【明慧日本2023年6月10日】ニューヨークの蓮花小学校で5月26日、第二回法輪大法修煉体験交流会が開催され、校長や先生および24人の生徒が修煉体験を発表した。先生と生徒の真摯な交流に、拍手が何度も沸き起こった。子供たちは幼いながらも、日常生活や学習での困難やトラブルにぶつかった時に内に向けて探すことを学び、法を師として自分の言動を照らし、嫉妬や争いなどの執着心を取り除くことを理解した。
交流会で発表する先生と生徒たち |
蓮花小学校は2021年9月に、ニューヨークのミッドタウンに誕生した。同校は全日制の「宗教系小学校」で、宇宙の最高特性である真・善・忍の原則に基づき、法輪大法の修煉を土台とし、伝統文化を核心とした全学科の授業を行っている。
交流会が終了した後、先生と保護者たちは、大法がすでに子供たちの心に根付き、法輪大法の教えのもとで健やかに成長していると感じた。
中国語教師「伝統を回復させ、生徒は大法の恩恵を受ける」
毎朝最初の授業は、全校の先生と生徒の集団学法である。王先生は年長クラスの学法と、4~5年生の中国語の授業を担当している。学法の時に集中できない生徒がいれば、生徒の隣に座って根気よく読み聞かせをした。毎日の学法が終わると、生徒たちは自分の学法状況を正確に把握し、常に自分を修正できるように、自己評価を行っている。
年長クラスの学法を担当するようになった当初、王先生は、子供たちが修煉の仕方が分からず、内に向けて探すことができず、積極的にコミュニケーションを取ろうとしないことに気づいた。先生は、クラスが毎日の学法の前に『洪吟』の「実修」を暗唱することにし、毎週金曜日には、学法のときに交流の時間を設け、あるいは明慧ネットの子ども弟子の体験談を読み、どのように修煉するか導くなど、いろいろと改善した。修煉環境や気風に関する大きな問題があった場合、その当日にクラス全体の交流を行い、一人一人が修煉の角度から自分の考えを共有し、先生自身もクラスでよく自分の体験を共有し、クラスの子ども弟子と全体を成し遂げた。
だんだんと、全クラスの生徒の心が開いた。今まで他人に言われたくない生徒が、他人の意見を笑顔で受け入れるようになり、「ありがとう」と言えるようになったという。子どもたちは内に向けて探すことができ、一時的に落後しているクラスメートにも気配りするようになった。
修煉を通して、先生は「修煉はすべて他人のためにあり、教師として生徒のために全力を尽くすべきです。彼らは皆、師父の親戚であり、師父の子供であり、彼らを立派に育成することは自分の神聖な責任なのだ」と、より深く理解するようになった。
英語教師「大法の中で成長し、より良い授業を行う」
英語の教師であるノラ先生はクリスチャンの家庭に育ち、ニューヨークで演劇を学んでいた学生時代、ユニオンスクエアで法輪功学習者(以下、学習者)に出会った時、学習者が受けた残酷な迫害に涙を流した。その後、法輪功を修煉する夫や友人と出会い、最終的に2019年に法輪功を学び始めた。
ノラ先生は入学前の準備クラスと1年生の英語を教え、クラス担任の仕事を分担している。期間中、先生は大きな困難にぶつかった。最初は教え方について自分の強い考えを持っていたが、師父が『轉法輪』第七講の「嫉妬心」で説かれた「それはあまりにも極端な言い方で、どんなことでもあまり極端にいくといけません」という言葉を思い出した。
そして先生は心を開き、努力して自分を変えようと決意した。日々の授業の中で、ノラ先生は師父が繰り返し説かれた「他人のために考える」という原則を、できるだけ子どもたちと実践しているという。
子ども弟子たちが真善忍の修煉体験を語る
2年生から5年生までの24人の子供たちが、蓮花小学校での修煉や、記憶について印象的な体験を話した。
10歳半のルナちゃんは4歳半で渡米し、7年前から大法を学んでいる。彼女は三つのストーリーを話した。ルナちゃんは3歳の時、アレルギー性結膜炎という目の病気になり、中国で治療したが効果がなかった。その後、アメリカに来てから、大法を勉強し始めた。2週間後、ルナちゃんの目は回復し始め、最後には完全に治った! ルナちゃんは目を治して下さった師父にとても感謝している。ルナちゃんの祖母もこの出来事をきっかけに大法を信じ、修煉を始めた。
7歳半の時、ルナちゃんは家で法輪樁法を煉っていて疲れを感じたが、ふと「法輪大法は素晴らしい、真善忍は素晴らしい」と唱えることを思いついた。すると、誰かが腕を持ち上げるのを手伝ってくれたような気がして、疲労感が消えて軽やかになった。煉功が終わったあと、突然、ルナちゃんは大きな法輪が金色の光に輝いて回転しているのを見た! しかし、今はルナちゃんは煉功が少し緩んでしまい、今後はこの不足を改め、きちんと煉功をしなければならないと話した。
今学期、「腰と足のトレーニング授業」で、ルナちゃんともう一人の生徒が脚を押さえるためのレンガをめぐって争いになった。2人はほぼ同時に「大嫌いだ!」と叫んだ。その後、ルナちゃんは、師父が教えられた真・善・忍を守るべきだということを思い出し、心性を守れなかったことを後悔した。そして、授業の後にすぐ友達に謝り、2人は再び仲良しになったという。
今年10歳になるジェイソンくんは、大法に照らして「殴られても殴り返さないこと」や、「人を殴ったら徳を失うこと」についての悟りを共有した。ジェイソンくんは子供の頃からパレードが好きではなく、歩くと疲れて足が折れそうだった。 その後、ジェイソンくんは自分を探し、怠け心や安逸心を取り除こうと思ったので、奇跡的に再びパレードに参加しても足が痛くなくなり、今までより長い距離を歩けたという。
ジェイソンくんは最後に、自分の経験が、自分と似たような状況の人たちが早く執着心を取り除くための助けになればと願った。
10歳のアリスちゃんは昨年、蓮花小学校に転校してきたばかりで、最初はクラスメートに間違いを指摘されるたびに衝突していた。アリスちゃんはトラブルの中で、内に向けて探すことを学び、自分の顕示心や嫉妬心を取り除いた。「ある日の午後、同級生は私の耳元で、私があれもこれも良くできていなかったとささやきました。 それを聞いたとき、私は怒って、心の中で同級生に返す言葉を考えました。そう思った瞬間、とても温かいものが自分の中から出ていくのを感じ、すぐに後悔しました。同級生は徳をくれたのに、私はそれを返しました。私は自分の心性を守れなかったことがとても悲しかったです。このことを通して、自分が他人に言われたくない心を発見しました」と話した。
3年生の西洋人のタヴィアちゃんは、ある日、裏口の玄関のところに座っていると、2羽のハチドリが彼女の頭上を飛び越え、家の周りを回って鳥の餌台まで飛んでいった。突然、さらに2羽のハチドリが飛んできて、お互いに喧嘩をし始めた。タヴィアちゃんは、なぜこのような光景を目にすることになったのだろうかと考えた。 そのときタヴィアちゃんは、師父が私利私欲のために戦う悪い習慣を見せて下さっているのだと気づいた。それ以来、タヴィアちゃんはしっかりと発正念をするようになり、とても幸せな気持ちになったという。
2年生の天騏くんは、家で煉功のことについて共有した。ある朝、5時に目が覚めて眠れなくなり、母親から「第五式の坐禅をしなさい」と言われ、「はい」と答え(少しつぶやきながら)、一階に降りて煉功を始めた。煉功の途中、天騏くんは突然、たくさんの法輪が見え、大きなものもあれば、小さなものもあった。 それらを見ることができて、天騏くんはとても楽しくなり、煉功の後はまたぐっすりと眠れるようになったという。
交流会は12時に終了した。校長の熊さんは、「蓮花小学校は2年前に設立されて以来、毎年修煉体験交流会を開催しています。交流会を通して、教師と生徒が比して学び比して修し、不足を見つけ、心性の修煉において昇華し続けることを激励しています」と語った。