文/中国の大法弟子 程徳が口述
【明慧日本2023年7月17日】私は1996年に法を得て、既に20年以上修煉しています。修煉の道のりは起伏に富み、ここで最近数年間の修煉過程についてお話ししたいと思います。
私は店舗で衣料品のビジネスを営んでいますが、景気が芳しくないため、比較的時間に余裕がありました。学法と発正念を除いた空き時間、時々スマートフォンを使って遊んでいました。店で過ごす時間が長くなるにつれ、同修との交流時間が減り、学法グループに参加することもほとんどありませんでした。すると、徐々に学法の時間も減り、自己に対する要求も緩くなり、知らぬ間にスマートフォンを使う時間が増えてしまいました。次第にTikTokやKwaiなどを使い始め、大量の時間をビデオの編集や送信に費やし、多くの人々から「いいね」をもらいました。フォロワーも徐々に増え、数百人、数千人、数万人となり、スマートフォン中毒がますます強まり、自分を制御できなくなってしまいました。一日中スマートフォンから離れられなくなり、トイレに行ってもスマートフォンを手放せず、夜中に目を覚ますとまずフォロワーがどれだけ増えたかを確認しました。
心の中では、スマートフォンを使うことは良くないと分かっていましたが、自分自身を止めることができなくなり、習慣になってしまいました。気づかぬうちに手がスマートフォンに伸び、無意識に画面をスワイプし続けるようになりました。心は憂鬱で体も太り、明らかに老け込んでしまいました。一日中元気がなく、意気消沈して、時にはたばこを吸ったり、酒を飲んだりしていました。まるで薬物中毒のように、どんどん中毒が深まり、抜け出せなくなり、地に這いつくばってしまい、修煉においても後退してしまい、状況が手に負えなくなりました。
同修たちは私の状態をとても心配して、何度も私と交流してくれました。しかし、私はなかなか変わることができず、スマートフォンを手放せず、悟りに至れない状態が続いていました。自分がなぜこの世界に来たのか、自分の使命と誓いを考えると、心が複雑で言葉で言い表せないほど辛かったのです。精進したいと思っても、スマートフォンに対する自己の制御が難しかったのです。
ある同修は私に対し、「いつになれば、また以前のあなたを見ることができるのでしょうか? 以前のあなたの精進の状態を、私はとても羨ましく思っていました。数年間、あなたは真相の資料を作り続け、多くの同修に提供しました。少しでも時間があれば法を学び、正念を発し、とてもよくやっていました。私はいつになれば、再びあなたの精進の様子を見ることができるのでしょうか?」と言いました。
同修は私がお店で本を読んでいることを知っており、セキュリティ上のリスクがあるため、師父の『広州での説法』の音声をダウンロードし、印刷された法輪大法の本や師父の新しい経文などの資料、さらには『空中明慧週刊』や法輪功の修煉に関する選集などのオーディオ資料を提供してくれました。そして、中古のスマートフォンを買って、ダウンロードした法輪大法の資料をメモリーカードにコピーして入れました。同修は私に、注意して安全を確保するよう念を押しました。このスマートフォンはインターネットに接続できず、携帯電話のSIMカードも装着できず、フライトモードに設定されており、学法専用のものです。同修は何度も、「大法の本をたくさん読み、常人のビデオを少なく、見ないようにしてください。常人のビデオには名声、利益、性的なものなどの良くない要素が含まれており、私たちの修煉とは正反対です」と言いました。
私は『轉法輪』を読み始め、師父の各地での説法を聴き、他の時間は同修との交流文章を聴いています。学法を通じて、少しずつ向上していき、スマートフォンを使う時間がますます減っていきました。時々、習慣的に手がスマートフォンに伸びますが、離れた場所に置いておくようにしました。しかし、スマートフォンを見ないと心が不快に感じることがありました。そういう時は、自分自身を制御し、自制心を持つようにしています。時には、どんなに辛くても我慢して、決して見ません。そのうち、スマートフォンを家に置いて店に持って行かないようにして、触れることもできなくなりました。
師父は私の強い心を見て、スマートフォンを使って私を操っていた魔を除去してくださいました。慈悲深い偉大なる師父に感謝致します。
このようにして私は学法に時間を費やし、師父の法を読みたくなりました。師父の話は素晴らしく、広大で深遠です。以前、このように多くの時間を無駄にしたことを本当に後悔しています。現在、毎日定時に約30分の発正念をしています。同修の妻が外出して真相資料を配布する際、私は彼女のために発正念をします。一度発すると、彼女が帰宅するまで3〜4時間発し続けます。正念を発するとき、私は正念が非常に強く感じ、心が落ち着きます。時に私が外出して真相資料を配布するときは、妻が私のために発正念をしてくれます。私たちは互いに非常にうまく協力しています。
今、私は学法するとき心が静かで、(法の)一字一句が心に入ります。学法するほどに、法の広大な深さを感じ、理解することができます。お店に顧客が来たときは、真相を語り、三退(共産党、団体、隊の脱退)を勧めるときもあります。
ある同修は私の事を気にかけてくれ、また私と交流をしに訪れました。彼は座って私をしばらく見ると、「あなたは変わりました、あなたは精進していますね。以前よりもずっと若くなり、あなたの精神状態はとても良いです。変化が大きいですね、おめでとうございます」と言いました。
そうです、私は今、使い切れないほどのエネルギーがあり、歩くと軽やかで、元気に満ち溢れています。以前と比べるとまったく別人です。師父の慈悲なる救済に感謝します。
ある日、親戚の同修が急いで私の家にやってきて、「長い間あなたと連絡が取れなかった為、今日は特別に(あなたを)訪ねてきました」と言いました。私は、スマートフォンを1週間以上も鉄の箱に入れていたことに気づきました。
私はますますスマートフォンから遠く離れていると感じており、もうそれに触れたくありません。ある夜、私は非常に明確な夢を見ました。ある声が私に、「あなたのスマートフォンは死にました」と言いました。私は「それならばそのままで結構です。SIMカードを抜いてください。これからはもう使いません」と言いました。
現在、スマートフォンは私たちの日常的な通信手段ですが、同時に執着心を生み出すこともあります。そこに迷い込み、それに操られると、なかなか抜け出すことができません。それは人々に害を与えるものであり、いくつもの世界を台無しにし、修煉者にも大きな影響を与えます。
今、私の周りにはまだスマートフォンに執着する同修がいます。私は、修煉者がスマートフォンに執着しないようにするべきだと考えています。それは、私たちが三つの大切なことを遂行するのに、非常に大きな影響を与えるからです。また、スマートフォンに迷い込むことで、何千年もの月日が一瞬にして台無しになる可能性もあります。くれぐれも忘れずに!
以上は私がスマートフォンに執着した教訓です。これからは必ず師父の言葉を聞き、三つの大切なことを遂行し、学法を多く行い、発正念を多くし、人々を救うことに専念し、師父と共に家に帰ります。
この交流記事を書くことで、自分がスマートフォンへの執着によって迷いを抱えていたことを公表し、他の同修に何かしらの示唆を与えられればと思っています。もし法にそぐわない点があれば、慈悲深い同修からのご指摘をお待ちしています。