【明慧日本2023年7月9日】陝西省安康市漢濱区公安局国内安全保衛部門(以下、国保)の中隊長・趙思林は、法輪功学習者・羅長雲さん(69歳)を留置場に拘禁するため、羅さんの血圧値を改ざんし、留置場の受け入れ条件に合うようにした。趙思林はこの行為によって、中国共産党(以下、中共)の偽り、邪悪さ、暴力的な本質を完全に示した。
羅さんは漢濱高校を定年退職した元英語教師で、1997年12月に法輪功を学び始めた。2022年1月8日、羅さんは自己の年金発給停止事件について安康市政法委書記、公安局長などの共産党官僚らに手紙を書き、法輪功は世界中に拡がっている現状と、法輪功の合法性などを説明した。その結果、羅さんの手紙はこれらの官僚に証拠として使用され、迫害を加えられた。
同年5月30日、羅さんは趙思林らに不当に連行され、身柄を拘束された。同年6月9日、逮捕状が発布され、検察庁に起訴された。今月2日、漢濱区裁判所は羅さんに対して裁判を開廷した。
法廷で羅さんは、国保大隊の中隊長・趙思林が健康診断結果を偽造した事実を暴露した。2022年5月30日、趙は羅さんの身柄拘束する前、羅さんを連れて病院に行って身体検査を行い、当時の血圧値は184/140mmHgで留置場の受け入れ条件に合わなかった。よって、趙は羅さんを趙の娘の所在病院に連れていき、娘に指示して血圧値184を179(180以下は受け入れの条件)に改ざんさせて羅さんを留置場に入れた。
弁護士2人も羅さんが無罪であり、職権乱用し、診断結果を偽造した当局の関連人物数人を罪に問うべきだと主張したが、検察庁側は弁護する言葉がなくなったにもかかわらず、羅さんに対して裁判所は懲役5年を求刑した。現在では、裁判の結果はまだ出ていない状況である。
中共の24年間に亘る法輪功への迫害の中で、羅さんに対して計120日間身柄を拘束し、6年6カ月の労働教養を強い、懲役9年の判決を下した。年金を無理やり発給停止にしている。