【明慧日本2023年8月9日】7月はアイルランドの観光シーズン最盛期で、法輪功学習者(以下、学習者)は毎週土曜日の午後、首都ダブリンの中心街で法輪功迫害の真相を伝える活動を行っている。 世界各国から訪れる観光客に大法の素晴らしさを伝え、迫害の真相を明らかにするため、毎日午後、主要な商店街や中国人街でも学習者が真相を広めている。
通行人の多くは、中共による法輪功学習者への残酷な迫害を知り、24年間続いている迫害の停止を求める署名に応じた。
ダブリン中心部で、法輪功迫害の真実を広める学習者たち |
迫害に反対する法輪功学習者を支援するために署名をする人々 |
目撃者「法輪功学習者の生体臓器摘出は実在する」
ダブリン中心部にあるヘンリー・ストリートは、アイルランドで最も賑やかなショッピングストリートのひとつである。7月初旬のある日の午後、学習者たちは中心街のヘンリー・ストリートで法輪功迫害の真実が書かれた資料を配っていたところ、それを見たある中国人の青年は立ち止まり、海外の独立メディアの報道をよく読み、法輪功迫害の真相をすでに知っていると言った。
また、その青年は学習者たちに自分の体験談を語った。 彼は中国南西部のある省の出身で、父親が臓器を交換する必要があったため、故郷から北京の軍隊病院に行ったという。 そこの医師は「すべての臓器は生きていて、法輪功のものです」とはっきり言ったという。
その青年は、海外に来て、中国共産党による法輪功学習者への大規模な臓器狩りを暴露する報道を読み、これは本当に起こっていることだと気づいたという。
「同胞の一人が同胞の一人の臓器を摘出するというのは、本当に、、」彼はため息をつき、悲しそうに首を振った。
その青年は、迫害と闘う学習者たちを支持し「あなたたちはよくやった。現在多くの中国人は間違って『中共』を『中国』だと思っている」と言い、学習者が渡した資料を指しながら「あなたたちは、真、善、忍を修めていますが、中共が最も怖がるのは『真』です」と言った。
真実を知り、三退を選んだ派遣社員たち
ダブリン市内中心部の南、ヘンリー・ストリートから歩いて20分ほどのところに、もう一つ有名なショッピング歩行者天国、グラフトン・ストリートがある。 7月下旬のある土曜日、学習者たちはグラフトン・ストリートで法輪功迫害の実態を伝え、多くの通行人が足を止め、その様子を眺めていた。その中には、中国から留学や観光、仕事でやってきた中国人も多く含まれていた。
恰幅(かっぷく:身体の格好や姿)のいい中年男性6、7人が案内所に着く前に立ち止まり、数歩離れたところから功法(気功)を披露する学習者たちを見ていた。 学習者たちは彼らを見ると、温かく挨拶し、すぐに彼らに歩み寄り、資料を渡した。学習者たちは彼らに、ここにいる人は皆法輪功学習者であり、法輪功は仏法の修煉法であり、100カ国以上に広がっていること、アイルランドの人たちも法輪功を学んでいると話した。
彼らは、話を聞いてうなずき、ある人は展示ボードの前に行ってじっくりと読み、ある人は携帯電話を取り出して学習者たちが煉功する様子を写真に収め、ある男性は学習者たちにわからないことをたくさん質問し、学習者たちはそれに一つひとつ答えた。
学習者たちの誠実さを感じ取ったのか、彼らはリラックスした表情を浮かべた。一人の男性が、自分たちは南部の海辺の町から来ていて、会社からアイルランドに派遣してきたと話した。彼らは国内では大きなプレッシャーの中で生活しており、会社からアイルランドに派遣されたとはいえ、ここでも内向きな争いモードで働いているという。ここの会社で働く時、地元の同僚たちは仕事を終えて帰った後も彼らは残業を続けなければならず、しかも残業代は支払われないという。
彼は「私たちはみな、中国でも、外国でもカモにされています」と嘆いた。
そのような中共の政治体制の下で生活している自分は「どうしようもない」と彼は言った。 学習者たちは彼に三退、つまり彼が所属していた中国共産党の党、青年団、少年先鋒隊からの脱退を紹介すると、彼は迷うことなく青年団からの脱退に同意した。 そして同行の1人の男性も中共党員を脱退した。
地元華人が法輪功を支持
当日、長年アイルランドに滞在している華人たちも、グラフトン・ストリートの真相拠点を通り過ぎた。その中には、以前、法輪功迫害の真相を知った李さんもいた。
李さんは中国大陸北部の海岸都市出身で、アイルランドに来てから建設業で働いていた。 半年ほど前、道で法輪功学習者に出会った。 会話の中で、彼は自分の近況を学習者に話した。 彼は、仕事中に怪我をして大量出血し、傷口がとても痛かったので、しばらく家で療養しており、今日は外の空気を吸いに出てきただけだと言った。 学習者は、傷が痛むときに「法輪大法は素晴らしい、真、善、忍は素晴らしい」という言葉を思い出し、よく唱えるようにと言うと、李さんは笑顔で同意し、資料を受け取った。
土曜日の午後、李さんは学習者を見かけると笑顔で挨拶した。 学習者が彼の健康状態を心配して尋ねると、李さんは「怪我はすべて治り、痛みもない」と嬉しそうに答えた。
学習者が李さんに「法輪大法は素晴らしい、真・善・忍は素晴らしい」という言葉をよく唱えるようにと言うと、 彼は、妻も法輪功を支持していて、法輪功はとても良いもので、病気を取り除き、健康を改善する奇跡的な効果があることを知っていると言った。 彼は、妻にも「三退」のことを話すと言った。