文/山東省の大法弟子
【明慧日本2023年7月20日】母は今年80歳です。数年前、私は母と一緒に『轉法輪』を暗唱したことがありますが、第一講だけを暗唱し、その後進まなくなりました。この十数年来、私はずっと母と一緒に法の暗唱をしたかったのですが、いつも「もう年を取りすぎたから。『洪吟』を暗唱しなければいけない。『轉法輪』を覚える時間がない」などと、母は何かと理由をつけては、一緒に暗唱しようとしませんでした。
3年前、私はまた、母に法の暗唱をしようと相談し、その時は母も同意しました。しかし、母は第一講まで暗唱したあと、続けようとしませんでした。それでも私はひとりで半年以上をかけ、その年の末までに1回『轉法輪』を暗記し終えました。
その後、私はもう一回、法を暗記したかったのですが、なかなか実行できませんでした。今年になって、法を読んでも、頭に入っていないことに気がつきました。例えば、一段落を読み終え、発正念の時間になり正念を発した後、続けて読もうとしましたが、どこまで読んだかさえ覚えていませんでした。学法がよくできていないと分かったので、「もう一度、法を暗記する」と決意しました。
今年の春、母の修煉状態も良くなくて、法を勉強する時によく眠くなるのです。そこで、私は母に「一緒に法を暗唱」するよう説得するために、明慧ネットから修煉者が法を暗唱する体験記事をダウンロードして印刷し、母に見せました。母は迷わず同意しました。私たちは明慧ネットの記事から、何人かの法を暗唱する方法を真似しました。まず私たち2人が一緒に法を読み、それから、1人が読み、もう1人が暗記するという方法です。2人ともよく覚えるまでそのように繰り返しました。私たちは段落ずつ暗記し、2人とも暗記できた段落を復習せず、次の段落を暗記していくという方法にしました。こうして、最初のうちは1日に小さな段落のいくつしか覚えられなかったのですが、その後は1日に2、3ページ覚えるようになりました。進みが遅くなることもありますが、その場合の殆どは常人の心が現れたからです。人心によって、1日に小さな段落しか暗記できない日もありました。というのは、乱れた心を静めずに繰り返し読んでも、頭に入ってこなかったのです。しかし、それでも、あきらめずにひたすら続けました。暗記する過程で、たびたび心性の関に遭うこともありました。
第六講を暗唱したとき、家庭のトラブルに妨害され、私も母も暗記することを続けられなくなり、数日間暗記ができませんでした。もともと大家族の我が家は、私と母が大法を学んでいるので、何事もほかの家族のことを優先に考えていたため、いつも和気藹々としていました。ところが今回は、家族の間が、突然お互いのことを理解し合えない様子となり、互いに文句を言い合い、私も母も常人に落ち、家族の悪口を言ったりするようになりました。その結果、母は夕食中に歯が欠けてしまい、痛みで数日間食事ができなくなりました。母はさらに、鼻水が止まらず、学法に大きな支障をきたし、私も軽い風邪の症状が現れました。時を同じくして、家の洗濯機が壊れ、お手洗いの電気が点かなくなり、壁掛時計も動かなくなりました。
私たち2人は、法の暗記を通じて内に向けて探し、自分たちが間違っていること、改善すべきことがあるとわかりました。私たちは師父の法に照らして、絶えず内に向けて探しました。「口を修めないこと、人の陰口を言うのが好きな心、人のことを優先に考えない心、強く恨む心、人に言われたくない心、自分たちがいつも正しいと思っている心」などが見つかりました。「これらの悪い心を取り除こう」と、2人とも決心しました。これらの執着心を見つけた後、洗濯機の修理部品を見つけた夫は、修理代600~700元もかかるものを自分で修理することができ、点かなかったライトは交換しなくても正常に戻り、夫が修理しようと下ろした掛時計も、正常に動き続け、すべてが正常に戻りました。
自分自身をしっかり修めれば、正しくないものがすべて正されるのだとわかりました。そして自分をよく修める唯一の方法は、大法をよく学ぶことだと明確に認識しました。
私たちはやっと第六講を暗記し終え、すぐに第七講を暗記し始めました。最初の日、私は仕事を終えて実家に行き、夕方の5時過ぎから9時近くまで母と法の暗記をし、一節を暗唱できました。母は「明日また、一節を暗記しましょう」と言いました。私はにっこり笑って、「いいよ」と答えました。その結果、翌日も私たちは本当に第七講の第二節が暗唱できました。 法の暗唱が終わり、私が家に帰ろうとするとき、母は「じゃあ、明日この講の残り全部を暗唱しよう」と言いました。母が何気なく言ったので、私も笑って「いいよ」と何気なく言いましたが、心の中では無理だと思っていました。なぜなら、まだ20数ページもあるからです。しかし、翌日、私は休みだったのですが、驚くほど速く暗唱でき、1日で二節、つまり10ページ以上を暗唱しました。第七講の最後の一節しか残っていませんでした。4日目には、最後の一節をあっという間に暗唱でき、そして第八講の最初の一節も暗唱できました。
母は、私たちが4日間で第七講を暗記できるとは思っていませんでした。以前、私たちは一講を暗唱するのに、2週間以上かかっていたのです。大法は本当に素晴らしいのです!
今では、母は法を暗唱すればするほど、暗唱することが好きになりました。時々、私が暗唱を終えて自分の家に帰ろうとすると、母は少し残念そうに「もう帰るの?」と言うのです。 以前は、母に法の暗唱を相談しても言い訳をされていたのですが、今、母は法を暗唱することで居眠りすることもなくなったし、法を読むときに他のことを考えなくなりました。さらに、問題にぶつかった時、私たちはすぐに問題点を見つけられるようになり、解決することができます。師父のご加護のおかげで、私たちは法を暗唱することで、以前はなかなか気づくことのできなかった執着を見つけることができました! 師父、ありがとうございます!
条件が整っている同修に、法の暗唱をしてみることを提案します。本当に素晴らしいものです! 法を暗唱することは、思っているほど難しいことではありません!