文/中国の大法弟子
【明慧日本2023年8月5日】今年4月のある日曜日、私は同修と真相を伝えるために出かけましたが、乗ったバスは満員でした。車掌は私たちが高齢者であるのを見て、私たちのために二つの席を用意してくれました。車掌にお礼を言った後、やはり他の人に席を譲りました。私はバスに大勢の人が乗っている中で、どうやって真相を伝えようかと考えていた時に、 突然、一人の婦人と女子学生が席をめぐって口論になり、女性は「足が痛くて立ってられない」と言い、女子学生は「それは理不尽で席は譲れない」と言い、口論はますます激しくなり、 たちまちバスの中は騒がしくなりました。
私はふと、これは師父が真相を伝えるための機会を下さったのだと気づき、2人に近づき、口論をやめ、お互いに善をもって接し、物事に寛容になり、相手のことを考えるようアドバイスしました。 「法輪功を知っていますか? これは宇宙の高いレベルの大法で、普遍的な価値観であり、人々に真善忍に従い良い人間になるよう教えを説くものです」と落ち着いて話しました。
その二人は真剣に耳を傾けていました。私はその婦人に言いました「足が痛くなったら、『法輪大法は素晴らしい、真・善・忍は素晴らしい』という心からの九文字を唱えてみてください。心から唱えれば、足が楽になります。新年に、大法の師父は『なぜ人間が存在するのか』という経文を世に送り、その中で大法の師父はこのように世人に啓示されました。『生きている間、生活の貧富に関係なく、必ず善行を施し、悪事を働かず、善良さを保ち続け、天と神を敬い、人助けを自分の喜びとするなど、このようにすべきです。このようにすれば福徳が積まれ、来世福報があります』」 [1]
この時、女学生が立ち上がり「おばあさん、こちらにお座りください 」と声をかけてくれました。私は師父のこの法が彼女の善良さを目覚めさせたのだと思い、彼女に言いました。「おばあさんは修煉しているから、立っていても疲れないのよ」。バスの中の多くの人もうなずいて理解してくれました。
その時、車掌が別の小さな椅子を持って、私に座るよう渡してくれました。私は同修と顔を見合わせて、その小さな椅子を私の横に立っていた青年に譲って座らせました。すると彼は礼儀正しく丁寧に身をかがめて私に返しました。「学生さんですか? とても礼儀正しいですね」と尋ねると、 彼は自分は大学生だと答えました。「先程の私の話を聞かれましたね。こんなに素晴らしい宇宙大法が羅干、江沢民らの貪官汚吏に残虐に迫害されているのです。あなたは大学生なので、中国共産党の歴史のことはよく知っていますよね。歴代の中国共産党政府が巻き起こした運動を経て、多くの善良な人々が相次ぎ迫害で命を落としました。天が中国共産党を滅ぼすことは必然になっています」。大学生は私をじっと見て、うなずきました。 私は話し続けました。「もしもあなたが中国共産党の組織に入ったままなら、将来、天が中国共産党を滅ぼそうとするとき、あなたは副葬品になりかねません」。彼は「私は共産党の三つの組織に参加しました」と答えました。「あなたのお名前は?」 と尋ねると、彼は中国共産党、共青団、少先隊を辞めることに同意して、快く本名を教えてくれました。 私は嬉しくなり彼にこう言いました「あなたは本当に幸運な人です。『法輪大法は素晴らしい、真・善・忍は素晴らしい』と心から敬う気持で唱えれば、福報に報われるでしょう」。彼は微笑みながら頷きました。
一緒にいた同修も真相を伝え、三退を勧め、その結果、周りの5人の乗客は賛同してくれました。バスを降りた後、私たちは別のバスに乗り換え、さらに十数人の縁のある人に真相を伝え、5人の学生が三退を行いました。
師父はいつも弟子たちを見守ってくださり、いつも衆生のことを考えて下さっています。師父に心から感謝致します。 法を正す最後の時、私たちは自分自身をしっかり修め、より多くの衆生を救わなければなりません!
師父、ありがとうございます!!
同修の皆さん、ありがとうございます!
注:
[1] 李洪志師父の経文:『なぜ人類が存在するのか』