【明慧日本2023年8月26日】年配の同修Gさんの体に良くない状態が現れ、突然意識不明になり、子供たちに病院へ運ばれ、手術後すぐに集中治療室に収容されました。一週間の間に医師はGさんに4回危篤通知を出しました。その後、Gさんの意識が戻り、自分の身に起こったことを全て理解した時、退院を求め、治療と投薬を止めて、全てを師父に任せると言いました。主治医や子供たちは心配しましたが、Gさんに逆らうことができず、入院して22日後に退院しました。
私はGさんが家に戻って3日後にお見舞いに行きました。Gさんはベッドに頭をもたれて、師父の講法ビデオを聞いていました。一講が終わると、私たちは交流しました。
私は師父がGさんの命を救ったのだと話すとGさんは涙が止まらず、師父の慈悲と、大法は偉大であり、修煉も厳粛であり、大法が自分を守ってくださらなければ、この世にはいなかったと言いましたが、親子の情という関門をなかなか乗り越えられず、子供たちもGさんをベッドから出さず、煉功もさせません。食べ物や飲み物を出し、ずっと見張られていて、Gさんはこのままではガマンできないので、子供たちに自分が好きなようにしてもらえるよう話してほしいと頼みました。私は「それは出来ないです。これは修煉であり、自分でやらなければなりません。親子の情を放下し、自分のことをお年寄りや病人だと思わないようにし、本当に放下すれば師父がきっと助けて下さいます」と言いました。Gさんはうす笑いをしながら「分かりました、この関門は必ず乗り越えます」と言いました。
2日前、私はGさんにあなたを訪ねるというメールを送りました。Gさんは「あなたの家の近くの公園で会いましょう」と返信してきました。私はすぐ「やはりあなたの家の近くの公園で待ち合わせた方がいい」と返信しました。Gさんは「もうこれで決定、私が行きます」と返信しました。Gさんの正念が戻ったと、私は心の中で喜びました。
二人が顔を合わせた瞬間、私は思わず微笑みながら「お姉さん、とても早く回復したね」と言いました。
Gさんは「表面だけを見てはいけない、実は内面は…」、私は「そんなことを言わずに、見た目と同じですよ、全て仮想です」と彼女の話を遮りました。
私はしばらく興奮して話し、真剣になりすぎ、Gさんは圧倒された様子でした。
私は、「相は心から生じる」[1]、「物事の善し悪しは人間の一念によるものであり」[2]です。よく考えて、悟ってください」と言いました。
Gさんは我に返り、右手で後頭部を叩き「なるほど、関門を乗り越えられないということは悟りが足りないからですね」と言いました。
私は「お姉さん、先ほどの言い方はきついかもしれません。お許しください」と言いました。Gさんは「許すどころか感謝しなければなりません」と言いました。
Gさんはそう言うと頭を高く揚げ、一周歩きながら「相は心から生じる」[1]、「物事の善し悪しは人間の一念によるものであり」[2]と唱えていました。
注:
[1] 李洪志師父の著作:『各地での説法十』「大紀元会議での説法」
[2] 李洪志師父の著作:『轉法輪』