担しないように」

　集会で、台湾法輪大法学会理事長の蕭松山教授は、「江沢民集団による法輪功への迫害は23年間続いており、中共は今も学習者を迫害し、ひいては生きたままの臓器を摘出して販売しているのです...しかし、中共がメディアとインターネットを厳しく監視しているため、一般の人々がこれらの事実を知ることは非常に困難です」と述べた。また、中国の国民に「迫害の実態を知り、利用されて法輪功の迫害に加担しないように」と呼びかけた。

蕭松山教授

　同教授はまた、「台湾の人々が道徳的勇気を発揮し、三退の意義を知ってから、様々な方法で中国人に三退すべきことを知らせてほしいです」と述べた。

台湾脱退サービスセンターの劉秉華さん

　続いて、台湾脱退サービスセンターの担当者である劉秉華さんは、「十数年来、台湾の脱退ボランティアスタッフを含めて世界中の学習者が、修煉者の善の心を持って、無報酬で苦労を惜しまず、対面またはインターネット、電話、ファックスなどの方法で、中国本土の人々に迫害の事実を伝えています。毎月、台湾のボランティアスタッフが約2万人の中国人を三退させています」と紹介した。

許凱雄教授

　台湾被迫害学習者救援協会会長の許凱雄教授は、「脱党を選択した人たちは皆、沈黙を破る選択をしました。迫害の実態を理解した一部の中共の警官は学習者に難癖をつけず、『あなたたちは良い人だから、気をつけて』と言うのです。これはまさに迫害の実態を伝えたことで、得られた成果です」と述べた。

　台湾の要人「法輪功に深い敬意を表す」

　当日の集会には、多くの要人が出席し、演説を行った。台湾基進党中央党部の秘書長・王興煥氏は、「法輪功に深い敬意と感謝の意を表します。学習者たちは、知識と犠牲で中共の非人道的犯罪を暴露し、世界で最も強固な中共に反対する力、中共に反対する先駆者です」と述べた。

王興煥氏

　同氏は、中共は宗教を迫害する残虐な罪を犯し、その本質は世界最大の邪教であると指摘した。同氏は過去にフランスで多くの学習者と接触し、学習者たちと共感していた。台湾の多くの人も中共に迫害された経験があるため、法輪功、チベット人、香港人、ウイグル人など迫害されている集団に同情する人が多いという。「世界で中共に迫害されている人たちと同じ側に立たなければなりません」と強調した。

林頴孟議員

　台北市議会の林頴孟議員は演説で、「中共はいつも嘘をつき、美しく飾り立てています。世界中で中共は嘘をつくことを知っている人がますます増えており、4億人が中共の組織から脱退したというのは、とても励みになる数字です」と述べた。

　林議員は、「当時、学習者が暴露した臓器狩りを信じなかった人が多く、時間が経つにつれ、多くの人が中共の残虐行為を目にし、より多くの人が残酷な迫害が実際に行われていると信じるようになりました。臓器狩りは米国議会の公聴会でも取り上げられました」

　「中共の暴政は皆の生活を蝕んでいます。台湾の人々は目を覚まし、力を合わせて中国の人権を支持すべきです。以前、4億人が三退するということは、想像もできませんでしたが、今日、それが実現しました。みんなで力を合わせれば、中共がなくなる日が訪れると信じています」と述べた。

江志銘議員

　台北市の江志銘議員は、「今日、台北で4億人の三退を祝う活動が行われることで、より多くの人々が三退の情報を知り、さらに多くの人が三退するようになり、そして三退の運動がいたるところで花開き、世界のすべての国々に広がっていくことを願っています」と述べた。

李建昌議員

　台北市の李建昌議員は、「台湾各地の学校や公園で学習者が煉功しているのをよく見かけます。その静かさは沈黙ではなく、その静かさは巨大な力であり、真実を広めるための行動に変わることができ、世界の100カ国に広めています」と述べた。

　同議員は、学習者が、長年忍耐強く守り続けて活動し、世界の隅々で自由と人権のために頑張ってきたことを賞賛し、「台湾のすべての地域は、法輪功の友人と一緒に立ち上がるべきです」と述べた。

洪健益議員

　台北市の洪健益議員は、「4億人は台湾の人口の20倍であり、4億人が中共から脱退することは、全体主義の邪悪な勢力が必然的に滅亡することを意味します。中国本土が民主主義と自由を享受できるようにすることは、世界のすべての国が支持していることであり、全世界が一丸となって、中共を終わらせ、国民に人権を返すという目標に向かって努力することを望んでいます」と述べた。

張茂楠議員

　最後に、台北市の張茂楠議員は、「『正しいことは正しいことであり、正しくないことは正しくないことである』ということを人々に伝えるべきです。中共政権は強制的な手段を使い、国民はまったく希望が見えません。それは、政府として国民を守るのではなく、国民から略奪しているのです」と述べた。

　同議員は、「今日、中共の正体は皆さんによってすでに暴露されました。それは信用できない邪悪政権であり、生きたままの臓器狩りという犯罪を犯した政権です。各方面の力を通して、中国の人々が中共の本質を認識し、自由の価値観を信じ、法輪功を尊重するようになることを期待しています」と述べた。