【明慧日本2022年11月17日】遼寧省鞍山市に住む法輪功学習者・劉素芝さん(65歳女性)はこのほど、法輪功迫害の事実ついて人に伝えたため、立山裁判所に懲役3年6カ月の不当判決を言い渡された。劉さんが信念のために有罪判決を受けたのはこれで4回目である。劉さんは中級裁判所に上訴した。
法輪功は世界の人々に親しまれる精神修養法であるが、1999年以来、中国共産党によって迫害されている。劉さんは、1999年に法輪功を学び、多くの病気が治ったという。
今年1月4日の朝、劉さんともう1人の法輪功学習者・張運坤さん(69歳女性)は、朝市で法輪功迫害の事実について人に話したため、通報され、曙光派出所の警官らに連行された。彼女らの家も家宅捜索された。
同月18日、劉さんと張さんは、立山区公安分局の警官に連行された。その後、立山区検察院に起訴された。
立山区裁判所は8月10日、2人に対する合同審理を行った。劉さんの家族は9月29日に、劉さんが立山区裁判所に懲役3年6カ月の不当判決を言い渡されたことを知った。張さんが判決を受けたかどうかは不明である。
劉さんが受けた過去3回の不当判決
1999年、中国共産党政権が法輪功への弾圧を命じた直後、劉さんは修煉を実践する権利を求めて北京に行った。劉さんは連行され、鞍山市に戻され、鞍山拘置所に2週間拘束された。
劉さんが法輪功の修煉を放棄しないとして、警察は再び劉さんを連行しようと計画し、劉さんは放浪生活を余儀なくされた。その後、鉄東分局の警官に連行され、鞍山拘置所に拘禁された。2001年10月1日、劉さんは遼寧省女子刑務所で懲役5年の判決を宣告された。
看守は受刑者に命じて劉さんを殴らせ、2週間睡眠を奪わせた。劉さんが眠くて目を開けていられなくなると、彼らは千枚通しで劉さんを刺し、ほうきで劉さんの顔を突いた。劉さんが法輪功を放棄しないので、さらに看守は電気バットで劉さんにショックを与えた。劉さんは、めまいがし、嘔吐し続けていた。その後、劉さんは午前7時から午後9時まで、5センチ×13.2センチの小さなスツールに座るように強制された。
拷問のイメージ図:複数の電気バットでショックを与える |
2007年、劉さんは再び鉄西分局に連行され、鞍山拘置所での3カ月の後、遼寧省女子刑務所で懲役6年の刑を言い渡された。看守は劉さんに法輪功を中傷するビデオを見ることを強要し、冬には毛布と布団を提供しなかった。
釈放された後、退職を申請した際、劉さんは解雇され、退職金をもらう権利がないことを知り、ショックを受けた。
劉さんは2018年11月16日、法輪功迫害の事実に関するカレンダーを配布した時、立山区双山派出所の警官らに連行された。その後、立山区裁判所によりさらに懲役2年の不当判決を言い渡された。
(注:法輪功学習者を迫害している主要な責任者らの情報は、中国語のページを参照)