文/海外の学習者
【明慧日本2023年2月4日】「中国で3年間に4億人以上が(武漢肺炎で)死亡」と1月16日に発表されて以来、同修の中には、4億人とか5億人とかの死亡者数にショックを受けたり、困惑したりする人もいるようです。どうしてこんなに人がいるんだろうと思った人もいます。「SARSの時に旧勢力は800万人を亡くすつもりだったではないか、 なぜ2億人になったのか?」と思う人もいれば、「どうして4億人なんだ?身の回りで3人に1人亡くなったわけでもあるまいし」と思う人もいます。人の考え方は、まちまちです。
私がこの数字に驚かなかった大きな理由の一つは、過去の古代の予言はすべて「10人に1人残す」となっており、つまり90%が死んで10%しか残らないと言っているのに対し、SARSと武漢肺炎を合わせた死亡者数は中国の総人口の50%にも満たないからです。旧勢力の「10世帯の中の1世帯残す」という按配は通用せず、破られたのです。
第二の理由は、私が長年見てきた3種類の大法弟子の修煉状態にあります。相当数の学習者は、常人のように暮らして、生活を満喫しており、常人の理と情、そして党文化を口にすることが多く、人を救うことを人生の最も重要な使命と考えていません。このような人たちは旧勢力の按配を認めないというものの、どの程度打ち破れるのでしょうか。
もしかしたら、第二、第三波に法を得た人は、ただ縁を結んで、法を得て天に帰るだけのために来たのでしょうか。もしかしたら、最初の大法弟子たちだけが、人々を救い済度する使命があるのでしょうか。最初の大法弟子たちはどれくらいいて、全体の何パーセントを占めているのでしょうか?
逆算して、最後に正法が終わった時点で、中国の学習者が6億人の中国人を救ったとします。23年間として平均すると、毎日71,667人が救われることになります。そのような同修(1999年以前に法を得た古い学習者)は7万人いれば十分で、1999年の1億人の1%以下です。もちろん、古い学習者の中にも恐怖心でなかなか外に出られず、精力的に人を救わず、大法から利益を得るだけで世の人々のために尽くせない人がいます。あるいは出てきても迫害や挫折に遭遇すると、すぐに元の楽な生活に戻る人、迫害中に恐れる心のせいで落ちて修煉を止めた人、迫害されて亡くなった人(生きたまま臓器を取られた人を含む)、病業などで他界した人などもいます。その人たちの分は、他の同修や師父が代わりにせざるを得ません。一方、粘り強く使命を果たそうとする古い学習者たちは、平均して1日に1人以上救う人もいます。第2、第3波に法を得た人たちの中にも、法を得るのが遅いが、毎日一生懸命人を救っている人もいます。
総合的な効果は目に見えており、将来、天に帰るときになれば一目瞭然です。天に帰れなければ、千年、万年の後悔でも済まないのでしょう。目下は、外に目向けたり他人に理由を求めても仕方がありません。毎日しっかりやるべきことをやり遂げることが大切です。一人ひとりを救うのは難しいことです。私たちは世間で真実を語り、世の中でポジティブな役割を果すことに精一杯で、救われた人がどのようにして新しい宇宙に受け入れられるかは、後になってから知ることになるでしょう。
もちろん、このような数字の羅列はあまり意味がないかもしれません。問題に対する合理的な考え方はたくさんあると思いますが、最も重要なことは、主観的な憶測をしたり、結論を急いだり、角を立てたりしないことだと思います。考えれば考えるほど執着し、かえって理解できなくなります。なにせよ私たちが知っていることは、広大な宇宙では大海の一滴にもならないほど限られたものなのです。法を学び、法を師とすることで、初めて時間や大まかな方向性を把握し、やるべきことを実践的に行うことができるのです。
合掌