【明慧日本2023年8月14日】(明慧チェコ・プラハ記者・徳祥)欧州各国の法輪功学習者(以下、学習者)は7月21日から23日まで、3日間連続でチェコの首都プラハで集会、パレード、中国大使館前での抗議活動を行った。活動では、中国共産党(以下、中共)による法輪功への迫害の実態を伝え、多くの欧州市民から声援を受けた。
7月23日の旧市街広場での集会の様子 |
7月22日、ヴァーツラフ広場での集会の様子 |
7月22日のパレード開始前、フラチャニ広場で演奏する欧州天国楽団 |
7月22日、プラハ市内で進行中のパレードの様子 |
7月22日、旧市街広場で行われた各種の活動が、多くの市民を惹きつけた |
学習者の反迫害を支持し、声援の署名を行っている市民 |
アナリスト「母が法輪功を修煉してから、積極的になった」
上級調達アナリストの阮さん |
チェコ在住の上級調達アナリストの阮さんは、学習者を声援する署名を行った後、母親が法輪功を修煉しており、母親の変化を目の当たりにして、法輪功に良い印象を持ったと述べた。
「このイベントはとても平和で穏やかだと思います。法輪功は、自分の内心を見るようにと教えています。心が穏やかであれば、生活におけるほかの面でも安らぎを見つけることができます。もちろん、これは慈悲とも関係しています。残酷なことが起きても、暴力で反撃するのではなく、辛抱強く徳を以て怨みに報いるのです」
彼女はまだ法輪功の修煉を始めていないと言い、「私はまだ辛抱強さが足りなくて、時々怒ったりします。本(『轉法輪』)を読むと後ろめたさを感じます。65歳の母は、人生で多くの困難な時期を経験しました。今の彼女は(修煉してから)だいぶ良くなりました。世の中で起こっていることに対して忍耐があって、理解もできるようになりました」と述べた。
彼女は、母親が以前、睡眠障害を患い、よく眠れないことで苦しんでいて、他にもストレスがあり、健康も睡眠も影響を受けていたという。「法輪大法を修煉するようになってから、母はもっと前向きになって、(法輪大法の本を)多く読めば読むほど、世の中の物質的なものを手放すことができるようになり、精神世界に集中できるようになったと言っていました。彼女の魂はポジティブな要素を発散しているように感じました。健康状態も良くなった今、母はぐっすり眠れるようになりました」
「本当に不思議です。私たちはこれまで何度も彼女を助けることを試みてきましたが、うまくいきませんでした」と、彼女は笑って言った。
中共による法輪功への迫害を阻止する署名に言及した際、阮さんはこう言った。「中国(中共)政府は間違っていると思います。彼らが国民にしたすべての事はあまりにも恐ろしいのです。人権、民主、そして人々の自由はどこにありますか? 私たちは皆平等であるべきです。法輪功を学ぶ人は誰も傷つけず、ただ慈悲、真理、寛容、忍耐、平和的で美しい価値観を広めているだけであって、なぜ中国(中共)政府はこのようなことをするのでしょうか? 彼らは理由も挙げられないのです。こんなことをするのは残酷すぎます」
最後に阮さんはこう語った。「法輪功の学習者がやっているのは平和的な抗議だけです。これはとてもいいことだと思って、支持したいので署名しました」
トレーナー「現場で大きなエネルギーを感じた」
スイス出身のライフトレーナー、ピート・シャウプさんは、現場で大きなエネルギーを感じたという |
子供たちを連れて旧市街広場を訪れたスイス出身のライフトレーナー、ピート・シャウプさんは、6年間中国で暮らした経験があり、学習者の活動を目にした瞬間に中国の伝統文化に魅了された。中共による法輪功への迫害の実態を知った彼は、反迫害の署名を行い、子供たちも署名できるかと尋ねた。
シャウプさんは、署名は自由を支えるためにしたもので、特に生体臓器狩りのような悪行に関しては、「もちろん全力で反対すべきです」と語った。彼はここに来て初めて法輪功のことを知ったという。中共が24年来、自国民に真、善、忍に従い修煉することを許さなかったことを知った彼は、「善は私たちの生まれながらの権利です。人間として、私たちは皆、心から平和に生き、互いを尊重し、もちろん(大自然とも)平和的に共存していくべきです。私たちは全体の中の一部です」と述べた。
「だから、(迫害をやめるようにと)大声で呼びかけるべきです」。シャウプさんは学習者が公の場で中共の迫害を暴露することがとても重要だと考えている。「宣伝することで注目を集め、人々を目覚めさせることができます。人間として、私たちは無意識的に生活を送っています。このような話題を公共の場に持ち込むことが非常に重要です」
トレーナーとして瞑想にも関心があるシャウプさんは、現場で大きなエネルギーを感じたという。記者がエネルギーについて触れたとき、彼は「私は体中が震えています。ここのエネルギーレベルはとても高いですね」と言った。
「これが一番重要なことです。エネルギーはほかでもなく生命です。平和、感謝、愛、これらはすべて最高の振動周波数を持っています。ほとんどの人は、私たちが皆つながっていることに気づいていません。私たちはいずれも振動する生命であり、大きな全体の中でつながっています。そして私たちは皆、同じ源から来ているのです。神と呼ぼうが、仏陀または宇宙と呼ぼうが、私はそれを宇宙と呼んでいます」
「すべての人に真相を知ってもらうことがとても重要」
反迫害に声援を表明した、ドイツ・ゲッティンゲンから来たブロロフスキーさん |
ドイツ・ゲッティンゲン出身のアンニャ・ブロロフスキーさんは、旧市街広場での学習者の活動を見て、声援の署名を行い、「この人たち(中国本土の学習者)は自由に生きていくべきです。誰もが自分の人生を有し、自分の権利を持つべきだと思います」と述べた。
中共が法輪功を迫害し、自国民が「真・善・忍」に従って修煉することを許さない状況はあまりにもひどいと彼女は感じているという。「このような(中共が統治する)環境で育った子どもは自由とは何かを知りません。(中共が支配権を手に入れる)以前に生まれた人たちなら、自由とは何かを知っています。人は自由であるべきなのです」
ブロロフスキーさんは、学習者はみな穏やかで、現場の雰囲気もとても良いと感じたという。彼女はまた、学習者が中共の迫害の悪事を暴露することはとても重要だと感じていると言い、「こうすれば、皆さんに本当の状況を知らせることができます。ときには、テレビでは許されているものしか見られません。(学習者がやっていることは)特に、(以前は)とても遠くにあると思っていたことがそれほど遠くなく、身近にあるかもしれないということを人々に気づかせることができます。一体どんなこと(中共による法輪功学習者の生体臓器摘出)が実際に起きているのかを人々に周知すべきです」と述べた。
ドイツのベルリンに住む中学生のハンス・ユルゲンさんと、最近大学生になったばかりのグスタフ・シュミットさんは、他の数人の友人とともに、迫害と闘う学習者を声援するための署名を行った。
「他人の幸せは僕の心にも波及してきます。他の人たちがうまくいけば、僕にとってもいいことです」とハンス・ユルゲンさんは言った。シュミットさんは同意し、「誰もが美しいものを手に入れ、同じ権利を持つべきです」と言った。
彼らは皆、パレードと集会の雰囲気が良いと感じたという。ハンス・ユルゲンさんは「彼らは中国文化をよく表現しており、よくやったと思います。ヨーロッパでは、メディアを通じて中国文化に対する誤解が生じることがあります」と述べ、シュミットさんは活動が多様で、「印象的でした」と述べた。
中共が「真・善・忍」を実践する学習者を迫害していることについて、ハンス・ユルゲンさんは「ひどいことだと思います」と述べた。