【明慧日本2022年12月17日】吉林省舒蘭市の法輪功学習者・孫淑芬さん(女性)は、法輪功を学んでいることを理由に舒蘭市裁判所に懲役2年の不当判決を宣告された。裁判官は、3カ月前に孫さんの自宅で孫さんの案件を審理していた。法輪功は世界の人々に親しまれる精神修養法であるが、1999年以来、中国共産党によって迫害されている。
2022年3月1日、吉舒派出所の警官らが孫さんの自宅に押し入り、法輪功の本やその他の情報資料を押収した後、法輪功を放棄する書類に署名を強要した。孫さんは警官らに連行されて地元の拘置所に連れて行かれた。孫さんは高血圧のため、拘置所には入所せず、翌日釈放された。
警官は7月4日に再び孫さんの自宅を訪れ、犯罪通知書に署名するよう孫さんに言った。孫さんは署名をしなかったが、孫さんの家族は2日後、舒蘭市裁判所で孫さんに代わって署名することを余儀なくされた。
7月14日、警官2人が孫さんの自宅に現れ、写真を撮った。彼らが去った直後、孫さんの家族は裁判所からの電話を受け、孫さんは翌日の午後、召喚された。孫さんの家族は、孫さんが体調不良で、手足がしびれているので行けないと答えた。裁判所側は、孫さんの家に迎えに行くことができると言った。
裁判所は翌日の正午に再び孫さんに電話をかけた。孫さんの夫は、孫さんが健康上の理由で法廷に出廷できないと主張した。ほどなくして警官が現れ、孫さんの様子を尋ねた。彼らは孫さんの夫に、7月初旬の身体検査で腹部に腫瘍が発見されたと話した。孫さんの夫は、腫瘍のことはおろか、身体検査のことも警察から知らされていなかったことに驚いた。
裁判所は9月6日に孫さんの審理を予定していた。孫さんは体力がおちて家を出ることができなかったため、裁判官は孫さんの自宅で審理を行った。孫さんは裁判所に懲役2年の不当判決と 2,000 元の罰金を宣告された。