【明慧日本2023年3月7日】黒竜江省七台河市の法輪功学習者・郭春玲さん(以下、学習者)の一家4人は、ともに連行され、送致された。先日、郭さんは七台河市茄子河区裁判所に懲役8年の判決を宣告された。一審判決後、不服として、郭さんは市の中級裁判所に控訴し、親族も郭さんのため、弁護士を依頼した。法輪功は世界の人々に親しまれる精神修養法であるが、1999年以来中国共産党によって迫害されている。
2022年7月11日、茄子河区宏偉鎮に在住の郭さんと夫の張広財さん、娘の張金鳳さん、義母の袁美娥さんの4人は、ハルビン市公安局と七台河市公安局の警官に連行された。警官は朝8時から夜6時まで、郭さんの家を家宅捜索し、法輪功の関連書籍、プリンター、ワンボックスカーなどの私財を押収した。
7月11日、七台河市公安局は警官を出動させ、十数人の学習者を連行した。そのうち、10人は拘留所に入れられ、刑事拘留された。その黒幕は、七台河市公安局の国内安全保衛部門の政治委員・畢樹慶であった。警官らは尾行や電話盗聴、監視カメラなどの手段で、学習者の住所や名前の詳細を知り、半年前から計画的に行っていた。
郭さんの親族は、茄子区裁判所から「2023年2月17日、郭春玲、張広財、張金鳳、袁美娥の4人に開廷をする」という通知を受け取った。
郭さん(46歳)は、1998年から法輪功を学び始め、心身ともに健康になった。しかし、1999年7.20、中国共産党当局が法輪功への迫害を引き起こした。そして、郭さんは法輪功迫害の停止を求めに、2000年6月28日に北京へ行った。天安門広場で法輪功の功法を行った郭さんは、警官により公安分局に連行されたが、公安分局に連行された学習者が多すぎるため、郭さんは夜中に石景山体育広場に移送された。24時間後、郭さんはまた、北京市懐柔留置場に移された。そこで、真夏の太陽の下で立たされ、女性警官に罵られたり、侮辱されたりし、3日間拘禁された。それから、郭さんは北京へ来た地元の警官によって地元に送還され、拘禁されたが、7日目に病状が現れ、解放された。
拷問の再現:野蛮な灌食 |
拘禁されている間、郭さんが強制的に2日間連続、野蛮な灌食をされた。チューブを胃に入れられ、入れたチューブを引っ張られたりして、苦しくて吐き気がひどくなり、とても苦しめられた。灌食されたお腹は不快感で膨らんでいた。警官は郭さんを病院に連れて行き、診察を受けさせたが、医者は「深刻な心臓病だ。命の危険がある」と言った。そこで警官は責任を取ることを恐れて、地元の政府職員と郭さんの夫に連絡して、郭さんを家に連れて帰らせた。当時、1歳6カ月の娘は、毎日母親のことを思い出しては泣いていた。
2002年9月、郭さんは法輪功への誹謗中傷の宣伝に騙された人に通報されて、七台河第二留置場に連行された。数日後、心臓の病状がまた現れた。
2007年の年末、警官と政府の職員は郭さんの家に行き、嫌がらせをし、「逮捕してやる」と脅かした。そのため、一家は家から離れ、他の地方へ行った。「生活の維持、子供の学費、警官に見つかられる恐れ」などで、一家は平穏な日常生活ができなかったという。
2022年7月11日から、黒竜江省の多くの市や県の学習者は、頻繁に嫌がらせを受けるようになった。ジャムス市の警官は学習者本人を拘束できなかった場合、家族を人質にし、家族に「法輪功を学ぶ本人が『誓約書』を書かなければ(信仰を捨てること)、写真撮影に協力しなければ、お前たちを痛い目に遭わせるぞ」などと脅した。ある国内安全保衛部門の警官は、学習者の家の前で「ドアを開けないことは法執行に協力しないことだ。ドアを開けないことに固執するならば、ドアを破壊するぞ」と叫んだ。
警官は連行行動をした日、少なくとも、張広財さん、郭春玲さん、張春鳳さん、袁美娥さん、李麗さん、鄒雲蘭さん、李紹娟さん、温艶華さん、関洪燕さん、張淑莉さんの10人の学習者が連行され、七台河留置場に拘禁された。
七台河市茄子河区裁判所は、2023年2月16日と17日に、張広財さん、郭春玲さん、張春鳳さん、袁美娥さんなど7人に対する不正裁判を行った。
(注:法輪功学習者を迫害している主要な責任者らの情報は、中国語のページを参照)