【明慧日本2023年1月16日】吉林省舒蘭(じょらん)市の法輪功学習者・朱兆水さん(66)は、2019年9月10日夜、警官に連行されて、罪に陥れられた。2020年11月中旬、不当に懲役3年半を宣告された。
朱さんは、舒蘭市吉舒鎮の出身で、1998年に法輪功を学び始めた。法輪功を学び始める前は、タバコと酒に溺れ、喧嘩をして拘留されたこともあった。法輪功を学んだ後、その理念に感服し、悪い習慣を改めた。かつての友人は「お前は何をやってもダメなのに、何がなんでも法輪功を修煉しなければならないのか」と朱さんに尋ねた。すると「私は、これまでの人生で、何もまじめにしたことがなかったが、法輪功を修煉することでまじめになれたといえる」と答えた。
1999年7.20、中国共産党(以下、中共)が法輪功を迫害し始めた後、朱さんは中共に不当に連行されて拘禁されると、1年以上の不当な労働教養を科された。
2002年11月3日、朱さんは、同市公安局天合派出所の警官によって同市の留置場まで不当に連行された。翌日の夜、礦区公安局刑事警察隊(刑事課に相当)にまた不当に連行され、拷問を受けた。警官・呂国良と林樹芳は、朱さんを鉄格子に吊るし、呂が殴る蹴るを始めると、林は朱さんのベルトを前後に引っ張った。朱さんは二人の警官に「法輪功を学んでいる人は皆良い人であり、過去の悪い習慣が、学んでから良くなった。酒、タバコ、賭博、喧嘩を一切やらなくなったのに、あなたたちはまだ私を虐待するのか」と言った。
拷問のイメージ図:格子に吊るし上げられる |
朱さんは降ろされた時、腕の感覚がなくなっていたが、警官はさらに、彼を三日三晩鉄格子に吊るした(目を閉じることは許されない)後、また留置場に戻した。その後、朱さんは九台市飲馬河労働教養所に連行され、1年間不当に労働をさせられたが、法輪功を止めなかったため、さらに5カ月半延長された。
2006年1月5日、舒蘭市天合派出所の付文忠副所長と林樹芳警官らは、朱さんを同市の留置場に不当に連れて行き、迫害した。彼らはまた秘密裏に、朱さんを飲馬河労働教養所で1年不当に労働させようとしたが、労働教養所から受け入れを拒否されたため、また留置場に連れ戻し不当に拘禁した。1月23日、610弁公室の責任者・王廷柏は、朱さんの家族に電話をかけ「春節を迎える。2000元で彼を引き取れ」と言った。家族がお金を借りて送金すると、朱さんは解放された。帰宅後、天合派出所の警官・傅文忠と林樹芳は何度も朱さんの家に行って嫌がらせをしたため、朱さんは仕方なく、脳血栓症にかかった妻を連れて家を出て、路頭に迷うしかなかった。
2019年9月10日夜、朱兆水さん、朱麗杰さん、孫麗梅さんら法輪功学習者は、舒蘭市の警官に不当に家宅捜索と尋問された後、同市の留置場に不当に連行されて迫害を受けた。朱兆水さんの母親(93)はご飯ものどを通らず、毎日泣きながら息子を探している。
2019年12月19日、朱さんは同市の裁判所(裁判官は吉林市船営区裁判所の李忠誠)で不当な裁判を受け、2020年11月中旬、懲役3年半の冤罪判決を受けたという。