文/飛鳴
【明慧日本2022年12月4日】江沢民は死んだが、彼の罪は人々からも歴史からも忘れ去られることはないだろう。
江沢民は、六四天安門大虐殺の後に政権を握り、彼は汚職により国を支配したため、中国には汚職しない幹部はいなくなり、社会道徳を低下させた。中国社会は今なお、それが引き起こした弊害を背負っている。
1992年に伝え出された法輪功は、人々に徳を重んじ心を修め、何事も他人を思いやり、「真・善・忍」をもって自分を律するよう教えているため、どの社会にも有益なものである。1999年まで中国と世界各地で数千万人の人々が法輪功を修煉し、あらゆる社会階層に及んでいた。法輪功を修煉した後、人々は身体の健康を得るだけでなく、より重要なこととして道徳的な高揚を得ることができる。党幹部は清廉潔白になり、商人は誠実で信用があり、医者は謝礼金をもらわず、技術者はこつことと働く。これは社会の道徳向上に大きな貢献となる。
法輪功の人気は当時の中国共産党(以下、中共)のトップである江沢民の嫉妬を買い、江沢民は法輪功が共産党と大衆を奪い合うと考え、1999年7月20日に法輪功の迫害を開始したのである。当時の狂気は、まるで文化大革命の再来であり、その迫害は現在まで23年以上続いている。この迫害により、少なくとも4,876人の法輪功学習者が死亡し、その他にも数えきれない法輪功学習者が強制労働を強いられたり、刑を言い渡されたり、洗脳班に強制連行されたりした。非合法に投獄された法輪功学習者は、本人の意思に反して信仰を放棄させられ、不屈な法輪功学習者はさまざまな残酷な拷問を受け、多くの人が虐待により障害が残ったり、死亡したりした。これらの罪悪は、すべて江沢民が発動した血まみれの迫害によりもたらされたものである。たくさんの迫害事例が明慧ネットに記録されている。また、さらに多くの迫害事例は中共の情報封鎖により、いまだ報道されていない。
善人になるよう教える法輪功に対する江沢民の弾圧と迫害は、法輪功学習者とその家族に取り返しのつかない傷害を与えただけでなく、社会の道徳に甚大な損害を与えた。法輪功への迫害と並行して、中共幹部の腐敗がどんどん深刻になり、法輪功を迫害する公安、検察、裁判所、司法部門はまるでマフィアのようになっており、多くの中国人が偽物と有毒食品の蔓延の犠牲になっている。さらに中共は利益のために、生きた法輪功学習者から臓器を摘出している。現在、多くの若者が行方不明になっているが、その中の一部は生きたまま臓器摘出の被害者になっている可能性がある。
この23年余りの歴史は、法輪功が極めて平和で善良な集団であることを証明した。中国では、法輪功学習者が残酷な迫害を受けても、迫害する者に対して暴力的に報復した例は一度もなく、むしろ迫害に加担した人々に他人や自分を傷つけないよう慈悲深く忠告している。世界の各民主国家では、法輪功団体が多くの地域活動に参加しており、歓迎されている。同じ中華文化圏である台湾では、法輪功はさらに社会のあらゆる層から支持されている。これらのことは、法輪功を迫害する中共と江沢民らが、中国の様々な問題の原因であることを示している。
悪事の限りを尽くした江沢民は死んだが、法輪功に対する中共の迫害は続いている。私たちは江沢民を厳しく非難しながらも、迫害を止めるための努力を続けていく。社会の各界、特に中国人民が私たちと一緒になって迫害を止め、中共を解体し、中国に美しい未来をもたらすことを望んでいる。