【明慧日本2023年8月4日】今年は法輪功学習者(以下、学習者)が平和的に迫害に反対して24周年である。7月20日、学習者たちはジュネーブ湖畔の国連人権高等弁務官事務所の前で集会を開き、現在まで24年間続いている中国共産党(以下、中共)による法輪功迫害の終結を呼びかけた。スイスの政治家21人が声援の書簡を送った。
スイスの議員の多くは書簡で中共による人権侵害を非難し、スイス当局に対し、迫害を終結させ信仰と思想の自由が尊重されるよう、より一層の努力を払うよう求めた。 書簡は学習者の勇気と忍耐力を称賛し、学習者の迫害に反対する活動を支持した。
法輪功を声援する7人のスイス連邦議会議員および14人の各州・市の議員 |
スイス連邦議会議員「法輪功への迫害停止を断固支持する」
欧州評議会メンバーで、スイス連邦議会の国民評議会議員ジャン=ピエール・グラン氏 |
欧州評議会のメンバーで、スイス連邦議会の国民評議会議員ジャン=ピエール・グラン氏は書簡の中で、「私は、2022年5月5日に欧州議会が採択した、中国における生体臓器摘出の継続疑惑に関する決議を支持する。私はEUとその加盟国に対し、第三国との関係発展において生体臓器摘出の問題を提起するよう喚起した」
「中国は、臓器調達における透明性とトレーサビリティに関する世界保健機関(WHO)の要求事項を完全に遵守するよう求められている。専門家と同様、私は中国に対し、『生体臓器狩り』の疑惑に迅速に対応し、国際人権機関による独立した監察を認めるよう要求する」と述べた。
スイス連邦議会ジュネーブ州選出のリサ・マッツォーネ議員 |
スイス連邦議会ジュネーブ州選出のリサ・マッツォーネ議員は書簡の中で、「私は学習者の勇気、粘り強さ、行動を称賛し、皆さんと共に必要な行動を継続していきたいと思います」と述べた。
連邦議会議員「世界は真・善・忍の価値観を必要としている」
連邦議会の国民評議会議員ローレンス・フェールマン・リエル氏 |
連邦議会の国民評議会議員ローレンス・フェールマン・リエル氏は、書簡の中で次のように述べている。「法輪功は、真・善・忍といった人類の価値観の尊重に基づく修煉法であり、現在では100カ国以上に広がっている。国連、欧州議会、多くの非政府組織による報告と声明は、この衝撃的で理解しがたい迫害を非難している。 学習者が受けている非人道的な扱いの一つは、生きたまま臓器を摘出されることである」
「このような残酷な迫害を受けた罪のない人々は何の罪を犯したのだろうか? 修煉は犯罪とみなされるのだろうか? 真・善・忍という普遍的な価値観を信じることが犯罪なのか? 逆に、私たちの世界はこれらの価値観を非常に必要としている! 私たちは中共によるこのような人権侵害を非難し続けなければならない。そして私はスイス当局に対し、このような弾圧を終わらせ、信仰と思想の自由が尊重されるようにするために、さらに一層の努力を払うことを呼びかける」
連邦議会議員「学習者たちの長期にわたる平和的かつ理性的な迫害に反対する活動は、実に大したものである」
連邦議会の国民評議会レオノール・ポルシェ議員 |
連邦議会の国民評議会レオノール・ポルシェ議員は書簡の中で、「中共による法輪功への犯罪的迫害は、国際社会から制裁を受けなければならない」と述べ、特に「本人の同意なしに臓器を摘出することは恐ろしい犯罪である。政府は、臓器を得る目的で殺人に同意することは人道に反する罪である」と強調した。
ポルシェ議員は、学習者たちの長期にわたる献身的な活動は大したものであり、感動を覚えたと述べ、平和的で理性的に迫害に反対してきた学習者に感謝した。同議員はまた、中国がいつの日かスイスのように、思想と信仰の自由が憲法で保護された基本的な権利となることを期待している。
連邦議会の国民評議会のクリスチャン・ダンドレス議員 |
連邦議会の国民評議会のクリスチャン・ダンドレス議員は書簡の中で、「中共政権の絶え間ない暴力と弾圧に直面して、私はあなた達に支援のメッセージを発信する。 この残酷な迫害に反対する活動を支援し、中国に人権と民主主義を尊重させるよう働きかけることは、世界の平和と人類の尊厳を守るための決定的な要素であり、基本的な義務であると考えている」と述べた。
連邦議会の国民評議会のトーマス・ブレシ議員 |
トーマス・ブレシ連邦議会議員は書簡の中で、「私はあなた達を支持し、法輪功学習者に対するいかなる拷問や虐待にも反対することを再確認しました」と述べた。
連邦議会議員「法輪功への迫害は衝撃的、最も強い言葉で非難する」
ヴァレー州の連邦議会の国民評議会フィリップ・ナンテルモド議員 |
ヴァレー州の連邦議会の国民評議会フィリップ・ナンテルモド議員は書簡の中で、「いかなる政権も信仰の理由で国民を起訴すべきではない。法輪功学習者に対する迫害は衝撃的なものであり、私は躊躇せずにこれを最も強い言葉で非難します」と述べた。
ジュネーブ州議会議員「真・善・忍という普遍的価値観は人類の尊厳の基本である」
ジュネーブ州議会の議員で、元連邦議会議員であるジャン・シャルル・リエール氏 |
ジュネーブ州議会の議員で、元連邦議会議員であるジャン・シャルル・リエール氏は、書簡の中で、「私は、法輪功への迫害が始まった当初から、ずっとあなた達と一緒にいる。私たちは中国政府に対し、迫害をやめるよう粘り強く要求し続けます」と述べた。
同氏はまた、「中国では、法輪功学習者は特別センター、強制労働収容所、病院に連れて行かれ臓器を摘出され、拷問を受け致死されることもある。中共は学習者を弾圧することを恥じるべきである」と述べた。
(続く)