【明慧日本2022年11月19日】(江蘇省=明慧記者)江蘇省南通市の法輪功学習者・陸徳泉さんは、法輪大法の真・善・忍の信念を堅持し続けたとして、裁判所から二度にわたって懲役計5年の不当な判決を言い渡された。陸さんは刑務所から出所した後も経済的な迫害を受け、今年10月29日に死亡した。法輪大法は法輪功とも呼ばれ、心身を健康にする伝統的な修煉法である。しかし中国共産党(以下、中共)は1999年7月以来、この修煉法を迫害している。
明慧ネットに掲載された情報によると、陸さんが長年にわたって受けた迫害は、以下の通りである。
2015年6月19日、陸さんは南通国内安全保衛部門(法輪功迫害の実行機関)の警官により、南通市崇川区の麗景ホテル7階にある洗脳班に連行された。8月3日、陸さんに対する不当な逮捕状が崇川区検察庁により発付された。10月29日、同市崇川区裁判所で陸さんに対する不当な裁判が行われた。
2016年6月21日、陸さんは再び崇川区裁判所で不当な裁判を受け、7月30日に懲役2年の実刑判決を言い渡された。
2019年2月25日前後、陸さんを含めて4人の法輪功学習者が不当に連行された。8月13日、陸さんは崇川区裁判所で裁判にかけられた。2019年8月上旬、南通留置場で迫害を受けた陸さんは脳梗塞を起こし、危篤状態に陥ったため病院に運ばれ、緊急措置を受けた。家族は「陸徳泉はいつも健康で、持病もないのに、どうして突然危篤状態になったのだろうか? 連行された日も健康状態は良好だった」と疑問を抱いた。
2019年11月、陸さんは崇川区裁判所に懲役3年の実刑判決を言い渡された。 陸さんは留置場で脳梗塞を起こし、重い後遺症が残った。そして行動が困難にもかかわらず、蘇州刑務所に移送された。
陸さんは帰宅した後、また中共による経済的な迫害を受けた。陸さんは定年を迎えたが退職の手続きをしてもらえず、年金の申請もできなかった。そこで後遺症が残った身体を引きずって働かざるを得なくなった。さらに嫌がらせを受け続けて倒れた陸さんは、二度と目を覚ますことはなかった。