【明慧日本2023年3月4日】黒竜江省七台河市の女性エンジニア・趙春陽さんは2016年5月に不当に連行され、罪に陥れられ、懲役3年の実刑判決を言い渡されて黒竜江省女子刑務所に拘禁された。
趙さんは1958年に生まれ、七台河市204探査チームのエンジニアリング デザイナーである。趙さんはかつて鼻炎に罹り、冬になると熱が出て、鼻が詰まり、寝る時口で呼吸しなければならなくなった。そのため、口が常に乾いていてご飯がのどを通らなかった。 また、片方の足が大腿骨頭壊死を起こし、あまり歩けず、疲れても足を曲げることができなかった。これらの病気は、1999年に法輪功を学んだ後すべて消えた。趙さんは真・善・忍にしたがって自己を厳しく律し、家でも勤め先で皆が良い人だと認めている。
2016年5月7日午後、趙さんはバスに乗っていた時、突然5、6人の私服警官がバスに乗り込んできて、趙さんを無理やりバスから引きずり降ろし、七泰河桃南派出所に連行した。派出所で、警官らは法輪功に関することを趙さんに尋問し、「自白しないなら殴ろう」と警官らが互いに話し合っていた。警官らは趙さんの個人財産を6、7万元(約120万~140万円)を奪った。趙さんが留置場に拘禁されていた時、警官らは趙さんの家族が送ってきたものを奪って受刑者らに配り、その後受刑者らに指図して趙さんに迫害を加えた。
趙さんは2016年11月に不当に懲役3年の実刑判決を言い渡され、ハルビン女子刑務所に拘禁された。
拷問のイメージ図:小さいベンチに座るのを強要される |
刑務所はさらに高圧的で、いろいろな出鱈目なものを見ることを強要された。また、毎日、朝7時から夜10時まで、ずっと小さなベンチに座るよう強要されていた。小さな椅子の半分か3分の1にしか座れず、さらに椅子は凸凹であり、一旦趙さんが倒れると、再び座らされ、また、罵られ、侮辱され、その罵る言葉は耳に痛いものばかりだった。ある日、趙さんがサインを拒否したため、4、5人の体の大きな受刑者が趙さんの体の上に座り、頭、手、足を押さえて動かないようにし、サインを強要した。
刑務所では、食事、睡眠、トイレでも受刑者に監視され、法輪功学習者たちは互いに話してはならず、座っているときも目を閉じてはいけなかった。
ハルビン女子刑務所は、中国共産党が法輪功への迫害を加える最も残酷な刑務所の一つである。一部の統計によると、少なくとも31人の法輪功学習者は迫害により死亡し、拘禁されている学習者の90%以上は負傷しているという。