【明慧日本2023年3月23日】フィンランドの法輪功学習者(以下、学習者)は3月16日、フィンランドのヴァンターにあるティックリラン・ルキオ高校に招待され、35人の生徒に法輪功を紹介し、中国共産党(以下、中共)による法輪功への迫害の実態を伝えた。 その後、先生と生徒に法輪功の煉功動作を教えた。
ティックリラン・ルキオ高校で法輪功を紹介し、中共による法輪功への迫害の実態を伝える学習者 |
煉功動作を学ぶ先生と生徒 |
フィンランドの学校では、通常宗教に関する授業が行われているが、毎年各校の先生は、学習者を招き、授業でプレゼンテーションを行い、生徒たちに法輪功について紹介している。
ティックリラン・ルキオ高校の授業では、学習者は法輪功とは何か、1999年以前の中国における法輪功の普及状況、そして1999年以降の中共による法輪功迫害の実態について説明した。
先ず学習者は、「1999年以前、中国体育委員会は法輪功を学ぶ学習者の数が最大7,000万~1億人に達し、当時の共産党員数を上回ると推定していました。 中国文化は世界で最も古いものの一つであり、数千年の歴史があります。 法輪功は中国の伝統の知恵を教え、道徳的価値の重要性も教えています」と紹介した。
学習者は例を挙げて説明した。「学習者は、あらゆる場面で常に他人のことを考えています。 動作を行うだけでなく、良い人になるよう自分を律し、心を修め、学習者はそれを『執着心を見つける』と呼んでいます。 すなわち、物事がうまくできなかったとき、自分の内を探し、どこに間違いがあるのかを見つけ、こうすれば心身の健康に非常に有益です」
ここまで話したとき、その場にいた先生の一人が「良い人の基準は何ですか? 」と聞いた。学習者は「真・善・忍は法輪功の修煉の原則なので、真・善・忍の基準に従い行うことです」と答えた。
そして学習者は、1999年以降江沢民元中共指導者と、共産党が始めた学習者への迫害、さらには生体臓器収奪の犯罪についても説明した。「 中共のこうした悪行が次々と明らかになり、世界中に衝撃を与えました。 また独立調査員のデビッド・マタス氏とデビッド・キルガー氏は、2006年に『血まみれの臓器狩り』に関する最初の調査結果を発表し、国際社会で注目されました」
また、EUでの勤務経験がある先生から、「中国以外の法輪功迫害の現状を教えてください」という質問があった。
学習者は、「中共は、長期にわたり、海外でも学習者に嫌がらせの電話をかけたり、フィンランドの学習者も電話での嫌がらせを経験しています。 オーストラリアに亡命した元中国領事館の陳永林氏は、米国議会で『すべての中国大使館には、法輪功迫害の関連業務を担当する職員が、少なくとも1人はいます』と証言しました。 陳永林氏が知る限りでは、『オーストラリアで活動している中国の工作員や情報提供者は、1000人以上いる』と話しました」と言った。
「フィンランドのある大学の教授が、学習者が大学構内で迫害を暴露するドキュメンタリー映画の上映を阻止しようとしました。 また、中国大使館は、2008年にフィンランドのタンペレ劇場に、神韻芸術団との公演契約を撤回するように要求しました。その理由は、中共による法輪功迫害の描写があるからでした。 当時、タンペレ劇場は中国大使館からの要求を拒否しました」と答えた。
またある人は、「法輪功は、政治的な目的があるのか、それとも中共の政治に関与していると言うレッテルを貼られてしまい、そのため、法輪功を攻撃する口実になっているのでしょうか?」と質問した。学習者はこう答えた。「 法輪功は政治に興味がなく、政治的な主張も訴えもないのです。 迫害が始まった後、学習者が行ったことは、中共の本質を世界に伝え、中国人に三退をさせ、悪の中共に従わないように呼びかけることでした。 すでに4億人以上の中国人が中共組織から脱退しています」
授業の最後に、学習者から贈られた蓮の花を受け取った先生は、「今回の講義内容は、生徒にとって素晴らしいものでした。 来てくれてありがとうございます。また次回もよろしくお願いします」と感謝の言葉を述べた。
(編集責任者:史明羲)