文/中国の大法弟子 玉潔
【明慧日本2023年4月24日】
1997年4月1日、夫と私は9日間の大法勉強会に参加し、師父の広州での説法録音を聞き、そして大法を修煉しはじめました。20年以上の修煉の道を振り返ると、様々な感情が入り交じりました。以下は、私の修煉における小さなストーリーです。自分の家に帰る道を歩んでいる私たちを、ずっと見守ってくださっている偉大で慈悲深い師父に感謝いたします。
交通事故後の奇跡
2001年、師父は世界中の大法弟子に向けて、発正念に関する経文を発表されました。夫と私はオートバイで 15キロ離れた県庁所在地に行き、新しい経文を手に入れました。戻ってきたのは夜の10時過ぎでしたが、オートバイはライトがつかず、それに、スピードも出ていたので、前方に大きな石が見えた時、それをかわすことができませんでした。私たちはオートバイと一緒に数メートル離れたところに投げ出されました。私たちは起き上がったとき、2人とも怪我をしていないことに気づきました。そしてオートバイも普通にエンジンをかけることができました。本当に不思議でした。普通の人であれば転落して死ななくても、少なくとも怪我をするでしょう。私たちは感動して涙が止まりませんでした。師父の保護に感謝しました。
私たちは、また20キロ以上走りましたが、家に帰ってチェックすると、オートバイのリムが大きく損傷していて、前のタイヤもパンクしており、ヘッドライトも壊れていました。しかし、私たちはそれに乗って何事もなかったかのように家に到着できたのです。本当に奇跡でした。
見知らぬ人が同修を危険から救う
2006年のある日、地元の同修らと一緒に隣の県の村に、法輪功の真相資料を配りに行きました。夜その村に到着すると、私たちは2人ずつグループになって資料配布を始めました。私の夫と同じグループの同修は、何故か離れ離れになってしまいました。夫は資料配布を終え、同修を探していたところ、パトロールをしている2人の警備員に出会いました。警備員たちは、夫に「どこから来たのか?」と聞きましたが、夫は何も答えず、曲がり角まで歩くと走り始めましたが、警備員に追われ、さらに、やってきた7、8人の村人に取り囲まれてしまいました。村人たちは何も聞かずに夫に暴行を加え、周りには野次馬も集まってきました。危機一発のなか、30歳ぐらいの男性がバイクでやって来ました。男性は人混みをかき分けて夫を見ると「あなたか。一緒に来い」と言いました。男性は夫を人々の中から引きずり出し、警備員たちに「私は彼に用事がある」と言って、夫をバイクで村の外へ送り出してくれました。
その夜、その男性は警察に連行され、一晩拘留されたようです。警察は彼に対して「あなたが逃がした男の名前は何なのか? 職業は何なのか?」と尋ねましたが、男性は答えることができませんでした。実際、夫もこの男性を知りませんでした。その男性は、私の夫と以前会ったことがあるものの、お互いに名前や住所、職業などを知らなかった可能性があります。これは明らかに師父が大法弟子を救うために彼を送ってくださったのです。
師父の慈悲なるご加護のもと、夫は非常に危険な状況を切り抜け、大きな難を逃れました。
恐怖心を取り除き、同修を救いだす
2016年のある日、集団学法グループで、同修Aさんが都市部の警察に強制連行され、緊急に救援を必要としていることを知りました。Aさんの奥さんは交通事故にあい植物人間になっていたので、普段はAさんが世話をしていました。Aさんと私は同じ村の出身で同級生でした。翌日、都市部の同修がAさんの救援について私と話し合い、一緒にAさんの自宅に行くと、歩くことすら難しいAさんの母親(80代)とAさんのお姉さんがいて、Aさんの奥さんもベッドに横になっていました。この家庭の現状をみると、とても悲しくなり、同修を救う必要性を強く感じました。
その夜、私はAさんの自宅に泊まりました。一晩中眠れずにいたところ、恐怖心が出てきて、マイナス思考と恐怖のプレッシャーから息ができず、救援をやめようと思いました。しかし、もし私が行かなかったら、誰に任せられるのか? 私が行かなかったら、救援計画が台無しになるのではないのか? 師父は次のようの説かれました。「生死を放下できれば、あなたは神ですが、それができなければ、あなたは人間にほかなりません」。 [1]これくらいのことさえ恐れるなら、あなたはどうやって神になるのか? 徐々に正念が出はじめ、恐怖の物質を取り除きました。師父に正念を強めて下さるようお願いしました。このように繰り返していると、私の正念は強くなりました。
Aさんを救援する前日、私は再びAさんの自宅に行きました。Aさんのお姉さんが私に伝えたのは、Aさんの息子夫婦は会社に勤務していて、安定を維持するために各界が関与しているし、警察の方はなおさらである。みなが警察署に行けば、すぐ捕まることになるだろうということでした。Aさんのお姉さんは救援活動に参加する勇気がありませんでした。救援に参加した同修らは、なぜこのような状況が生じたのか、ということについて話し合いました。そして「これは邪悪が作り出した新しい手口であり、私たちの救援活動を妨げようとしているものである。私たちは騙されず、計画通りに進めましょう」という結論に至りました。私は再びAさんの自宅に行き、Aさんの家族に働きかけました。Aさんのお姉さんは「弟の問題はとても深刻で、警察は5、6年の刑を言い渡すつもりだと言っています」と言いました。私は「あなたの弟さんは法律違反も犯罪もしていません。インターネットを使うことや法輪功を修煉することは市民の権利です。警察の方が法を犯しています。私たちには師父がいらっしゃるので、必ず救援に成功します」と答えました。最終的に、Aさんの家族全員が救援に参加することに同意しました。Aさんの息子は救急車を借りてきて、植物人間のお母さんを一緒に連れて行きました。
翌朝、まだ、出勤時間前に私たちが警察署の敷地に到着すると、警官が次々と出勤してきて、やがて群がり始めました。ある幹部らしき人が私たちに脅しをかけてきて「あなたたちは公安局を包囲攻撃している」と言いました。私は次のように答えました。「これらの人たちは皆老人や病人で、私たちはこの場所に来たくて来たわけではない。問題を解決するために仕方なく、ここに来たのだ。この家庭の状況を見てください。今日、Aさんを解放しなければ、この植物人間状態の人をここに残して、彼女の夫に彼女を世話してもらいます! 彼女の夫は殺人や放火をしていないし、ただ妻の世話や両親の面倒を見ているだけです」と言いました。その後、局長らしき人が現れ、口調が少し穏やかになり「話をしよう、みなさんの家族の特殊な状況は私たちが考慮して処理する。まずはこの人達を連れて帰ってください」と言いました。
この件に参加した後、私の恐怖心は大いに取り除かれました。数日後、Aさんのお姉さんからAさんが帰ってきたとの電話がありました。その時は涙が出るほど感動しました。確かに「弟子正念足りれば 師は回天の力有り」 [2] でした。師父に感謝いたします。
内に向けて探すと、歯痛が一晩で緩和
数日前、姑と義弟の奥さん、義妹が大きな喧嘩をしました。姑はうっぷんを晴らすことができずに、ずっと、子供たちが自分を害しようとしていると言い続けました。夫と私がいくら説得しようとしても耳を傾けてくれませんでした。その時、修煉前の姑への恨みが湧き上がり、映画のように目の前に現れました。その結果、その夜、私は歯痛に苦しみ、まったく眠ることができませんでした。そして、私は警戒し、急いで内に向けて探してみると、これは怨恨心によるものでした。
私は田舎で育ちました。邪党文化の偽、悪、闘に毒され、地元では姑と嫁の仲が良い家庭はほとんどありませんでした。嫁姑の間の葛藤は特に顕著で、人と人との利害得失はとても重くみられ、不満があるとすぐに相手を恨んで争い、妬み合いをしていました。私は修煉者であり、これらの心を取り除かなければなりません。嫁姑関係においては、さらに高い基準で自分に要求しなければなりません。私は自分が強い正念を発して、自分の空間場から闘争心、怨恨心、嫉妬心などの悪しきものを完全に解体することができるように、師父にご加持をお願いしました。翌朝、起きて煉功を始めたところ、歯の痛みがなくなっていました。修煉の神聖さと大法の超常さを再び目の当たりにしました。
以上は私の修煉におけるわずかな体験です。不適切なところがあれば、同修の慈悲なるご指摘をお願い致します。
師父に感謝します!
同修に感謝します!
合掌
注:
[1] 李洪志師父の著作:『オーストラリア法会での説法』
[2] 李洪志師父の詩:『洪吟二』「師徒の恩」
(編集担当者:文謙)