著者/劉嶄
【明慧日本2023年6月2日】前回の経文である聖書『黙示録』の予言の解釈について『黙示録』に書かれている予言の焦点が、中東よりもむしろ中国にあることを指摘した。この大まかな方向性がはっきり見えた上で『黙示録』の預言を解読することは比較的容易である。『黙示録』は、2000年前に現在の中国の秘密的で不吉な政治状況を予言していたのである。今回は、その予備的な探りを行なうだけです。
I.偽預言者・曾慶紅(そうけいこう)
『黙示録』の第13章11~15段には「わたしはまた、ほかの獣が地から上って来るのを見た。小羊の角のような2本の角があり、竜のようにものを言う。最初の獣の前で、彼は最初の獣のすべての権限を行使した。そして、地と地に住む人々に、致命的な傷が癒された最初の獣を拝ませた。また、大いなるしるしを行って、人々の前で火を天から地に降らせることさえした。彼は与えられた権威のおかげで獣の前で奇跡を起こすことができたので、地上に住む人々を欺いて、彼は『剣で傷つきながらも生きた獣の像を造れ』と言った。そして彼には、獣の像をが話せるようにする力が与えられた。そして獣の像を崇拝しない者は皆殺させた」と言った。
これは『黙示録』における重要かつ不可解な予言である。この第2の獣は、聖書では「偽預言者」とも呼ばれている。江沢民の「610」が『黙示録』の預言で「666」と誤訳されているのを見ると、この偽預言者は江沢民の軍事顧問兼執事長・曾慶紅であることが容易に理解できる。「曾」という字の頭にある2つの点は、予言に登場する偽預言者の頭にある「2本の羊の角」である。曾慶紅は「(我は)1人の下に、1万人の上にあり」(即ち「龍のような口ぶり」)、江沢民に助言し、人々を混乱させ、江沢民の個人的権威を確立するために「奇妙なことをやっていた」ことがある。彼は江沢民に助言を与え続けてきた。「奇行 」をして、人々を混乱させる。江沢民の個人的な権威を確立するために個人的な迷信や拝金主義を助長してきた。そして、必死にこの『三談』を広めようとしている。江沢民の考えに乗らない者に対しては、江沢民の部下が追いつめて手ひどい打撃を決意している。曾慶紅自身も野心家であり、何度も越権行為に及んだ前科がある。
II.喋れる獣
理解しがたいのは、獣の像が生きているし、そして喋ることができるということです。偽預言者は、人々が獣の像を拝むことを望んでいるのであって、獣そのものを拝むことを望んでいるのではない。つまり「獣の像」は、命がなく、喋ることもできない通常の像や彫像ではないのです。実は「獣の像」は江沢民の「替え玉」である。古代と現代の中国と外国の歴史では、代役を使った人物はいる。替え玉の役割は、もちろん彫像以上のものです。ここ1、2年の江沢民の写真をよく見比べると、江沢民の替え玉が使われていることがあり、しかも複数いる可能性があるため、多くの欠陥があることがわかる。なぜ曾慶紅は江沢民の替え玉を使ったのか。その時、江沢民は病院の救急室にいて出られなかったからで、もちろんこれはすべて江沢民派のトップシークレットである。しかし、上級者の中には詳しい方もいらっしゃいますが、逆らうと非常に危ないのです。
『黙示録』の予言によれば、獣も偽預言者も結局は悲惨な結末を迎えるだろう、地獄の火で永遠に焼かれることになります。