文/中国大法弟子
【明慧日本2023年7月13日】5月13日の朝に、私はいつものように100個のお守りを持って、人々を救うために交流会場に向かっていました。私は目的地の一つ手前でバスを降り、会場に向かって歩きながら、縁のある人たちに真実を伝えることにしました。
会場に着くと、道端に座り込んでいる老人がいました。近づいてみると、背中が土で覆われ、足を伸ばしたまま地面に横たわっていました。会場の外では人が行き交い、道の両側には商店が立ち並んでいましたが、地べたに座っている老人のことなど誰も気に留めていないのです。私はあわてて「おじいちゃん、気分が悪いのですか? 立つのを手伝いましょうか」と尋ねました。老人の口は動いているのですが言葉にならず、汗をかき、顔が赤くなっていました。老人に手を貸し、立たせようとしましたが、立ち上がれません。私はすぐ老人に「法輪大法は素晴らしい、真・善・忍は素晴らしい」と唱えるように言いましたが、言葉をはっきりと発音できず、舌が硬くなっているようです。私はお守りを取り出し、老人にお守りに書かれている心からの九文字の言葉を読んでもらいました。老人がお守りに手を伸ばしたとき初めて、彼の右手が震えていることに気づきました。読んで唱えていくうちに、徐々に言葉が明瞭になり、読んだすべての言葉が聞き取れるようになりました。最後に、老人は大声で「法輪大法は素晴らしい、真・善・忍は素晴らしい」と一語一語、力強く唱えることができました。
私もこの機会に周りの見物する人たちに中国共産党(以下、中共)による法輪功への迫害の実態を明らかにし、ひとりひとりにお守りを配ったところ、とても喜んでもらえました。隣で商売をしていた人が、「老人は30分以上も倒れたままだったが、恐喝されるのが怖くて手当てが出来なかった」と言っているのが聞こえました。
老人はだいぶ良くなったので、手を貸して立たせようとしましたが、まだうまく立ち上がることができず、足が弱く、また倒れそうになりました。私は老人に自分も一緒に唱えるので、「法輪大法は素晴らしい、真・善・忍は素晴らしい」を唱え続けるようにと言いました。ある親切な人が、地面に落ちていた老人の水筒を拾って手提げ袋に入れ、私に渡して「あなたは本当に優しいですね」と言いました。「私たちが真・善・忍に従い、善良な人間になることを教えてくださったのは、私たちの師父です。中共は法輪功に濡れ衣を着せ、天安門焼身自殺を捏造し、すべての中国人を騙しました。今、この老人が心からの九文字を唱え、すぐに元気になったのを皆さんは見ました。このお守りを大切にすることは、自分の命を大切にすることと同じです」と私は言いました。
私は老人に手を貸し、近くの涼しい場所に連れて行きました。老人はゆっくり歩きながら、自分が80歳を過ぎていることを教えてくれました。ある商売している夫婦が、私たちが来るのを見て、男性の方が率先して涼しい場所を譲り、老人が座れるように手伝ってくれました。この男性は私に2度、「あなたはこの老人の親戚なのですか? 彼は長い間倒れていましたが、問題を起こすことを恐れて、誰も助けようとしませんでした。どうしてあなたは老人を助けることができたのですか?」と尋ねました。「私は法輪功を修煉しています。『法輪大法はすばらしい、真・善・忍はすばらしい』を唱えたため、老人はやっと立ち上がれたのです」と私は言いました。
また、彼らにこう伝えました。法輪功は世界100カ国以上に広まり、40カ国語以上に翻訳され、世界中で読まれています。さらに、5000の賞を受賞し、ノーベル平和賞に4回もノミネートされました。毎年5月13日は世界法輪大法デーと定められ、世界中で祝い、称賛されています。中国の国民はとても哀れです。テレビで偽のプロパガンダを見ていると、災害に直面しても真実を信じることが出来ない人もいます。また、なぜ三退(中共の組織を心から退くこと)することで、安全が守れるのかについても話しました。そして、邪な中共に加入したことがあるのかを尋ねた。 彼らは何も加入していないと答えました。男性は私からお守りを受け取り、すぐ隣にいた数人もお守りを受け取りました。
私は周りの人に伝えました。「毎日、心からの九文字を唱えれば、何をするにも気持ちがよくなります。どんな困難があっても、真摯に敬虔に唱えることで、奇跡が起こります。ここにいる皆さんはその証人になりますので、今日見たことを友人や親戚に話し、彼らも平和と明るい未来に恵まれるように救ってあげてください」
師父の法を正す過程が進むにつれて、同修たちは衆生を済度する機会と時間が残り少なくなっていることに気づきました。すべての衆生が救われるのを待っているのです。あなたが外に出れば、きっと縁のある人が真実を理解し、平和を守るために三退するでしょう。私たちは常に、心の内に目を向けて自分自身を修め、時間を大切にし、より多くの人々を救いましょう。
(責任編集:文謙)