【明慧日本2023年7月3日】(ストックホルムの明慧記者・何平)スウェーデンの法輪功学習者(以下、学習者)は、6月の毎週金曜日と土曜日の午後、最も賑やかなストックホルム宮殿、有名なノーベル博物館、そして音楽ホールの前の3カ所で、中国共産党(以下、中共)による法輪功への迫害および生体臓器狩りの事実を人々に伝えた。迫害の実態を知ったある市民は「法輪功の穏やかさに心を揺さぶられました。学習者の勇気は立派ですばらしいです」と話した。
ノーベル博物館の前で迫害の実態を伝え、反迫害の署名を集めている様子 |
6月のスウェーデンは夏に入り、太陽が明るく、気候も心地よい。「北方のベネチア」と称される首都ストックホルムは美しい花園のようで、至るところにカラフルな花が咲き乱れ、真夏日を迎えつつ、世界各地からの観光客を惹きつけている。
中国人教授「私は心の奥底から法輪功に敬意を表す」
6月初めのある金曜日の午後、ノーベル博物館の前では、学習者の穏やかな煉功の光景が広がる一方で、中共による学習者への迫害および生体臓器狩りの罪を明らかにする展示パネルが、往来する観光客を驚かせていた。中に1人の中国人教授がいた。
この60代の教授は学習者の煉功を見たり、展示パネルを見たりして、イベント会場を見て歩いた。彼は、米国のカリフォルニア州で人体解剖学の教育と研究に従事し、博士課程の大学生を指導する教授でもあると自己紹介し、法輪功および中共による生体臓器狩りの実態についてある程度知っていると述べた。
「しかし、ここで皆さんに会えるとは思いもしませんでした。法輪功の穏やかさ、そして理性的な抵抗に心を揺さぶられました。皆さんが人々に伝えていること(生体臓器狩り)が真実であることを知っています。人体解剖の研究に携わる中で、私は多くの金持ちが延命のために臓器を移植したことに気づきました。しかも、移植された臓器はすべて若い人のもので、実年齢とまったくマッチしないことが一目で分かります」
「(中共が)さらに多くの人を殺すことを阻止するためには、(生体臓器狩りの)真相を明らかにし、公にすることが特に重要です。このことは必ず誰かがしなければなりません。皆さんの善良さと勇気は称賛に値します」と、彼は続けた。
法輪功を修煉しているために、多くの海外にいる学習者が20年以上も家族と離れ離れになっていて、肉親が亡くなっても会いに帰ることができないと知ったとき、彼は感慨にふけり、やや興奮気味にこう言った。「この20年余り、皆さんは帰国できませんでしたが、皆さんがこれほど重要なことをしていて、大きな使命を果たしているのです。大したものです! 私は心の奥底から法輪功に敬意を表します」
離れる際、彼は「皆さん、続けて下さい。必ずやり通してください」と、何度も学習者を励ました。
「正義を推し進めることは皆の果たすべき責務だ」
6月17日(土曜日)の午後、ストックホルム宮殿に隣接するコイン広場には、法輪功について知ろうとする人の波が耐えなかった。ポーランドから団体観光客は、ガイドの案内に従い広場を通り過ぎるとき、一様に足を止めた。ガイドが展示パネルを読んだ後、すぐに支持の署名を行った。その後、彼女は団体客がパネル資料を読み、迫害の実態を知るための時間を設けた。
ツアー参加者のほとんどは中高年だった。彼らは展示パネルをじっくり読み、真相を知った後、迫害反対を支持する署名をしようと、列を成して辛抱強く待っていた。署名した後、皆は嬉しくて、「ポーランドに住んでいた人は皆、共産主義の邪悪について経験したり聞いたりしたことがあります。正義を果たすことは皆の責務です」と述べた。
団体の中には、ポーランドのワルシャワから来たカメラを持っている青年がいた。彼はより多くのことを知るため学習者と長い時間話をしていて、最後にこう言った。「この功法は実に素晴らしいものです。ここに立っているだけで、私はとても心地よく感じます。しかし、中国にいる中共の暴政によって迫害されている学習者のことを思うと、悲しくなります。どうすれば彼らを助けることができますか?」
支持の署名でも、真相を広める手助けでもよいと学習者から聞き、青年は喜んで署名を行い立ち去った。しばらくして、彼は弟を連れて戻ってきた。彼の弟も真相を知った後、法輪功を支持する署名を行った。青年はまたその場で写真を撮り、帰ってからネットに載せて、より多くの人に真実を伝えたいと言った。
「あなたたちは必ず成功します!」
6月24日、学習者はストックホルムの音楽ホールの隣で迫害の実態を伝えるイベントを行い、中共の迫害を暴露し、反迫害の署名を集めた |
6月24日はスウェーデンの夏至祭にあたり、当日の午後は風が穏やかだった。学習者はストックホルムの音楽ホールの隣で、優美な煉功音楽に従い、人々に動作が緩やかな五式の功法を実演してみせた。通りすがりの人々は足を止めて展示パネルを見たり、学習者と会話を交わしたりした。真相を知った人々は署名で支持し、法輪功を学びたいと言う人もいた。
ドイツから来たある夫婦は、ご主人が署名した後、学習者をこう励ました。「必ず最後まで続けて下さい。正義は必ず悪に打ち勝ちます! ドイツには『希望は不滅のもの』という諺があります。希望がまったく見えないと感じるときこそ、最後の希望が現れるのです。続けていけば、暗闇は過ぎ去り、夜明けがすぐ目の前に来ているのです。あなたたちは必ず成功します!」
同日、スウェーデンに移住して久しいバングラデシュ人が詳細を知りたいと自ら訪ねてきて、事情が分かった後にすぐに支持の署名を行い、法輪功を学びたいと言った。ストックホルム市中心部の近くに煉功点があり、毎週日曜日の午前中に無料で功法を学ぶことができると知った彼は、その場で学習者と予定を確認し、喜びの表情を浮かべた。