　【明慧日本2023年7月29日】（アメリカ＝明慧記者・李静菲）全米の一部の法輪功学習者（以下、学習者）と支持者が7月20日、ワシントンD.C.のキャピトルヒル近くのナショナル広場で集会、パレードを開催した。また、キャンドルを灯して中国共産党（以下、中共）の迫害で死亡した学習者を追悼し、迫害の停止を求めた。

　1999年7月20日、中共の江沢民政権は法輪功への迫害を開始した。この残虐な迫害は今日まで続いており、学習者は24年間にわたって迫害停止を呼びかけてきた。

　学習者たちが開催した「7.20」反迫害24周年集会の前夜、米国上院議員と下院議員からはビデオメッセージや書簡が送られた。議員らは反迫害の活動を声援し、中共の迫害を非難するとともに、迫害の停止を求めた。

「7.20」反迫害24周年集会の前夜、ビデオメッセージや書簡を送った議員。上段左から右・下段の順：トッド・ヤング連邦上院議員、サム・グレイブス連邦下院議員、ビル・パスクレル連邦下院議員、ジェラルド・コノリー連邦下院議員、ナンシー・メイス連邦下院議員、ヨン・キム連邦下院議員（明慧ネット合成写真）

　トッド・ヤング連邦上院議員「中共は文化的、宗教的信念を理由にテロ戦争を発動している」

トッド・ヤング連邦上院議員より送られた、学習者の反迫害を声援するビデオメッセージ

　トッド・ヤング連邦上院議員はビデオメッセージの中で、「中共は何十年にもわたって、中国の少数民族や宗教団体を組織的に迫害してきました。中国国民の自由を制限するために脅迫の手段を用いています。法輪功のような団体が、中共の手による奴隷労働や言葉では表すことのできない人権侵害を受けています。これらの不正、残虐行為、虐待はすべて共産主義の法律の枠組みの下で発生しており、信仰や文化活動を過激主義やテロリズムに結びつけています。つまり、中共は文化的、宗教的信念を理由にテロ戦争を発動しているのです」と述べた。

　ヤング連邦上院議員は、学習者が経験したこと（迫害）は言葉では言い表せないと述べ、学習者に同情し、以下のように語った。

　「米国上院議員として、私は米国人には国内外で基本的人権のために、立ち上がる道徳的義務があると確信しています。これには、責任者、特に中共に、彼らが犯した虐待や残虐行為の責任を問うことが含まれます。それはこれらの行為が直ちに中止し、世界中の国々が自由と正義を追求するよう奨励されなければなりません」

　グレイブス議員「中共の迫害に抵抗し、法輪功への正義の広がりを求める」

サム・グレイブス連邦下院議員より送られた、学習者の反迫害を声援する書簡

　サム・グレイブス連邦下院議員は、学習者への声援書簡の中で、「学習者に対する中共の継続的な残虐で不当な行為に抵抗する皆さんの努力を、公に支持できることを誇りに思います」と述べた。

　「信教の自由は憲法に賦与されている権利であるだけでなく、すべての人が享受すべき人権でもあります。中共は世界中の自由の人々の独立と人権を脅かしています」

　「中共は、謀殺、生体臓器収奪、大量の不法監禁、憚らずに拷問などの人権侵害行為を行っています。これらの行為は、中共の目的が共産主義イデオロギーを推進するために、宗教活動を消滅しようとしていますが、今日の世界には居場所がないのです」

　また、グレイブス議員は、「私を信じてください、迫害に対抗するためにあなたたちとともに立ちます。私は正義を広げるために共に努力することを期待しています。私は信教の自由と人権を確実に優先させることに揺るぎない政策に尽力します。残虐行為に反抗するあなたたちの勇気ある献身は、宗教上の権利を行使する自由を例示しており、あらゆる場所のアメリカ人に模範を示しています」と述べた。

　パスクレル連邦下院議員が学習者に挨拶し、法輪功を支持

ビル・パスクレル連邦下院議員より送られた、学習者の反迫害を声援する書簡

　ビル・パスクレル連邦下院議員は、ワシントンD.C.での「7.20」反迫害活動に、ニュージャージー州の学習者に書簡を送り、法輪大法への支持を表明した。

　同議員は書簡の中で以下のように述べている。

　宗教団体と、集会の自由と言論の自由を求めるすべての人々に対する、中共の迫害は直ちに停止すべきです。（中共は）意見や信仰の多様性が尊敬される国ではないのが弱点です。中共は組織的に中国国民と香港市民に対する抑圧は、私たちの世界の汚点であり、私たち全員に深い苦痛を与えています。

　特に宗教的信念が平和的に実践されている場合には、誰もその宗教的信念を理由に迫害されるべきではありません。

　学習者は、中共による法輪功に対する極度の差別との闘いで、彼らの声と注目を集めていることは尊重に値します。

　コノリー連邦下院議員「揺るぎなく法輪功学習者の信仰の自由を支持する」

ジェラルド・コノリー連邦下院議員より送られた、学習者の反迫害を声援する書簡

　ジェラルド・コノリー連邦下院議員は、学習者への声援書簡の中で、以下のように述べている。

　（中共は）24年にわたり法輪功（法輪大法）を根絶する運動を発動したが、しかし中国国内および中国国外には依然として、何百万人もの人々が法輪功を実践し、彼らの基本的権利を行使しています。あなたたちは普遍的な人権と宗教的信仰の自由を推進し、私はこれに対する揺るぎない支持を表明します。

　法輪功は真・善・忍の道徳原則を強調しており、世界の少なくとも70カ国で法輪功を実践している人々がいます。しかし、中共は1999年7月に全国規模で（法輪功に対する）迫害を開始しました。その時から、私たちは学習者が中国政府によって標的にされ、弾圧されているという報告が増えているのを目の当たりにしました。かつてこの迫害の被害者の何人かが私の事務所を訪れ、実際に経験した拷問と迫害、そしてそれが家族にもたらした被害について話してくれました。私の選挙区の有権者の中には、自らもこの迫害の犠牲者となっている人もいます。私は、学習者たちが、（中共による）暴力的な弾圧を受けているにもかかわらず、完全に平和的な方法で国家による、この暴力的な迫害に対応してきたことを知っています。彼らは弛まず中国国民や世界中の人々に、彼らの信仰と彼らに対する迫害の性質について知ってもらうために、精力的に取り組んできました。

　自分の経験を共有してくれた学習者に感謝し、この広く認められる価値観を提唱し、これらの価値観が国家とより広範な国際社会の境界を定めています。

　メイス連邦下院議員「中共の暴政に抵抗する法輪功学習者の勇気を肝に銘じる」

ナンシー・メイス連邦下院議員より送られた、学習者の反迫害を声援する書簡

　ナンシー・メイス連邦下院議員は、声援書簡の中でこのように述べている。「中共による法輪功学習者への迫害は、単なる人権侵害ではなく、この精神的信仰の体現である真・善・忍の価値観に対する粗暴な攻撃です。過去20 年にわたり、中共は他のどの団体よりも厳し迫害されています。中国の数百万人の法輪功学習者が投獄され、残忍な拷問を受けており、多くの法輪功学習者が殺害されています」

　「言うまでもなく、現実が厳しいのは間違いないが、しかし私たちが今日ここにいるのは、真理に対する不屈の精神を信じているからです。法輪功グループは20年以上にわたって無情の迫害を受けてきましたが、それによって沈黙しませんでした。相反して、彼らは中国現代史上最大規模の情報自由運動を展開し始めました」

　「米国議会が皆さんの声を聞いたことを私は保証し、中共の圧政に抵抗した学習者の勇気を肝に銘じます。彼らの堅忍不抜の精神と自由を求める闘いは、私たち全員を激励し、抑圧のない未来を勝ち取るために、共に努力する希望の道しるべとなっています」

　ヨン・キム連邦下院議員「私は過去24年間、中共による法輪功学習者への迫害を目の当たりにした」

ヨン・キム連邦下院議員より送られた、学習者の反迫害を声援するビデオメッセージ

　米国のヨン・キム下院議員は、学習者を声援するビデオメッセージを送り、以下のように語っている。

　24年間、私たちは中共による学習者への恐ろしい人権侵害を目の当たりにしてきました。

　私たちはずっと知っています。世界中でますます多くの証拠が明らかになっていますが、中共は宗教信者や少数民族から臓器を収奪しています。下院は最近、この凶悪な犯罪に関与した中国当局者を特定し処罰する権限を政府に与える法案を提出し、私はその提出を支持したことを誇りに思っています。