【明慧日本2023年5月14日】河北省秦皇島市青竜県の法輪功学習者・王文傑さん(50代女性)は近年、警官に頻繁に嫌がらせを受け、放浪生活を余儀なくされた。最近、帰宅したばかりの王さんは2023年3月10日、自宅に侵入してきた青竜県国内安全保衛(法輪功迫害の実行機関、以下、国保)の警官に身柄を拘束された。5月5日、昌黎県裁判所から刑事判決書が家族のところに届けられ、王さんは懲役3年4カ月、罰金5000元(約10万円)の不当な判決を宣告されたという。
王さんはかつて陰道炎、腹痛、乳房痛、低血圧、めまい、全身無力、徒歩困難などの症状があった。法輪功を学んでからわずか3日間で、全ての症状が消えて健康を取り戻した。1999年の7.20以降、王さんは法輪功を学んでいるとして何度も迫害を受け、2000年に青龍法律制度教育センターに連行されて洗脳を受け、真夏日に太陽の真下に晒された。
2018年12月23日午前10時ごろ、王さんとほかの学習者・郝麗芹さんは木頭凳鎮(きとうとう。地名)である村民と話していた時、鎮派出所(鎮とは郷、市、県のような呼び方)の警官に青竜県拘置所に連行された。2019年1月5日、2人は一次出所で帰宅できたが、それからの3年間、何度も昌黎県検察庁に呼び出された。
2020年1月22日、青竜県国保の警官は、王さんと郝さんにタクシーで検察庁に来るようにと言い、用意した資料に署名、捺印(親指で押印)を強要された。2月9日、青竜県公安局は、再び郝さんに電話をかけたが、郝さんは応じなかった。
2020年3月18日午前、青竜県国保の警官は王さんと郝さんの自宅に行き、昌黎県検察庁に行くことを強要した。王さんは途中で脱走し、郝さんもあとで車から降りた。翌日の3月19日、2人は再び連行され、昌黎県検察庁で取り調べられ、署名を強いられた。その後、昌黎県裁判所に呼び出された2人は迫害から逃れるため、放浪生活を余儀なくされた。
2021年10月27日、郝さんは木頭凳鎮の縁日で買い物をした時、鎮派出所の警官らに逃亡犯として身柄を拘束された。王さんは放浪生活を送り続けていた。
2023年3月10日午後、帰宅後すぐに王さんは、青竜県国保および木頭凳鎮派出所の警官などに自宅に押し入られ、身柄を拘束された。王さんは当日、秦皇島市公安局で取り調べられて、秦皇島市拘置所に拘禁された。
4月6日10時半、王さんは昌黎県裁判所により裁判が開かれた。裁判官は張秋生である。王さんは家族の傍聴を求めたが妨害されて、結局、娘しか法廷に入れなかった。最後に、弁護士の抗議によって承認を得た1人が傍聴できた。
裁判官は、王さんに「罪を認めますか」と質問すると、王さんは「認めません。私は真・善・忍に基づいて、良い人になることを目指していますので、罪は犯していません」と答えた。弁護士もいわゆる証拠に反論し、無罪弁護をした。