【明慧日本2022年12月30日】寧夏省呉忠市塩池県の法輪功学習者・宋来平さん(67)は、懲役1年半と3千元の罰金という不当な判決を言い渡されたため、その場で控訴した。二審は2019年1月28日に呉忠市地方裁判所で行われる予定だ。
宋さんは、呉忠市の留置場で不当に拘禁されていた期間、脳血栓と高血圧がさらに悪化し、常に危機的状態にあった。最近もまた半身不随が現れ、地元の病院に送られたが、重症のため入院を拒否された。拘置場は、裁判所や政法委員会に保釈を何度も申請したが、いずれも拒否された。
2018年4月15日午前8時頃、市街地を歩いていたところ、監視をしていた塩池県国内安全保衛部門(法輪功迫害の実行機関。以下、国保)の韓芳・副隊長に不当に連行された。警察は宋さんの両腕を掴み県の病院に連れて行き、身体検査をしたところ、血圧は200を超えていた。検査が基準を満たしていなかったにもかかわらず、宋さんを県の拘置所で不当に行政拘留をした。同県花馬池鎮派出所の郝瑞剛所長は2018年4月初め、自家用車に法輪功を紹介する資料が置いてあるのを見つけた。所長はそれを閲覧し記録を取り、人を派遣して、容疑者を調査し監視したという。
塩池県の国保の劉仲斌隊長は4月16日午前、花馬池派出所の陳建鵬副所長、同市の国保、同県の文化検査部門、花馬池派出所の警察である路宝栄、何雪貞、郭麗華、高紋紋,花馬池地域の警察である李寧ら十数名の警察と一緒に、宋さん一家が自宅に不在の際に、通知なしに再度不当に家宅捜索をした。
劉仲斌・国保隊長は4月25日、宋さんの家族が5千元の保釈保証金を支払ったため、保釈の手続きをしたと知らせた。帰宅後、宋さんは一日中眠り続け、約1カ月間、話し方がしどろもどろで、体の動きも不自然であった。8月20日、宋さんはまた警察に連行され、塩池県の国保により呉忠市の留置場に移された。
10月18日、同市地方裁判所第二審で宋さんを不当な裁判にかけた。弁護士は宋さんを無実として弁護し、宋さんも無実を主張して「法輪大法はすばらしい! 真善忍はすばらしい!」と叫んだ。
立証と証拠調べの段階で、弁護士は、馬祖飛・検察官が提出した「証拠」には法的根拠がなく、宋さんが犯罪を犯したことを証明できないと反論し、捜査手順と捜査員が得た証拠の不当性を指摘した。
事実を前に、馬祖飛は、話のつじつまを合わせる事ができず、うろたえ、自分の原稿を見失うときもあった。しかし結局、宋さんに懲役2〜3年を宣告するよう提言した。最終的に、劉婧・裁判官は、日を選んで判決を下すとした。
12月21日午前10時過ぎ、塩池県裁判所は青銅峽市裁判所第四法廷において、判決を下した。政法委員会の意を受け、劉婧裁判官は法的根拠が全くない状況で、意図的に法律を誤用し、証拠の出所が不明、事実不明確、証拠不十分であるにもかかわらず、宋さんに懲役1年半と3千元の罰金を不当に宣告された。宋さんはその場で控訴し、10日以内に訴状を提出した。
判決が下された後、劉裁判官と県の検察庁の職員は呉忠留置場に行き、証拠集めをしようと、宋来平さんを再び脅迫したが、宋さんはまた厳正に拒否した。
宋さんが同留置場に送られた時、脳血栓と高血圧のため拘禁条件に満たしていなかったが、強制的に拘束され、血圧を下げる薬を飲まされた。
(注:法輪功学習者を迫害している主要な責任者らの情報は、中国語のページを参照)