文／中国の大法弟子

　【明慧日本2023年6月29日】私はかつて中学校の物理教師でしたが、法輪大法を修煉し続けたことにより、江沢民グループの法輪功迫害機関「610弁公室」によって迫害されました。連行や刑務所での拘禁などの迫害を受け、職も解かれました。刑務所から出所後、私は職を失い、住所も不定になりました。

　2022年の夏、私は中学3年生の男の子に物理の家庭教師をすることになりました。彼はすべての教科の基礎が非常に弱くて、クラスでも最下位でした。家庭教師を始めた当初、彼は私の話をまったく聞くことができず、勉強どころではありませんでした。彼はケータイいじりやネットサーフィンにはまり、親に怒られた結果、ケータイを何台か壊されていました。

　彼の状況に応じて、私は根気強く指導し、人間としてのあり方、親を敬うこと、学ぶことの目的などを教えました。また、物理の学習用の実験器具を買い与え、実験のやり方を教えて学習への興味を持たせました。次第に、彼はじっと座って授業を聞くことができるようになり、質問をされれば答えられるようになりました。小さい実験をテストにしましたが、よくできたのです。家庭教師の最後の日に、私は彼に法輪大法を紹介し、「天安門焼身事件」は捏造事件であり、デマであることを告げました。彼に少年先鋒隊を脱退させ、「法輪大法は素晴らしい、真・善・忍は素晴らしい」と唱えれば、安全で幸せになり、多くの恩恵が得られると伝えました。彼は耳を傾けて同意しました。

　10月、彼の両親からWeChatで物理の月例試験のテスト結果が送られてきました。彼は100点満点中93点を取り、学年で1位を取りました。両親から「先生、息子は小学校から中学校までこんな高得点を取ったことはありません。息子は今、もうケータイをいじらず、放課後に宿題をやり、夜遅くまで勉強しています。私たちの心配事がなくなりました。本当に感謝しています」と、喜びのメッセージを送ってくれました。

　その子の各科目の担任は皆、彼がクラスで最下位だったこと、授業中によく寝ていたこと、小学校の頃から勉強が嫌いだったこと、基礎が非常に劣っていたこと、先生がいくら教えてもできなかったことを知っているので、彼の変化に驚きました。両親は以前、彼を個別指導教室に通わせました。指導の先生は彼に責任を持って熱心に指導しました。よくできた子をみんな帰らせた後で、先生が彼にまた同じ内容を3回も教えていました。しかし、彼はどうしても分からなかったのです。先生がお腹が空いたため、食事をしている間、彼は勝手に帰宅しました。このような彼が、物理で学年1位になったことは、他の担当の先生にとって、本当に信じられなかったのです。

　さらに、中間テストと期末テストでは、学校が市の共通試験紙を使い、それも彼は物理で1位になりました。他の科目もすべて成績が上がりました。結果を前にして、先生たちは、彼の成績が本当に伸びたことを信じました。かつての彼は教えようがないほど頭の悪い生徒だったのです。この知恵の扉はどのようにして開かれたのでしょうか？

　私から教えられたことを知った後、その子の担任はクラスでこう言いました。「成績が悪い人は、○○先生（私のこと）のところへ行って特別授業を受けてください。あんな勉強ができなかった子もトップになったのだから」

　実際、私は特別な方法を持っているわけではなく、ただ教科書のものをよく教えたり、教科書の練習問題や学校から発行される問題集を一緒にやっていただけです。しかし、私はその理由がわかっています。私たち大法修煉者の考えや言葉は、正のエネルギーを持っているからなのです。その正のエネルギーで彼を導き、人生観や学習観が正しく育つよう手助けしました。彼の頭に正しいものを注ぎ、悪いものを取り除き、勉強に興味を湧かせ、自主的に勉強できるよう手助けをしました。

　彼の変化は両親にとって本当に喜ばしいことであり、家族にとっても幸せなことです。この生徒は、クラスの担任から贈られた高級なふで箱を私に見せてくれて、「先生、小学生から中学生になって初めてご褒美をもらいました！」と言いました。彼の健やかな成長を私も嬉しく思いました。　

　これは私が自ら体験した、大法に従って恩恵を受けた物語です。私は大法の素晴らしさをもっと広め、より多くの人々に大法の恩恵を受ける機会が得られるよう努力したいと思います。ご加護を下さった師父に感謝いたします。