文/インドの大法弟子
【明慧日本2023年6月19日】私はインドのマハーラーシュトラ州ナーグプル出身で、昨年、役所を退職したばかりの医師アービナッシュ・グダム(62歳)です。
私は、大法弟子となったことを大変光栄に思っています。私と妻は共に2012年10月に大法の修煉を始め、修煉の過程や学校での大法を広める活動の中で良きパートナーです。修煉を始めてから様々なことを経験しましたが、いつも師父が見守ってくださっていることを実感しています。
大法を広める過程は心を修める過程
2015年8月から学校で大法を広めることにしました。学生に教えることのもう一つの利点は、子供たちが大法のチラシや資料を持ち帰ることで、保護者や家族がそれを見て大法の素晴らしさを知り、済度できるのです。
しかし、思ったほど簡単なことではありませんでした。距離が遠い学校には、朝早く行かなければなりませんし、また長時間、待たされても校長に会えなかったり、何度訪ねても許可が下りなかったりと、必ずしも計画通りにいかないことも多くありました。このようなことに繰り返し遭遇したことで、自分の忍耐力のなさと「諦めないぞ」と思う心が欠けていることに気づかされました。心を修めるこの貴重な機会を与えてくださった師父に心から感謝しています。師父の慈悲深い見守りのお陰で、これまでに50校以上の学校をはじめ、塾や修道院、旅行会社などに大法を紹介しました。
『二〇〇九年大ニューヨーク国際法会での説法』の中で、ある弟子が師父に、インドの学校の生徒が一刻も早く法を得、煉功できるようにするにはどうしたらよいかと尋ねたところ、師父は次のように説かれました。
「新しい学習者の場合、法を多く勉強しなければならず、ほかに近道はありません。大法弟子全体の修煉状況から見れば、これまでの経験からも法を多く勉強することの重要性を証明しました。人間は容器のように、法を多く入れられると、特にこれは宇宙大法なので、人は正念を持つようになり、正しい作用を働くようになり、これは間違いのないことです。ですから、方法は一つしかなく、つまり法を多く勉強することです。煉功の形式に流れてはならず、皆さんと一緒に法を多く勉強し、特にインドでは学生が比較的に多いので、学生が異なる環境で集まって法を勉強するように働きかける、これが最も良いのです」 [1]
ここ数年、大法に出会い煉功をした後、その喜びを話してくれる人がたくさんいました。また、いくつかの困難や難関にぶつかった人もいましたが、師父が見守ってくださる中で最終的に克服することができました。
学校で大法を広める過程は、私の心を修める過程でもあり、その中で私は、怨恨心、嫉妬心、それに怒りやすいところや様々な欲望、名声や面子を重んじる心など、自分の多くの執着心を見つけました。次第に、私は内に向けて探すようになり、 徐々に自分自身の問題を見極めることができるようになりました。 今はほとんどの場合、内に向けて探せば、どこに問題があるのかが分かり、意識的にそれを取り除くことができるようになりました。また、他人からの指摘や批判も受け止められるようになりましたが、妻の批判はまだ受け止められません。真に修煉しなければならないと思っています。
大法の素晴らしさを伝え、より順調に大法を広めるためには、発正念がとても大事であると分かってきました。ある時、妻と2人で学校に行って大法を紹介することにしましたが、悪天候に遭い雨が降っていました。私は迷っていましたが、妻は「予定通りに行きましょう」と主張しました。やっとの思いで到着すると、功法を教える許可が得られませんでした。 これは、正しい念が足りず、協調性がないことが原因だと気づきました。自分の空間場を清め、妨害を取り除くには、正しい念と行いが大切です。法をしっかり学ぶことが鍵になります。今は学校に行く前に必ず学法をし、発正念をしてから行くようにしています。
師父は「もっとはっきり言いますが、あなたの今生の修煉はあなたの人間の表面の正念を強めるためであり、衆生を救い済度することを可能にしているのです」 [2]と説かれました。
初めて行った学校は、ナグプールのサイナートにある約900人の生徒がいる学校です。これほど大勢の人たちに大法の素晴らしさを伝えることは、とても貴重な経験でした。校長先生や先生方は、神聖な修煉について学ぶ機会を得て、とても喜んでくれました。このことは、私たちにとって大きな自信と励みになり、これからも続けていこうと思いました。
このような機会を与えてくださった師父と、協力してくれた同修の皆さんに感謝します。私の体験談が、より多くの同修を励まし、若い学生たちに大法を広め、彼らの道徳を向上させ、良い人になって救われることを望みます。
一、真・善・忍に感動したキリスト教学校の校長先生
私たちが最初にナグプールの中学校に大法を教える許可を申請しに行った時、1時間ほど校長を待ちました。校長先生は私たちに会い、1時間近くじっくりと話をし、生徒にとって道徳がいかに重要であるかを述べました。翌日の午前中、私たちは中高生に法輪大法を紹介することができました。
その体験がとても印象的でした。生徒たちはみな楽しそうに功法を習っていました。校長先生は「煉功音楽が穏やかで、心に響きます。真・善・忍は普遍的な価値観で、とても大切なものです」と感動されました。この日、学校では3つの時間帯で功法を教えました。
二、ある学校への訪問は、さらに多くの機会をもたらした
ナグプルから165kmほど離れたコタンバにあるタタガータ高校は全寮制の高等学校で、地元の同修が大法を紹介する許可を得ました。午後3時に、私と妻を含む9人の同修が協力して一緒に出発しました。カラムの町を通り過ぎると、何人かの学生を見かけました。まだ時間があるので、立ち止まって彼らにチラシを配り、それから彼らについて行くことにして、彼らの学校まで連れていってもらいました。そこでもチラシを配布した後、近くにある別の学校に行ってチラシを配ることにしました。
そこでもたくさんの学生にチラシを配りましたが、その中の一人が「これは中国のものです。要りません」と断りました。私が「中国共産党がこの平和な修煉団体を迫害しています」と、法輪功迫害の実態を伝えると、真相を知った学生は喜んでチラシを受け取りました。さらに進んで、カラム町にあるチンダマニ学校に行きました。当日は校長が不在でしたが、担当先生の許可を得てすぐに功法を教えました。
ようやくコタンバのタタガータ高校に着くと、小さな森のようにたくさんの木があり、さまざまな手形をつけた仏像がたくさんありました。私たちは生徒たちに煉功を教えると、彼らはとても楽しんでいました。活動を終え家に着いたのは21時頃でした。 この忘れられない旅と貴重な経験を手配してくださった師父に、心から感謝しています!
三、政府系部族校から招待を受け、男子校・女子校のキャンパスで功法を教える
ある時、妻を故郷に連れ帰り、妻が子供の頃に学んだ学校の校長らに会い、 翌日、シンドワヒの政府系部族学校に大法を広めに行きました。
そこで大学生たちにも出会いました。 彼らは私たちを男子校のキャンパスに招待し、そこで功法を教える許可を管理人から得ました。 私は、その学生たちが大法を待っているように感じました。 彼らは真面目に習っていて、その光景は穏やかで平和的でした。
管理人は、私たちを1キロ離れた女子キャンパスに連れて行き、彼女たちにも煉功を教えました。不思議なことに、生徒たちは皆大法を待っていたかのように感じられました。
四、娘を訪ねた時に大法を伝える
私の娘は、セワグラムにあるマハトマ・ガンジー医学研究所に上級レジデントとして赴任しました。 娘がそこで働いて3カ月になった時、私たちは娘を訪ねる機会を利用して、その地域に大法を広めることにしました。
私たちはセワグラムの陽光学校を訪問し、校長先生の許可を得て、生徒や職員に大法を紹介しました。その後、娘の所に行った時再び学校を訪れ、校長先生や教師、生徒たちに煉功を披露すると、皆「感動した」と言いました。
私たちはこの時間を利用して、セワグラム周辺のいくつかの学校を訪れ、大法の素晴らしさを伝え、功法を広めました。信じられないことに、許可を出してくれなかった学校でも煉功を教えることができ、生徒たちは大法にとても感心していました。私たちにとって、本当に素晴らしい経験でした。
五、少年時代通った学校で大法を広める
私が少年時代に通った中学校の近くに、ある女子高等学校がありました。少し前、病気の義母を見舞うためにこの町を訪れた後、この女子校に立ち寄りました。許可を得て煉功を教えた後、校長先生から別の場所にある男子校を紹介してもらいました。こうして、女子校と男子校の生徒2400人ほどが功法を習いました。みんな真面目で、よくできました。
その後、私たちは私が通った高校に行って大法を紹介しました。師父のご加持の下で、自分の母校で大法を広める機会を得られたことに感謝致します。
定年退職後
私は公務員を退職した後、より多くの衆生に大法を広める時間が増えました。
昨年2月22日~23日にかけて、私たちは25校を訪問しました。 人々は大法を待っているかのようでした。娘は結婚してチェンナイに住んでいて、私と妻は娘に会いに行き、その地域の学校で大法を広めることにしました。しかし、言葉の壁もあり不安でした。主任の先生が私たちを接待し、大法に強い関心を示され、許可をしてくれた後「ここを訪れるたびに、ぜひ学校に来てください」言ってくれました。多くの生徒や教師が法輪功の教えに感銘を受け、高く評価してくれました。
これからもさらによく修煉し、より広く大法の素晴らしさを伝え、師父を失望させないように頑張っていこうと思っています。
師が法を正すことを手伝い、大法を広める素晴らしい機会を与えてくださったことに心から感謝いたします!
注:
[1] 李洪志師父の著作:『各地での説法九』「二〇〇九年大ニューヨーク国際法会での説法」
[2] 李洪志師父の著作:『各地での説法十三』「二〇一五年米国西部法会での説法」
(責任編集者:于悦)