【明慧日本2023年2月19日】最近の情報によると、遼寧省葫芦島市南票区の法輪功学習者・劉全旺さん(59)は、連山区裁判所の張亮裁判官から不当に懲役5年の実刑判決を言い渡された。以前、劉さんは真・善・忍の信仰を堅持したとして、不当に3回の労働教養を強いられ、1回は実刑判決を言い渡されて計11年の冤罪を被り、様々な拷問を受けた。法輪功は世界の人々に親しまれる精神修養法であるが、1999年以来中国共産党によって迫害されている。
劉さんは遼寧省建平県の農村に生まれ、生計維持のため、長年炭鉱の地下作業に従事しており、珪肺症、関節リウマチ、胃潰瘍、心臓病など多くの疾病に罹患した。30歳の時、劉さんは闘病生活に苦しんでおり、人生に対する自信を失った。
1996年、劉さんは法輪功の修煉を始め、真・善・忍に従ってより良い人を目指し、わずか3カ月後、身体のすべての病状が消えた。劉さんは性格も良くなり、煙草、お酒、マージャン、喧嘩などを戒め、人を助けることをたくさん行った。
自分の身体で土砂崩れを防ぎ止めて人を救う
ある日、仕事中、突然土砂崩れが起こった。そのころ、ちょうど本社から40人以上の人が現場視察に来ていて、担当がどうしてもそのトラブルを解決できなかったので、劉さんは自分の身体で土砂崩れを防ぎ止めた。40人以上の視察者たちは劉さんの曲げた身体の下を、次々と這い、通り過ぎて安全に脱出できた。全員が安全に脱出した後、劉さんは身体を丸くして、ボールのように速やかに転がって脱出した。劉さんが出てきた後、李区長は「偉い! 40人以上の命を救った!」と劉さんの肩を叩きながら褒めた。
炭鉱で公認された良い人
ある日、炭鉱の出口が詰まった。出口を開通する作業は危険な作業のため、発破をかける200人以上の人たちは皆、家に身を隠してやろうとしなかった。炭鉱のリーダーが従業員を一人ずつ訪問したが、応じる人はいなかった。リーダーは劉さんを訪問したところ、劉さんは何の文句もなく、命の危険に晒されながら連続24時間の作業をして、詰まったところを開通した。リーダーは奨励補償として給料を上げると言ったが、結局1円ももらわなかった。同僚たちは劉さんを「本当にいい人」だと褒めた。
焼き窯に落下して奇跡が起こった
2018年、劉さんはある個人企業でクレーンを操作していた際、身体が不注意から5.2メートルの深さの焼き窯に落下した。劉さんは全身を激痛したが一日も休まず、通常通り出勤した。労災として申し出もせず、3日3泊痛かったが、劉さんはずっと師父を信じていた。4日目、痛みが突然消え、事故が起きていなかったかのように身体が正常に戻った。これは大法の奇跡が劉さんの身に起きたのだ。
良いことをした事例はまだまだたくさんあるが、劉さんは普段あんまり言及しない。「私はどこにいても個人的な損得を考えずに人を助けているのは、法輪大法を修行し、人生の存在の真の意味が分かったからです。善人、より優れた人、より高い境界の人になるように実行しているからです」と劉さんはある日語った。
法輪功迫害の実態を伝えたとして再度不当懲役5年の実刑判決
1999年7.20中国共産党が法輪功への迫害を開始して以来、劉さんは何度も連行され、拘禁され、3回にわたって労働教養を強いられた。そして1回の懲役を科され、累積して11年以上拘禁された。その間、鋭い釘先がたくさんついている棍棒で殴打され、死人ベッドに縛り付けられた。「大」という文字のような形で仰向きで縛り付けられ、吊し上げられ、両手を背中に回し手錠をかけられ、高電圧なスタンガンで電気ショックを与えられた。また指の爪を竹の楊枝で刺され、大便を口の中に入れられたり、尿の池に入れられ、蚊に刺された。それからある特定の姿勢でずっとしゃがむのを強要され、独房に拘禁され、睡眠やトイレを剥奪され、小さい椅子にずっと座るのを強要されるなど様々な拷問を受けた。
拷問のイメージ図:スタンガンでの電気ショック |
2022年4月7日午後9時ごろ、劉さん、崔兵さん、張愛民さんは南票区高橋鎮に行って法輪功迫害の実態が書かれた資料を配布したところ、中国共産党の虚言に騙された村人に通報され、現地の派出所の警官らに連行され、家宅捜索を受けた。パソコン、プリンター、スマホ、プレーヤー、法輪功創始者の写真、法輪功の書籍などを押収された。コロナ時期のため、翌日午後、3人は解放された。
同年8月19日、劉さんは再度連行され、葫芦島留置場に拘禁された。最近の情報によると、劉さんは懲役5年の実刑判決を言い渡され、崔さんも懲役2年の実刑判決を言い渡された。まだ張さんは開廷されていないという。