【明慧日本2023年2月17日】(オーストラリア=明慧記者)オーストラリアの大学の上級講師である欣悦博士は、幼い頃から中国共産党(以下、中共)に系統的に洗脳されたため、かつては正真正銘の小粉紅(しょうふんこう)であった。海外に行く前、欣悦さんは中共の言うことを疑ったことが一切なく、中共と中国の区別もできなかった。中国にいた時、欣悦さんは中共が法輪功を弾圧するためにでっち上げた「天安門焼身自殺」事件を信じたので、法輪功に対して恐怖感を覚えた。しかし、健康上の問題で、漢方医学と西洋医学の両方の治療が失敗し、限界に達したとき、友人から法輪功を紹介されたのをきっかけに、欣悦さんは法輪功を学び始め、健康を取り戻した。
「天安門焼身自殺」事件について分析した『偽りの火』を見た後、欣悦さんは中共の捏造手法に衝撃を受けた。その後『共産党についての九つの論評』、『共産主義の究極の目的』を読み、中共の多くのことが捏造であることを知った。欣悦さんは今まで完璧に騙されていたことを後悔しながら、悲しくてたまらなくなった。
欣悦さんは「私は小さい頃からあれほど信頼していた党が、生まれた時からずっと私を騙していたことが分かりました。しかも何十年も私を騙し続けてきて、教科書の多くの内容でさえ嘘でした」と話した。中国には、中共のファイアウォールによる封鎖や言論の自由を制限される環境下で生活している人々が、真実の情報を得られないことを知り、欣悦さんは中国の人々に真実を伝えようと電話をかけ始めた。
中国の人々は目覚め、三退を待ちきれません
3年間の電話の中で、欣悦さんは真相を理解した中国人がますます多くなっていることに気づいた。電話を受けるとすぐに「すでに三退(中共の党、団、隊組織から脱退すること)しました」と言う人が多くなったという。電話で「ネットの封鎖を突破して大紀元サイトで脱党を表明しました、しかも家族全員をしました」と言う人がおり「脱党を勧める電話を受けたので、脱退しました」と言う人もいる。一部の人は、親戚あるいは友人が法輪功を修煉しているので、三退を手伝ってもらったと言い、また一部の人は「住んでいる村に法輪功学習者(以下、学習者)がいて、中共の法輪功に対するでっちあげと誹謗中傷、および中共の本質をとっくに知っているので、十数年前に脱退しました」と話してくれた人もいるという。
ある日、中共の悪事を聞いた党員は自分が脱退しただけでなく、欣悦さんに「私の周りにも党員の友達がたくさんいます。このようにしましょう、私はグループを作るので、グループの中で皆に伝えて、みんなを脱退させるようにして下さい!」と話した。
ある男性は「学習者が配布してくれた『共産党についての九つの論評』を読んで初めて、中共の邪悪な本質を認識し、この党はとても恐ろしいと感じたので、すぐに三退しました。私は周りの人たちにも中共の邪悪さを伝え、三退を勧めています。時には友人や親戚は信じてくれず、口論になることもありましたが、引き続き伝えなければならないと思いました。命の危険を冒しながら真実を知らせてくれたあなた達に感謝します」と話した。
小粉紅は中共による学習者の生体臓器狩りに驚愕
2000年生まれの党員で修士号を取得した小粉紅は、初めは欣悦さんの脱退を勧める話を聞いて、反中国だと思い「あなたは悪の組織をやっている!」と怒って反論した。欣悦さんは中共が毎回の政治運動で相次いで8000万人以上の中国人を迫害して殺したと伝えても、彼はまったく気にせず、その人たちはすべて反動派、裏切り者で弾圧されるべきものだと思っていた。
続いて、欣悦さんは中共が生きたまま学習者の臓器を摘出し、莫大な利益を得ていることを伝えた。彼には初耳の話だったが「他の国は臓器摘出をやっていないのですか? あるはずです」と質問した。欣悦さんは「中共による学習者の生体臓器狩りは大規模で組織的であり、中共の司法、刑務所、警察、病院が結託して行っている、真・善・忍の原則を遵守する学習者への理不尽で残酷な迫害です」と説明し、同時に、元公安局が地方で軍医の警備をした時、女性学習者の臓器を生きたまま摘出した恐ろしい現場を目撃したことを回想する録音を流した。
録音を聞いた後、小粉紅は中共が行った生体臓器狩りという残虐な行為にショックを受け、すぐに脱退し、両親にも脱退させると言ったのである。彼は欣悦さんの話をすべて理解したとき、無礼な口調を変えて、欣悦さんの安全を心配するようになった。
彼は欣悦さんに「今は言論監視、ネット警察、位置追跡、あらゆる通報があふれています。他の人と電話する時は悪い人に監視されたりしないように細心の注意を払って安全に気をつけて下さい。このような話を聞いたのは本当に初めてです。中共が行ったこれらのことについてもっと知りたいので、いつかまた電話していろいろと教えてください」と言った。
真実を知り、中共を非難する人々
中共による法輪功への弾圧・誹謗中傷の真相を知る人が増えている中で、多くの中国人は、海外に行ったとき、公の場で自由に煉功している風景を見たという。ある女性は欣悦さんに「クアラルンプールで学習者を見かけました。皆さんは良い人でとても親切です」と言った。ある日、欣悦さんはキリスト教徒である男性に法輪功迫害の実態を伝えようとした時、男性は「私は知っています。法輪功は世界の100以上の国でよく発展しており、あれほど多くの人が実践しているのに、中国だけが弾圧しているのを見て、あなたが言わなくても私はすぐ分かりました」と言った。
中共の偽・悪・闘の本質をよく知っている人も多くいる。欣悦さんは「天安門焼身自殺」はフェイクニュースで、法輪功を弾圧する口実を作るためのものであると説明したら、ある男性は「中共はフェイクニュースばかりで、それらの話を信じてはいけない、逆に聞かないといけないのです」と言った。ある男性は「『天安門焼身自殺』なんて信じられるか! あれはマクロコントロールの世論コントロールなのです」と言った。また、ある男性は「法輪功は良いものですから、当然レッテルを貼られるのです。中共はすべての良いものにレッテルを貼ります」と言ったという。
年配者が「心からの九文字」の恩恵を受ける
運輸会社を経営するある年配者は、心からの九文字「法輪大法は素晴らしい、真善忍は素晴らしい」の恩恵を受けた体験を語った。「私は河北省と山東省の境目に住んでいます。ここでも法輪功への迫害は非常に深刻であり、多くの学習者が連行され判決を受けました。2日前にはさらに2人の学習者が連行されたと聞いています。しかし、学習者たちは恐れることなく、法輪功が弾圧されていることを理解してもらうために、相変わらず街頭で資料を配り続けています」
「私自身、ずっと前から法輪功迫害の実態を知っていたので、心からの九文字を教えてもらい、命が助かったことにとても感謝しています! 私は生まれつき心臓が悪く、漢方薬をたくさん飲みましたが、効き目はありませんでした。ある日、長距離移動中に車が高速道路で立ち往生してしまいました。急に心臓が痛くなり、息が出来なくなり、死にそうな気がしました。その時、ふと学習者に教えてもらった心からの九文字を思い出しました。私は心の中で『李洪志先生助けて下さい。治ったら、私も学習者のように迫害の実態をみんなに伝えます!』と李洪志先生にお願いしました。その時突然、息が上がってきて、私はまた生き返ったのです。今、私の心臓の状態はずっと良好で、李洪志先生が私の命を救って下さったことに心から感謝しています!」
真相を理解した人々は大法書籍を読みたがる
欣悦さんは電話で、法輪功を学びたい人に出会うこともあるという。ある女性は、欣悦さんの電話を受けて感激した口調で「やっとあなた達を見つけました! ずっと法輪功の修煉方法を知りたかったのですが、なかなか出会う機会がなかったのです!」と言った。ある青年は、快く脱退に同意した後、「あなたの言う通り、真・善・忍はとてもいいです。どうやって煉功するかを教えてもらえますか?」と尋ねた。
ある実業家は「私は商売をしており、お金に困ることはありませんが、今までずっと返本帰真の修煉方法を探していました。あなたの紹介を聞いて、すごく興味があり、学びたいので、それを教える本やビデオを送ってもらえないでしょうか? もっと詳しく知りたいのです」と言った。