文/中国の大法弟子 如意
【明慧日本2023年5月1日】ある日、私は同修の家に行き、法輪功の不当な迫害を含む法輪功についての真相を伝える手紙(以下、真相の手紙)を送る仕事の手伝いをしました。往復の道のりで、私はずっと発正念を行い、地元の大法弟子が一丸となり、真相の手紙を送ることで衆生を救うことを妨害する、ほかの空間のすべての黒手と卑しい鬼など邪悪な要素を取り除きました。
同修の中には、地元の公安、検察、裁判所、政府関係者に手紙を書く人もいれば、書いた手紙を書き直す人、手紙を印刷する人、封筒に住所を書く人、郵送する人がいて、皆人を救うために尽力しました。そして、力強く邪悪な要素を解体し、公安、検察、裁判所の関係者の中には優しい考えを持って、優しく行動する人が出てきました。悪意を持って大法弟子を通報する案件には消極的に対応し、通報されても対応しなかったり、陰で大法弟子を守ってあげたり、自ら三退を求めて来る人もいました。
同修の家を離れる時、年配の同修は「あなたは帰り道で発正念をし続け、私は家で発正念するね」と私に言いました。私は「良いことですね」と答えました。私たちは面と向かって迫害の真相を伝える過程でも、法輪功の紹介資料を配布する過程でも、常に発正念をし続けていました。
私は次のように悟りました。大法弟子は修煉過程の問題に対処する時、心性を向上させると同時に、師父から授かった佛法神通、発正念を利用してほかの空間の妨害要素を処理すべきです。
ある日、私は学法をはじめたらまた眠くなり、頭上に自分を朦朧とさせる一塊の物質があると感じました。私は直ちに発正念をして、学法を妨害するほかの空間のすべての黒手と卑しい鬼、邪悪な要素を取り除き、頭上で私が学法する際、眠らさせ、朦朧とさせる邪悪な物質と要素を取り除きました。1分も経たない内に、私は眠たくもなく、頭脳明晰な状態となり、『轉法輪』を一講、読みました。
朝1時間の第2式功法をやっていた時、数分しかやってないのに、突然お腹が痛くなり、お手洗いに行きたくなりました。煉功をやめて、お手洗いに行こうと思った途端、考え直すと、だめだ、これは旧勢力の妨害だ、私に煉功させず、また朝6時の全世界の大法弟子による発正念に参加することに影響する、これは虚像だ、虚像だから、言われたままにしてはならない、認めてはならない、その邪悪な按排を否定しなければならない、と思いました。
私は心から、次の一念を発しました。ほかの空間で私の煉功を妨害し、お腹を痛くさせ、お手洗いに行かせようとする旧勢力の邪悪な要素を取り除く、と。本当に不思議でした。数秒間で、お腹の痛みがなくなり、お手洗いに行きたい感覚もなくなりました。1時間の功法をやり終えて、また6時の発正念にも時間通りに参加し、すべて順調で軽やかでした。
ある日の午前、同修が派出所に、師父の写真と大法の書籍を取り戻しに行った時、私は発正念をして協力しました。私が座ったばかりで、結印し、自分の空間場をきれいにしようとした時、コミュニティに突然、中古の携帯を回収する人がやってきて、メガホンで叫びました。明らかに私が発正念をすることに対する旧勢力の妨害でした。私は、直ちにそれに対して掌を立てて発正念をすると、数秒後にメガフォンの音が小さくなり、1分も経たない内に静かになりました。
ある日の夜、若者に迫害の真実を伝え、法輪功の紹介資料と大法の真相が印刷されたお守りを渡しました。振り返って見ると、10歩くらい離れた信号のところで警察車両が一台、私に向かって走ってきていましたが、信号待ちでした。私は思いました。「逆方向に歩いて行こうか? それは恐怖心ではないのか? だめだ、立派な態度を示さなければならない。大法弟子らしく、堂々として正念を持って正しく行動しなければならない、恐ろしいことなんかあるのか? 私は手をカシミヤコートのポケットに入れ、正念を発しながら、堂々と警察車両の方へ向かって歩きました。その時、信号が青に変わり、警察車両は、私のそばを通り過ぎました。
一度バスの中で、隣に座っている若者に迫害の真実を伝え、法輪功の紹介資料とお守りを渡しました。彼は最初反対せずに聞いていましたが、突然立ち上がり、大声で「私は警察だ!」と言いました。バス内の人はみなこちらに目を向けました。私は恐れることなく、穏やかな慈悲の心で「そうですか? 警察もあなたを救うためにやって来たのよ」と伝えました。その一言で、彼は空気が抜けたボールのようになり、話しぶりが一瞬にして温和になりました。彼は分かってきて、感謝の口ぶりで「そうなんですか?」と言いました。
ある同修から次のことを聞きました。同修は、若者が真相スローガンを引き裂いているのを目にしました。若者は引き裂いた後、同修が自分を見ていることに気づき、振り返って去っていきました。同修は発正念をしながら、その若者を追いかけ、「待って! なぜ大法のスローガンを引き裂いたの? それが人を救うためにあるのだと知らないの?」と聞きました。その若者は「私は居住委員会の者で、上層部から引き裂くように要求された」と答えました。同修は「上層部があなたに悪事を働けと言ったら、働くのですか? これはあなたに良くないことです! 人を救う大法のスローガンを引き裂くと悪の応報に遭うので、馬鹿なことをやらないでください」と伝えました。その人は電動自転車に乗り、走り去りました。
20歳過ぎた若い女性同修が迫害の真相を伝えていたところ、強制連行されました。派出所で、彼女は少しも協力しませんでした。何を聞かれても、答えませんでした。警察官は自分たちが書いた供述書にサインするように求めましたが、「サインはしない!」と断固拒否しました。4人の警察官が彼女の体を掴み、腕を掴み引っ張ってきて、むりやり指印を押させようとしました。同修は発正念しながら、少しも動かずに立っていました。4人の警察官は疲れ果てても、指印を押してもらうことができませんでした。警察官がこぶしを上げて、その同修を殴ろうとしましたが、同修は「人を殴ったら、法を犯すことになる!」と言いました。4人の警察官は感電したかのように、一瞬にして手を放し、同修に手を出す勇気がなくなりました。
その同修は拘置所に送られて、半月間、不当に拘留されました。受刑者の管理が大変難しくなった警官は「やはり、法輪功をやっている人は人柄がよい」と感心しました。同修に「彼女らにも言うことを聞くように話してください」と言いました。
同修が開放されたその日、警察は同修にサインを求めましたが、同修は「私はサインをしません。私は罪を犯していません! ここを出たら、あなたたちを訴えます!」と伝えました。警官らは「私たちを訴えないでください。私たちがあなたを捕まえたわけではない」と言いました。そして、警官が同修の弟にサインを求めると、同修は「サインするな!」と、制止しました。結局、同修とその家族はサインをせず、堂々と帰宅しました。
師父は、次のように説かれました。「正念を発することは全ての人が重要視しなければなりません」[1]
私たちは発正念を多く行い、どんな突然の出来事に遭遇しても、主役として、穏やかに魔難に対応し、発正念を行えば智慧が生じ、面と向かって真相を伝えるうちに、声がはっきりとし、内容は全面的で、世の人々の善の部分を呼び覚ますことができ、救われた人は涙ぐみます。これは佛法の慈悲なるエネルギーです。
集団学法の前に発正念し、同修らが学法する前後に常人のことを口にせず、さらに心を静かにして、真面目に学法し、互いに励ましあい、心性を向上させ、精進して人を救うようにします。同修の不足を目の前にして、発正念し、善意をもって指摘し、無理に押し付けない、すると同修も人のための純正なエネルギーを感じ取りやすくなり、感動して指摘を受け入れるでしょう。
以上は、個人のわずかな悟りであり、法理に符合してないところがあれば、慈悲なるご指摘をお願いいたします。
注:
[1] 李洪志師父の著作:『各地での説法』「二〇〇二年ワシントンDC法会での説法」