【明慧日本2023年6月15日】(明慧ドイツ記者)ドイツのフランクフルトで第一回のヨーロッパ法輪大法交流法会開催25周年を記念し、5月30日から31日にかけて、当時、参加した数人の法輪功学習者(以下、学習者)は師父に出会った場面や、法輪功がフランクフルトで発展する中での印象深い出来事を振り返った。
1998年に開催された初めてのヨーロッパ法会で、法輪功の創始者である李洪志先生は法を説かれ、質疑応答に答えられた。
法会の司会を務めたドイツの学習者・ワルトラウドさんは「世界中から700人以上が集まり、師父が会場にいらっしゃったことで、参加者全員が強力なエネルギーを感じ、忘れられない素晴らしい光景になりました」
「法会が始まって間もなく、師父が来られました。私は師父の洪大で慈悲なエネルギーに包まれ、天国にいるような感覚を持ちました。すべてが美しく、幸せに満ちていました。身体と他の全てがより高い次元に溶け込んでいきました。言葉で言い表すことができないほど、比べようもない体験でした。フランクフルトの法会は私にとって永遠の思い出です」と、25年前の大切にしてきた写真を取り出し、当時の思い出を語った。
1996年に修煉を始めた阮さんも、初めてのヨーロッパ法会に参加した。彼女は法会の前日まで重い風邪の症状があり、鼻水や涙が絶えず出ていた。当日の早朝、遠方からフランクフルトに急行し、1日中パンと少しの果物しか食べなかったが、空腹感や疲労を感じなかった。さらに驚いたことに、師父が法を説かれた後、お昼休みには、自分の風邪の症状が消えていることに気づいた。身体で感じた不思議な感覚は、博士号を持つ彼女の科学的な考えを揺さぶった。「当時、私は非常に神秘的な感覚を覚えました。(法輪大法は)これまでに知っていた科学とは異なるもので全く新しいものですが、それは本当に存在しています」と語った。
法会の後、李洪志先生はドイツのZDFテレビ(ドイツ最大のテレビ局の一つ)のインタビューを受けられた。
写真1:ドイツZDFテレビの取材を受けられる李洪志先生
翌日(5月31日)、李洪志先生は再び法会の会場に現れ、学習者の質問に答えられた後、各国の学習者と一緒に写真を撮った。ワルトラウトさんは「師父との会話や写真撮影は、まるで大家族の集まりのようでした」と振り返った。
阮さんは「法会の後、私はこの素晴らしい功法を西洋の人々にも伝えたいと思いました」と述べた。
25年間、フランクフルトの学習者は法輪功の創始者である李洪志師父と法輪功との聖なる縁を大切にし、真・善・忍の原則に基づいて修煉をすると同時に、様々な方法で法輪功を多くの人に知ってもらうよう努力した。
法輪大法のドイツでの普及
ドイツの中心に位置するフランクフルトは、重要な金融、交通、商業、展示の中心地であり、ドイツ第五の都市でもある。
法輪功は1992年5月13日に中国で伝えられ、1990年代にフランクフルトで働いていた周さんは、1996年初めに法輪功を修煉し始めた。彼女は「1992年に中国で法輪功が伝えられ、1997年には中国で広く知られるようになりました。当時、フランクフルトには2、3人の修煉者しかおらず、『轉法輪』もまだドイツ語に翻訳されていませんでした」と振り返る。彼女たちはこの佛家の高徳な大法を西洋の人々に広めるために、1997年秋に、ドイツ初の「法輪功9日間講習会」を開催した。
その後、学習者が増えるにつれて、彼らは一緒に屋外で煉功することを計画し、市の中央に位置するグリューネブルク公園を煉功地として選んだ。マインツ、ヴィースバーデン、ハイデルベルクなど周辺都市の学習者も煉功や集団学法に参加した。
写真2:グリューネブルク公園で煉功する学習者
ワルトラウドさんは「1997年、地元の新聞に学習者が執筆した法輪功に関する記事が掲載されました。それ以降、私たちに連絡を取りたいと思う人々が絶えずいました。私たちがハイデルベルクのシュロスパークに煉功地を設けると、すぐに40人以上の学習者が集まりました」と回想した。
周さんは「当時、私たちは週に3日集団で煉功し、2日は集団で学法し、みんな大家族のように一緒にいました」と述べた。
現地の学習者たちは、今でも毎週日曜日に公園で煉功を続けている。パンデミックの期間中でも、国の許可に基づき、日曜日の煉功は中断されなかった。
より多くの人々が法輪功を知り、学習者と迫害停止の活動を支援
学習者たちは、フランクフルト市の中心部で、平和的かつ理性的に中国共産党(以下、中共)による法輪功への迫害の実態を伝える活動を続けており、同時に法輪大法の素晴らしさも広めている。彼らの持続的な努力により、ますます多くの政治家や一般市民が法輪功を知り、真・善・忍の理念を支援している。
写真3:フランクフルト市民に法輪功を紹介し、中共の迫害停止を訴える学習者
多くの人々は学習者が頻繁に街中で行う情報デー活動を目にし、署名して迫害停止を支持した。学習者の善良さ、穏やかさ、そして忍耐強さを感じ、彼らが粘り強く続けることを望んだ。
ドイツの国会議員、ウルリケ・ニッセン氏は、学習者が毎週街頭に出て、真相を伝える活動に取り組んでいることを称賛し、「あなた方の弛まぬ努力を尊敬します。人々はあなた方を無視することはできません」、「学習者が堅持する真・善・忍の原則は、支持されるべき価値観であり、世界中で支持されるべきだと考えます」と述べた。
写真4:2019年5月11日、祝賀イベントでスピーチをするニッセン氏
欧州議会議員のミシャエル・ガーラー氏も法輪功への迫害の事実を知っており、最近数年間、フランクフルトで開催される学習者のイベントに何度も参加し、支援を表明している。彼は今年の世界法輪大法デーの祝賀イベントを再度訪れ、演説した。「学習者は、平和で率直で善良な修煉者の集まりです。彼らは周囲の環境にポジティブな影響を与え、人との平和的共存に貢献しています。真・善・忍は平和で民主的で、オープンな社会を築くための基本的な原則です」と述べた。
写真5:5月6日に世界法輪大法デーの祝賀イベントに参加したガーラー氏
ガーラー氏は演説の中で、中共が人権を無視し、信仰団体を迫害していることに対して非難と懸念を表明した。「今日私たちが目にするのは賑やかな祝賀イベントですが、学習者が中国で同じように祝うと、残酷な迫害に遭うことになります。(法輪功の)創始者と彼の弟子たちは、これを終わらせるためにあらゆる努力をして来ました。私たちは中国がより良い未来を迎えることを願っています」と述べた。